アウトドア日記(その他の山歩き日記)

山歩きなどのアウトドアの記録です。

京都清滝愛宕山から地蔵山を残雪の道を往復、下山は月輪寺道へ 2016年3月17日 その1

2016-03-19 09:27:47 | 山歩き
我が家の裏山の岩湧山から 晴れた日には京都清滝愛宕山が良く見える。
愛宕山とその奥の地蔵山はツインピークスになっていて 遠くから見たら
猫の頭と両耳にみえる。

愛宕山は2回ほど登った事があるが、地蔵山はまだ歩いた事がない。
今回愛宕山から地蔵山を往復してみた。
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この写真は去年末に金剛山から愛宕山を見た写真です。
右の耳が愛宕山で左の耳が地蔵山です。
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愛宕山から地蔵山往復 その1
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清滝の有料駐車場に車を止めて 歩き出したのが午前9時半。「五時半までに帰ってきてね」といつものように
念を押された。一日停めて500円なりです。
何でもかんでも、お寺を筆頭に町中で 観光客からお金をボッタクル京都にしては きわめて良心的です。
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この鳥居が 愛宕神社の表参道入口です。
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いきなり英語の看板がお出迎え。以前はなかったのになあ。
例のマナーの悪い東洋人たちのせいだなあ。ちゃんとあいつらの言葉で書いてやらんとなあ。

日本中の山を歩いて ヨーロッパ人と沢山であったり一緒に歩いたけど マナーはみなさん日本人より上だ。
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表参道の横に残骸が残っているのは 昔の登山鉄道の残骸です。
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参道の両脇には 点々と石垣が残り昔の茶店の面影をしのばせる。
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石碑の中に「太郎坊」と書いてあったので 義父のお墓のある滋賀県東近江市の太郎坊かと思い写真を撮っていたら
通りかかったおじさんが「太郎坊、次郎坊と言うのはこの山に住んでいたという天狗の名前ですよ」と教えてくださった。
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この日は普通の日なのだが 老若男女ハイカーが多い。
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参道には一丁ごとに丁石地蔵さんが置かれている。この神社は明治になるまで 神護寺の管理下にあったという。
だからもともとこの神社はお寺だったのです。
去年お参りした戸隠神社も元来山岳修験のお寺だったのです。
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二十丁茶屋跡に昔の写真が看板に貼ってありました。戦前は今の嵐山駅から愛宕神社まで 鉄道が敷かれていて
愛宕山は ホテル、スキー場、遊園地のあるリゾート地帯だったと書いてあります。
女の人の服装を見るとびっくりしますが 日傘をさして和服を着て草履をはいて歩いています。
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歩いているとあまりにも暑いので この二十五丁小屋で上着を脱ぎました。
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小屋の温度計を見ると なんと15度です。つい3日ほど前は 裏山の岩湧山で猛吹雪とブリザードの中を
よろめいて歩いていたのに なんということでしょう。激変です。
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二十丁小屋で知り合ったレディース軍団は ここ二十五丁小屋でダウン。
全員ハーハー言いながら「先に行ってください」といわれた。
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このあたりは眺めが良くて 亀岡から流れてくる保津川が見える。船下りで人気の川だ。
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京都の桂付近も見える。
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水尾からの道と合流する「水尾別れ」出は沢山の人たちが休憩していた。
先が長いので、お先に失礼します。
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さらに登ると 建物が残っていた。
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建物に看板があり、この建物は最近まで花屋さんだったらしい。仏花や樒などを売っていたそうです。
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ようやく黒門に到着。この門は古来「京口惣門」と呼ばれたと書いてあります。
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写真も飾ってありますが みなさん 普通の外出着ですねえ。
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この山で唯一のトイレに到着。昔の宿坊の境内にあります。
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境内にはまだ雪が残っていました。
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銅の鳥居に到着です。九州の英彦山は銅の鳥居がスタートでした。
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鳥居には 猪が彫られています。これは仏教の魔利支天と関係するのかもしれません。
魔利支天は猪に乗って現れます。
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さらに残雪を眺めながら 石段を登り続けます。
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ようやく愛宕神社神門に到着しました。
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境内にはまだ雪が残っていました。
この横に休憩室もあります。
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愛宕山 その2へ続く
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京都清滝愛宕山から地蔵山を残雪の道を往復、下山は月輪寺道へ 2016年3月17日 その2

