アウトドア日記(その他の山歩き日記)

山歩きなどのアウトドアの記録です。

中央分水嶺高島トレイルを歩く 起点 2012年7月10日

2012-07-12 11:49:00 | 山歩き

中央分水嶺というのは、降雨を日本海側と太平洋側へ分ける尾根を

言うそうだ。滋賀県高島市(旧高島郡マキノ町、朽木村)の高島トレイルは

その中央分水嶺として、トレッキングで人気があり 今回歩いてみた。

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今回は起点と終点を歩いたが、結論から言うと 登山口の標識がまったく

無くて、苦労した。とってつけたような 真新しい「高島トレイル説明看板」は

立ててあるが、肝心の登山口がわからず苦労した。

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00trail1_2

愛発越(あらちごえ)と言うのがトレイルのスタートらしいが、国道161号線

には その標識はまるで無い。何回も行き来したが「登山道入り口」どころか

「愛発越」の看板も無い。

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1_2

国道沿いに 幽霊屋敷のような建物(敦賀国際スキー場と書いてあるが

相当崩壊している)の前に、空き地があり、垂れ下がったチェーンを踏み越え

て 中へ入った。

もう一台福井ナンバーの車が入ってたから、入れた。

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3_2

スキー場らしいところへ勝手に入っていく。

国境(くにざかい)スキー場と書いてある。

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4_2

ゲートらしきところに、真新しい「高島トレイル」の説明看板はあるが

さてどこから入るのか 想像もつかない。案内がまるでない。

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5_2

結局ゲレンデらしい斜面を勝手に登る。

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7_3

上りきったところを散々探し回り、やっとテープを発見。ここが

入り口なのか。ほかにもテープがつけてあり、ここから入れそうだ。

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8_2

しばらく登るとやっと標識があった。

手前の「国境スキー場」と言う方向から来たが、右手からも「国道161号」

と書いてあり、そちらが入り口らしい。

※帰りにそちらへ廻ったが 道は無かった。

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9_3

1時間ちかく登ると 国道161号線とあの幽霊屋敷が見えた。

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10_2

歩き始めて1時間半でようやく、「高島トレイル」に出た。

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11_2

この辺は豪雪地帯らしく、スキー場側へ 皆木が倒れている。

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12_2

やがて高い山が見えてきた。あれが「乗鞍岳」らしい。

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15_2

2時間かかって山頂に着いた。山頂標識は立派だ。

三角点もある。

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16_2

半分崩壊した建物がある。中へは入れない。

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175_2

山頂から琵琶湖が見える。竹生島と海津大崎だろうか。

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18_2

更に歩いて行くと、電波塔が見えてきた。

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19_2

近づくと建物もある。

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20_2

更に歩くと別の電波塔も見えて来た。道路もついている。

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21_2

人が動いているが望遠レンズで覗くと自衛隊のようだ。

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22_2

近くへ寄ると やはり自衛隊の方々だった。

隊員の方に聞くと、仮設電波塔を立てて交信しているそうだ。

それ以上 あまり深くは聞かなかった。

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25_2

しばらく進むと今度は右手、日本海側へ木が倒れている。

トレイルを進む。きれいな森だ。

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21

尾根のあちこちで「岩弁慶」という高山植物が咲いていた。

このあたりは日本海に近く 豪雪地帯なのだろう。

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710

ちいさくてかわいい小茄子の花

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17

笹百合は山道のあちこちで 今頃咲いていた。

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07

山法師の終わりかけの花。

トレイルのあちこちで咲いてピンク色になっていた。

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02

小さな蔓蟻通しの花

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26_2

トレイルは 巨木や、ぶなの森があり、歩いて楽しい。

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28_2

突然開けて、送電鉄塔があった。ふりかえると右手に電波塔が

かすかに見える。あそこから遥々歩いて来たのだ。ここで昼食にした。

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更にきれいな森の中を進む。アップダウンも少なく、歩いていて楽しい。

電波塔から1時間くらいのポイントで引き返したがあとで調べたら

もう少しで「黒河峠」だった。

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30

帰路 再び電波塔へ登る。

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31 

電波塔から歩いてきたトレイルを振り返る。

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324

再び乗鞍岳を乗り越える。

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336

乗鞍岳山頂から遠くに高い山が見える。

坊村の武奈ヶ岳だろう。

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347

やっと 国道161号と幽霊屋敷が見えてきた。

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分岐で「国道161号へ」と書いてあるほうへ進むとなんと砕石場へ出た。

