大阪府八尾市ま近鉄電車服部川駅から高安山へ上り、そのまま信貴山へ歩き、お参りして、高安山に戻り そこからケーブルカーで下山した。
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この登山案内地図のように、近鉄服部川駅をスタートしたかったのだが、駅の近くには駐車場がなく、遠くのホームセンターに止めて歩き出した。
※ちなみに帰りにこのホームセンターで庭の玉砂利と鉢植えのハイビーを合計約2000円購入しました。
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ホームセンターから歩いていくと畑の真ん中に駅が見えてきた。
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この駅をスタートする。
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正面に生駒信貴の山並みを見ながら住宅街の中を歩いていく。かなり急な登り道だ。
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ここでようやく山道へ入る。歩き出して一時間だ。
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右へ分岐して山道へ入る。「イノブタに注意」と書いてあるがイノブタとはなんだろう。普通の山にいるのは猪なんだが、生駒山系には豚もいるのだろうか。
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急な山道をひたすら登る。「イノブタ」なるものに出会えるのが楽しみだ。イノシシやツキノワグマにはよくお会いしているのだが。
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三十分ほど山道を登ると、休憩所の標識が出てきたのでそちらへ。
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森の中に小さな東屋がある。残念ながら回りはまったく見えないが、せっかくなので小休止する。
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山道を歩きながらよく見ると、石垣があちこちに積んであるのがわかった。
古くから使われてきた生活の道かもしれない。
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突然道路に出た。「信貴生駒スカイライン」と標識に書いてある。仕方ないのでそのまま道路を歩く。
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すぐに大きな看板があった。ここを入るべきところ案内標識がないのでしばらく道路を歩いたが、登山地図には道路を歩くようには書いてないので、先ほどの看板のところまで引き返した。
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大きな宗教看板のところから分岐して横道に入るとすぐにゲートがあった。案内標識もなにもなく、どうしようか迷ったが横をすり抜けた。
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しばらく歩くと右から山道が突き上げてきて、合流した。ここに案内標識が立っていた。これではわかりづらい。私が上ってきた山道は八尾市の立てた案内標識どおりに歩いてきたので、せめて先ほどの道路際の宗教看板の場所にも 案内標識が要ると思う。
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分岐を右へ進む。ここには ちゃんと案内標識があり、助かる。
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宗教施設の中を歩く。何か異様な雰囲気だが 進まないとしようがない。
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突き当りを左へ歩く。ここを右へ進むと帰路に予定しているケーブルカーの駅がある。
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今度は山道をどんどん下りだした。帰りが心配なほどどんどん下る。
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道路を越えてまだどんどん下る。
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案内標識があり、ここは高安城倉庫跡らしい。大きな基礎石が九つほど並んでいる。
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その先にも倉庫跡があった。こちらは眺めがよく ナニワ平野が見渡せるが、残念ながら霞んでいてほとんど何も見えない。
高安城およびその倉庫は天智天皇が作らせたらしい。中大兄皇子のころ、百済が唐新羅の連合軍に攻められて滅亡寸前になり、和国に助けを求めてきた。百済救済のため出兵するも、白村江の戦いで和国は敗退し、その後 唐の来襲を恐れた天智が 各地に山城を作らせたひとつが、高安城ということだ。
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さらにどんどん進むと半分腐ったベンチがあるがさらに下る。
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分岐を左へ進む。標識によると右は「信貴山門前町」と書いてある。目的地、信貴山は近いのだ。
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今度は一転して登りとなる。道はよく整備されている。
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すぐに広い道と合流するので右の登り道を進む。
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「信貴山城」という旗がたくさん立っている。山頂は近いと思える。
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ここが山頂の城跡らしい。城主の松永久秀が信長に半期を翻したため、攻め滅ぼされてから、廃城となったと書いてある。
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さらに上へ道が続くので上ってみる。
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山頂には 空鉢堂と呼ばれるお社があり、竜神が祀られていた。この神さんは時々巳(みい)さんの姿(へび)でお姿を現すことがあると書いてある。
これは古代出雲王国の龍蛇神信仰の名残だ。
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展望台もあり、案内書では金剛岩湧の峰もよく見えると書いてあるが、残念ながら天気はよいのに 霞がひどく何も見えない。
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次に今回の目的地「信貴山朝護孫子寺(ちょうごそんしじ)に参拝すべく、急坂をジグザグにどんどん下りていく。
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降りていくと 突然 多宝塔に出た。
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更に坂道を降りながら周りを見ると たくさんの建物が見える。とても大きなお寺だ。
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突然大きな声で けんかをしているような怒鳴り声が聞こえた。読経のようだ。初めて聞いたが 恐ろしい大声の読経だ。「朝護孫子寺」と額に書いてある。
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さらに道を降りていく。とても広い境内だ。
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周りの木々の間からたくさんの建物が見えている。
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帰り道を常に確認しながらさらに進む。迷路のようだ。
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宿坊もあるが
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それも一坊や二坊ではなく たくさんあるようだ。
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あまり深入りすると迷いそうなくらい広い境内だ。
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まだまだ建物はあるが、ここらあたりで引き返すことにした。本当は門前の土産物屋街まで行きたかったのだが、迷路のようで 帰り道が心配になってきた。
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今度は急坂をジグザグに登り続ける。なかなかタフな山道だが、ところどころにお地蔵さんがいて 見守ってくれているようだ。
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上り続けて ようやく「ケーブル駅分岐」地点まで戻れた。やれやれだ。
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高安山気象観測レーダーに出た。
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このレーダー横の空き地が「高安城跡」らしい。説明看板があった。
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この立体交差している下の道が、下の駅(信貴山口)への下山ルートらしい。ケーブルの時間は40分に一本なので場合によっては この道を下ろう。
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駅に着くと、あと10分で発車だ。このケーブルに乗ることにする。片道550円だ。
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ケーブルカーが待っていた。信貴山朝護孫子寺はいたるところにトラの置物があったが、電車にもトラの絵が描いてある。
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朝護孫子寺は聖徳太子が物部の守屋との戦の戦勝を祈願してこの山でお祈りすると、毘沙門天が現れて必勝法を授けたという。それで「この山を貴ぶべし、信ずるべし」とおっしゃったので、信貴山と名づけられたと説明看板に書いてある。更に毘沙門天が現れた時が、寅年、寅の日、寅の刻というのでこの寺にはたくさんの張子の虎があるというわけだ。
まあ厩戸皇子が実際に戦勝祈願したかどうか、そんな寺はほかにも八尾市の大聖勝軍寺などにもいわれはあるし、後から作られた聖徳太子創造伝説のひとつだろう。
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乗り込んでしばらくすると発車した。
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時々八尾の街並みが見えるがほとんどは森の中だ。
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駅について振り返ると、山の上は真っ黒な雲に覆われていた。急いで歩き出す。
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駐車場につくと、山の上の黒雲が どんどん迫ってきて、あっという間に雨が降り出した。すばやく着替えて ホームセンターで買い物をして車に積み込むと同時に 土砂降りの雨になった。
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歩いた記録。
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高度と距離の記録。登った高さは700mを超えていて、歩いた距離は12kmだった。
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