2016-03-19 09:27:22 | 山歩き
愛宕山から地蔵山往復 その2
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渡り廊下を進み 奥宮にもお参りする。祭神は詳しく見ていませんがどうせ京都の神社なので
徐福やその子孫たち、素戔嗚や物部王家と思っていましたが、大国主(古代出雲王家第八代大名持ちの八千矛王)も
祀られていてびっくり。
ちなみにここは「火伏せの神さん」つまり火事を防いでくれる神様で、ありがたいお札を貰いに全国の
愛宕神社の氏子さんたちがいらっしゃいます。
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手元のGPSを見るとこのあたりは標高928mと表示されていました。残雪も多いです。
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ふつう猪に乗って現れるのは 魔利支天ですが、もと寺院のここは猪に乗り天狗さんが現れます。
こちらは先ほど参道で地元の方に教えていただいた「太郎坊」さんでしょうか。
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神社の階段を下りて山道へ行く途中で 地元の方が樒か榊を神社へ納められるのに出会いました。
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ここが神社参道と登山道の分岐点です。沢山の人が休憩していました。
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暫くは 平坦な植林帯の道を進みます。
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突然視界が開けて 京の街並が現れました。
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さらに進むと今度は 残雪を被った山が二つ見えてきました。
写真を撮っていると 一人のおじさんが歩いてこられて「左が武奈ヶ岳、右が蓬莱山」と教えてくださいました。
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どこへ行くのかと聞かれたので「地蔵山へ行きたいのですが」というと「分岐が分かりにくいので途中まで付いておいで」
といわれたので付いていく事にしました。
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道は雪が解けてグチャグチャです。
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やがて竜ヶ岳分岐を過ぎました。
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おじさんはとても足が速くついていくのに必死です。亀岡から来られたということです。
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スキー場はあとでよってみることにします。とにかく今は必死で付いていく。
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やがて右手に山が見えてきました。地蔵山だそうです。
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暫くは急坂が続きますが、必死でおじさんを追います。
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ここが地蔵山への分岐点だそうです。「えー!これが。」と思わず叫びました。標識も何もありません。
「あとは一本道だからまっすぐ行けばいいよ」と言い残しておじさんはすたこら歩いていかれました。

その背中に大きな声で「アリガトウございました。おかげで助かりました」と言うと振り返らず
軽く手を挙げてそのまま歩いていかれました。無口で親切な方でした。
教えてもらわなければ この分岐は絶対に分からんなあ。
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一本道といわれてもナア。踏跡しかないしナア。
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歩くうちに右手にスキー場のようなものが見えてきたけど、ひたすら踏跡を探して進みます。
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所々にピンクのテープをぶら下げながら進みます。帰路に道間違えすると 車を取りに戻る手段がなにもなさそうな、
とんでもない方向へ下山しそうな気がします。高雄の奥か 亀岡か。
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見通しの利かない道を進んでいると、突然反射板が現れました。
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そのすぐ先に見えるのが地蔵山だと思えます。
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見通しの無い山道を進みます。登りがきつくなってきました。
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突然広場に出ました。ここが山頂です。標高947メートルと書いてあります。
ガーミンのGPSには何も表示がありませんが地蔵山山頂なのでしょう。
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残念ながら見通しは全くありません。キョロキョロしていて岐路を間違えたら大変なので暫く休憩してすぐに引き返します。
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愛宕山を見ながら引き返します。おにぎりを食べながら歩きました。
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ようやく反射板が木々の間から見えてきました。一安心です。
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愛宕山その3へ続く
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京都清滝愛宕山から地蔵山を残雪の道を往復、下山は月輪寺道へ 2016年3月17日 その3