しかも、断崖絶壁の上だ。あわてて引き返し、道を探すが道はない。

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36

無理に斜面を降りると、湿地帯と藪の中に出た。

国道を走る車の音を頼りに 遮二無二進む。

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藪の中を進むとようやく幽霊屋敷が見えた。

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01gm_3

今回歩いた歩行軌跡だ。もう少しで黒河峠だった。惜しいことをした。

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歩いた高度の記録だ。歩行距離は12キロ弱、歩行時間は6時間だった。

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高島トレイル終点を歩いた続きはこちら。

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中央分水嶺高島トレイルを歩く 終点 2012年7月11日

2012-07-12 11:47:59 | 山歩き

今回の高島トレイルは 全長80キロあるらしい。二日目に終点を歩いてみた。

終点は朽木村で、京都市左京区と接している。

国道367号線を「朽木渓流魚センター」の案内で山道を入ると

大津市、京都市左京区久多、朽木村(高島市)とめまぐるしく変る。

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今回の終点も、結論から言うと 登山口の標識がまったく無くて、苦労した。

とってつけたような 真新しい「高島トレイル説明看板」はここにもあるが

肝心の登山口がわからず探し回った。

たまたま通りかかった農家の軽トラの方に聞くと、この方がまた親切な人で

めっぽう山に詳しく 沢山教えていただいた。

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50trail2

ミドリのラインが今回歩いたコース。

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5103

朽木桑原の「桑原橋」を渡ってすぐ、「観光トイレ」があり、その近辺を

散々探し回ったが判らなかった。

たまたま このゲートから出てこられた方が親切で山に詳しくて助かった 。

この林道を行くと三国岳登山口の標識があるという。

この道の左手には、経ヶ岳登山口があるという。チェーンを外して入り、

この先の空き地に駐車して登ればいいと教えていただいた。

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52

しばらくは林道を歩く。

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53

ここにはきちんと標識があり助かった。

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尾根筋の道を登る。所々急坂がある。

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555

時々朽木村の集落が見える。桑原かその先の古屋か。

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1時間40分ほど歩いて、ようやくトレイルに出た。

三国岳は更に30ほどかかるらしい。林道出口で教えていただいた方は

山頂まで45分で登るらしい。70歳半ばに見えたが、毎日山仕事で

山に登っていると言われた。

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右のトレイルをしばらく進む。

左が京都美山から日本海へ。右が安曇川から琵琶湖、太平洋へ。

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58

巨木の森だ。歩いていて楽しい。

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その先の鼻から先が、急激に落ち込んでいた。

雨が降りそうなので、ここらで引き返し、三国岳へ。

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60

倒木の森だ。

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61_2

経ヶ岳への分岐だ。ひとまず三国岳へ。

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62

三国岳(さんごくだけ)山頂、959m。

正面の「鳥獣保護区」看板は京都府と書いてある。

三国とは近江、若狭、山城の三国のことか。ちょうど三国の境だ。

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新しい立派な標識。登山口にも欲しいなあ。

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遠くに見えるは、坊村の武奈ヶ岳か。

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引き返して、経ヶ岳への尾根道を行く。

経ヶ岳山頂には経塚があると教えていただいたのでそれを見るのが

楽しみだ。

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へんてこな木が多い。

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68_2

分岐に出た。しかし経ヶ岳への道案内どおりに進むと、すぐに道はなくなる。

斜面を這いずり回り、道を探したのだが、ついに見つからなかった。

雨が降りそうなので、経ヶ岳はあきらめて 朽木桑原への下山道を降りる。

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697

シイタケ栽培場に出た。

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すぐに林道にでた。

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新しいトイレの前に出る。

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72_2

トイレ前の看板は「高島トレイル」の説明で、道案内はまるで無い。

経ヶ岳へは手作り案内標識が小さくあるだけだ。

登山客を増やすなら、もっと案内標識を立てなければ。あまりにも寂しい。

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73

ついに雨が降り出した。きれいな山村風景だ。

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746

あぜ道には花が沢山咲いている。山から雲が下りてきた。

とてもきれいだ。

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51gm

今回歩いた歩行軌跡だ。経ヶ岳へはまだ相当距離があった。

三国岳直下の分岐から 2.9キロと書いてあり、そのうち1.7キロ歩き、

あと1.2キロで道を失った。

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75

歩いた高度記録だ。三国岳は959mとトレイルで一番高い山かもしれない。

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