東京メトロ０５系１～４次車

　東京メトロ東西線では１５０００系の投入に伴い、現在の主力車両である
　０５系
　の動向が注目されています。特に行先表示器が幕式の第１次車～第４次車は東西線から追い出されるのではと憶測が出ているほどです。特に幕式の車両は第１編成～第１３編成であり、１５０００系は１３編成投入される事から数が一致している事が伺えます。

　上の写真は
　１次車
　のトップナンバー編成です。１次車は１９８８年に登場したもので、５０００系の後継車という位置づけになっています。これにより東西線で暫定使用されていた８０００系が半蔵門線へ転属しています。
　尚、１次車は他の車両とは前面窓の大きさがやや小さいのが特徴です。

　こちらは
　２次車
　の第４編成です。２次車は１９８９年に製造された第４～６編成が該当します。自動放送装置の取り付けなどの小さなマイナーチェンジが行われています。
　尚、写真の第４編成は他の０５系とは異なり、前面の遮光シートが未設置です（他の写真を比べたらお分かりになると思います）。

　こちらは
　３次車
　の第９編成です。３次車は１９９０年に製造された第７～９編成が該当します。車内案内表示器のＬＥＤの変更などが行われています。

　こちらは
　４次車
　の第１２編成です。４次車は１９９１年に製造された第１０～１４編成が該当しますが、第１４編成は後述のように試作車となっています。変更点は座席がバケットタイプになったことぐらいです。第１３編成までが行先表示器が幕式になっています。

　第１４編成は４次車に入りますが、東西線の混雑緩和のためにワイドドアが採用され、制御装置がＶＶＶＦインバータ制御になった事が大きなポイントです。これは試作車という位置づけで、ワイドドアは５次車から、ＶＶＶＦインバータ制御は６次車から本格採用されています。また、行先表示器がＬＥＤ化されたのもポイントです。

　０５系の初期車でもまだ２０年しか走っていないにもかかわらず、置換えが開始されるのですが、どのような動きをしていくのかは注目しどころですね・・・。


　P.S.

　京阪バス大阪地区に新車が入ったのことやけど、大津でＡ－１９３６とＡ－１９３８の２台が転入してきたねん。しかし、その代替が１９９１年式の３トリオではなく、２つの“６８７”だった事に驚きやった。まあ、最近は出番が比較的少なかったんやから、不調が原因やも。
　新車のＮ－３９８３、日本バス協会のよだれかけまで引き継いでたんや・・・。