2016-03-18 22:43:06 | 山歩き
愛宕山から地蔵山往復 その3
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反射板の付近は見晴らしが良く、集落が見える。亀岡市千代川あたりの集落だろうか。
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反射板は 何をどこに反射させているのだろうか。反射板のほうを見渡しても山しか見えない。
普通は鉄道の線路が見えるのだがなあ。
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歩いて行くと すぐに見通しの利かない森の中に入ります。
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往路に取り付けた ピンクの紐をキョロキョロと捜しながら戻ります。
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やっとあの分かりにくい地蔵山分岐に戻ってきました。
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暫くは往路の足跡を辿りながら戻ります。雪はさらに溶けてグチャグチャです。
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振り返ると地蔵山が見えました。
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愛宕山スキー場跡とはこんな場所なのでしょうか。
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来るときには気が付かなかった分岐がいくつもあります。GPSの軌跡を確認しながら戻ります。
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当初計画では岐路は「首無し地蔵」経由で帰るつもりでしたが、途中道案内してくださった亀岡のおじさんが
「道は分かりにくいよ。それと台風で道が崩れた場所があり 高巻する必要があるよ。月輪寺周りが
早くて安全だよ」と仰ったので 素直に従う事にしました。
地蔵山分岐の 分かりづらさや 地蔵山への道が不明瞭なので もう懲りました。
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月輪寺分岐まで戻ってきました。本当はこの道は歩きたくなかったのです。
後で述べますが、月輪寺の御住職の尼さんに通行料をせびられるからです。
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この道の最初は見晴らしが良く、とても気持ちのよい道です。
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京都市右京区あたりが良く見えます。遠くに微かに京都タワーの蝋燭姿が見えます。
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植林帯のジグザグ道をドンドン降りていくと 突然手書きの看板がありました。
夜間は通行禁止と書いてあります。
その後も立て続けに何枚も「夜間通行禁止」が数枚出てきました。
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この月輪寺の境内を通らないと下山できません。以前からこの寺に独居されている御住職の尼さんが
下山中に出てこられて

「この寺は檀家も居なくて 生活が苦しいし寺の維持も難しい。野菜を植えても鹿やサルたちに食べられてしまい
情け無い。よって少しでも良いから寄付をしてください」と500円を寄進させられた事が3回ある。
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今回は恐る恐る通りかかると 一人の女性ハイカーの肩が尼さんに捕まり、お話の相手をされていたので
是幸いに そそくさと通り抜けました。少しですがお賽銭を賽銭箱に入れさせていただきました。
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境内には以前より増して 「タバコをすうな。大声を出すな。ここから先は入るな。」などと
張り紙が沢山張られていました。終いには「息をするな」といわれそうなので 早々に退散しました。

大晦日などに初日の出を拝むために 夜中にこの境内を大声で歩くマナーの悪い奴らに 困られたのでしょうが
それにしてもちとやりすぎの感がしないでもありませんが。

でも満開の梅ノ木の横は浴室です。夜中に入浴中に どやどやがやがやワイワイ騒がれたらイヤでしょうねえ。
女性の一人暮らしですから。
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ジグザグの山道をドンドン下ると 川の水音が聞こえてきました。山ツツジの花があちこちで咲いていました。
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ようやく林道に下りてきました。「月輪寺はこちらですよ」「ここから月輪寺へ行けますよ」と手書きの看板が
10枚ほど架かっていました。「沢山お寺に来て欲しいけど夜は来ないでね」と言うことなのでしょう。

※夜間通行禁止の理由は「増え続ける事故防止のため」と書かれています。
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今度は何時来れるか分からないし、もう月輪寺道は通らないかもしれないので空也の滝へ寄って帰ります。
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急な登り路が続き、鳥居がいくつかあります。
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最終鳥居を潜ると空也の滝があります。
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霊感漂うような神秘的な雰囲気です。
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滝の右手にはお不動さんが祀られていて、左手には役行者(えんのぎょうじゃ)と枯れに付き従う「前鬼、後鬼」
の夫婦が控えています。

※役行者に「御前たちはこの山に留まり、修行をする人たちのために尽くせ」と命令された夫婦の従者「前鬼後鬼」
の御子孫は 1300年以上経った今も 奈良県上北山村で宿坊「小仲坊」を営んでおられます。現在は61代目当主
五鬼助義之氏です。
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後は林道をテクテクと30分弱歩きます。
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途中に高雄への分岐があります。モミジで有名な京都三尾といわれる栂尾(とがのお)高山寺、槇尾(まきお)
西明寺、高雄(たかお)神護寺へのハイキング道です。
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林道の下から もくもくと言いにおいの煙が立ち上ってきました。河原でバーベキューをしています。
私が車を止めた有料駐車場の敷地の下です。
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9時半にスタートして午後3時半に帰着。閉門に間に合ってよかった。
あの亀岡から来られたおじさんの導きがあればこそ順調に歩けました。
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実際に歩いた記録です。
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アップダウンを入れると標高差は1000メートルを越えていました。
歩行距離は16.4キロです。歩行時間は愛宕へ2時間、地蔵往復2時間、下山2時間の計6時間で休憩無しでした。
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別の日の岩湧山頂から見た愛宕山です。左の奥に猫の耳が見えます。直線で約30キロです。
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