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自転車に乗って、美味しいものを食べに行ってます。秋から春はスキー、夏は登山も。前十字靭帯断裂するも手術して復帰。

トレッキング日記-8日目-唐松岳-祖母谷温泉(16.4km)

2014-09-20 21:01:59 | 登山
唐松岳から祖母谷温泉まで、12km、下り標高差1900mの長い旅。


シーズン8日目
唐松岳-祖母谷温泉 5:11-14:34
距離約16.4km、累積標高差1,416m、所要5時間55分、平均2.8km/h、消費1,035kcal
今日のルート


※この所要時間は、筆者の体力と普段の歩き慣れている行程から踏破したもので、案内地図に示されている標準コースタイムよりも遥かに短い時間となっています。
同コース踏破を計画されている方は、ご自分自身の普段のタイムと体力から、適切な計画を立案していただきますようお願い申し上げます。

前から気になっていた、白馬の反対側、祖母谷温泉へ降りるコース。いつか行ってみたいと思っていましたが、今回2日間晴れそうなので、行ってみることにしました。
唐松山荘から祖母谷温泉まで標準コースタイムは8時間30分とあり、早立ちが推奨されるとのことです。いつものリフト運行を待ってからだと、唐松山頂着は10時前後。標準コースタイム通りだと到着が暗くなってしまうので、余裕を見て早めに出ることにしました。

朝は4時半起き、すぐに支度して出発。周囲はまだ真っ暗でした。
黒菱の駐車場に駐車して、5:11歩きはじめました。


東の空がようやく明るくなりかけていました。ヘッドライトはなくても歩けました。

この時間、リフトは動いていません。黒菱から全部歩きです。

40分ほどで八方池山荘にやってきました。

普段、リフトを利用していても並んだり、待ったりで40分くらい掛かっています。歩いても同じ、というところでしょうか。

八方池までは30分強かかりました。テントなど宿泊一式を持つとやっぱり重いです。

くもり空で、あまり冴えない逆さ三山ですが、一応撮りに行きました。

熊注意!

今回、一人の行程なので熊は本当に怖かったです。幸い、出会いませんでした。

扇雪渓。ここまで1時間10分。やはり普段よりだいぶ遅いです。


雷鳥の若鳥を見ました。

一生懸命逃げようとしていますが、まだ飛べないみたいです。
雷鳥の成鳥は、ゲーゲーとお世辞にも綺麗とは言えない鳴き声ですが、若鳥はキュルキュルとお腹が鳴るような声で鳴きます。
自分のお腹が鳴っているのかと思いました。

唐松山荘。2時間弱掛かりました。


せっかくだから山頂も。2時間10分。


雲海が美しかったです。


今日も剱岳が良く見えました。そして、右の方へこれから歩いて行くのです。


山荘でトイレを借りるついでに、道の注意事項を聞いてみました。
8時半出立じゃ遅い!と怒られるかと思って緊張しましたが、行程のポイントをとても親切に教えてくださいました。

8:26いよいよスタート。

テント場の方に降りて行きます。道はずっと山肌に沿って続いています。

クサリが出てきました。

道の難易度は高くないと思いますが、下の方が結構落ちているので、慎重に下ります。

唐松岳南側の道は、結構細いです。

高所恐怖症なので、緊張を強いられました。

樹林帯に入ると、道は穏やかになります。

MTBのトレイルみたいです。まあ、ここへ自転車を持っていくのは相当大変でしょう。

800mほど下って最低鞍部です。

ここから登り返し。

少し進むと、大黒銅山跡があります。コースタイム1時間40分より少し早く、ここまで1時間半。


これはボタ山の名残なんでしょうか。

しかしこんなところに銅山をよく作ったものです。

銅山の後はいよいよ餓鬼山に向かって登りです。


唐松岳と不帰ノ嶮が良く見えます。この角度から見ることはめったにないので、貴重な景色です。


白馬岳に連なる尾根。

明日、元気があったらこちらを登り返そうかと。

餓鬼山への登りは結構ややこしいです。

ロープが出てきたり。標高が低くなってきたので、暑いです。

黒部ダムが遠く見えました。

写真の中央、灰色の線がそれです。
今度ダムを歩くときは、真正面に餓鬼山が見えないか注意して見ないと。

餓鬼山到着、11:05。唐松山荘からコースタイム4時間のところ、2時間半。

結構順調でしたが、暑い暑い。

白馬三山を裏から眺めます。

このコースは基本は樹林帯ですが、ところどころ眺望が開けます。
珍しい角度なので、面白いです。

餓鬼山の尾根沿いは、木の根を超えていきます。

歩きにくいです。

餓鬼山避難小屋、11:50。

唐松山荘では、ここがほぼ中間地点と言われました。ここまで3時間30分。ということは到着は3時過ぎか。

再び、普通の登山道となります。


四十八曲りと言われる、苔のむした滑りやすい岩の道。

これは本当に歩きにくかった。

その後も斜面に沿って斜めにトラバース。

これもなかなか歩きにくい。

そうして艱難辛苦の末、14:26登山道終了。


祖母谷温泉到着です。

唐松山荘を出てから実に6時間、約12km、下り標高差は実に1900m。
山小屋は対岸です。


取りあえず、珈琲を沸かしました。


その後は温泉。

温泉はテント場から近いので、寒くなったらすぐに入りに行けます。

夕食を済ませたら、特にすることもなく就寝。

朝も早かったし、疲れもあってたっぷりと睡眠。

トレッキング日記-9日目-祖母谷温泉-猿倉(16.5km)に続く。


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