アウトドア日記(その他の山歩き日記)

山歩きなどのアウトドアの記録です。

残雪の高見山  209年2月12日

2009-02-13 19:06:34 | 山歩き

高見山に登ってきました。高見山は奈良県東吉野村にあり、三重県との県境にあります。国道166号線の、高見山登山口付近に車を停めて、歩き始めました。今回歩いた地図を添付します。

1

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

登山口です。名水が湧き出ていました。

63

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

石畳の登り道です。この道は昔は「南伊勢街道」またの名を「紀州街道」と呼ばれ、お伊勢参りや大峯参りにたくさんの人が行き来したと、説明文にありました。

67

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

暫く歩くと小峠です。ここで林道と合流します。

72

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「熊に注意」の看板がありました。しかし熊を育むような深い山とは思えないけどなあ。植林だらけで、しかも林道があちこち走っているし。こんな山に熊はいないよお。

74

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

暫く林道を歩き、すぐにまた山道に入ります。少し歩くと大峠(高見峠)です。

89

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ふと下を見るとなんと駐車場があり、たくさん車がとまっていました。何のことは無い、ここまで車で登ってこれるんやないかあ。こんなインチキ登山して面白いのかなあ。

88

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

やがて頂上直下です。ここに来て初めて雪が残っていました。

04

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

山頂付近では、木に雪の花が咲いていました。

14

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

山頂直下の休憩所で、たむろする人たち。ここまで来たからにはさっさと山頂まで行けばいいのに、ここのほうが日当たりが良く 気持ちがよいのでしょうか。遠くに見えるのは大峯山脈です。

80

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

山頂です。沢山雪が残っていました。山頂の神社は「高角神社」で、神武東征のおり、紀伊山中で神武天皇を道案内したという「ヤタがらす」が祀ってあります。

21

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

山頂の西側には展望台があり、その下には避難小屋がありました。風が強いのでその中でお昼ご飯を食べていたら、オバサンの団体がワーキャー騒ぎながら入ってきて、それはそれは大騒ぎ。よほど「もっと静かにしてね」と言うてやろうかと思ったほどです。避難小屋はみんなのものです。もっとマナーを守って、静かに使いましょう。

22

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

展望台からは、大峯の山々が良く見えました。山上ヶ岳は右手に霞んでいましたが、正面には大普賢岳がはっきりと見えました。

R25

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

世界遺産大峯奥駆道の大普賢岳を登った記録はここから入れます。

http://www17.ocn.ne.jp/~hase-you/diary4/2008-6-2.html

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

登ってきた道と反対の西側の道を、下山しましたがこちらは凄い雪でした。かなりの圧雪でしたが、太陽があたって融け始め、アイスバーンではなかったのでアイゼンなしでスムーズに下山できました。小峠で登ってきた道と合流します。

29

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

高見山は標高1.250mで冬期の樹氷が有名です。かなり山の上に駐車場があり、車で登ってきて、40分ほど登ると山頂なんて簡単登山が出来て、楽でいいのですが、くれぐれも山をなめないで、装備だけはきちんとしたいものです。特に冬場は天気が急変しやすいから。

手軽に登れるから、ゴミも目立ちました。(別にここだけではなく、ダイトレもあちこちゴミが散乱していますが)ゴミを持ち帰るとか、小屋の中で大声で騒がないとか、最低限のマナーを守りたいものです。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

所要時間は 登山口ー40分ー小峠ー40分ー大峠ー40分ー山頂 登りは2時間。下りは1時間40分でした。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

山歩きのトップページはこちらです。 http://yochanh.sakura.ne.jp/yamatabi/index.html

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ウエブのトップページへはここから戻れます。 http://yochanh.sakura.ne.jp/

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

奈良県桜井市 音羽三山縦走記 2009年2月7日

2009-02-07 10:12:32 | 山歩き

奈良県桜井市に、蹴鞠で有名な 多武峰(とおのみね)談山(だんざん)神社があります。陰謀や惨殺で我が天下を築いた藤原氏の始祖、中臣鎌足ゆかりの神社です。

その近くに音羽三山といって 900m前後の山が3つ連なり 縦走のハイキングコースになっています。音羽山、経塚山、熊が峰の三山です。

2月3日に、車で河内長野市を出発し、音羽山中腹の「音羽観音」駐車場に駐車して 歩き出したのが午前9時半でした。

駐車場から音羽観音寺までは、十五丁くらいで 一丁おきに石碑が立っています。急な坂道ですが、すぐにお寺に着きました。お参りしていたら、若い美人の尼さんが出てこられ、暫く世間話をしていましたが、「上がってお茶でもどうですか?」と勧められましたが、先を急ぐので丁重にお断りして 山道を登りはじめました。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

駐車場にあった、音羽三山の案内図です。

2_2

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

音羽観音寺への参詣道にある、一丁ごとの丁石です。ここには「音羽へ十四丁」と書いてあります。

07

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

沢筋を登ります。踏み跡とテープ目印がたよりです。

4 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

音羽山山頂です。ハイキング案内書を信じてこのまままっすぐ歩いたのがまちがいでした。まさか案内書に嘘を書くとは思いませんものねえ。

18

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

これが問題の、間違った案内書です。音羽山山頂ではまっすぐ進まないで、右135度方向ーつまり右後方にUターンする感じで進まないといけないのです。そのまま まっすぐ進めば、どんどん山を下り NTTドコモの大宇陀無線中継基地に出てしまいます。結局2回も 山頂とドコモ基地の間を往復し、分岐道を探したけど わかりませんでした。

Map40

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

2時間ほど散々迷った挙句、諦めて 音羽さん山頂から引き返そうとして、やって来た道と ほぼ同じ方向に 別の道を見つけました。それが経塚山への分岐道でした。歩き出すと 30分足らずで経塚山でした。

29

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

経塚山からは そのまままっすぐ 踏み跡の道を進みますが、この辺から道が怪しくなります。熊笹が生い茂り道が不鮮明になります。所々に付けられたテープがたよりです。私も いつでも引き返せるように テープを結びながら進みました。下の写真は経塚山を下るときの眼前の熊が岳です。

33

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

熊が岳直下のすごい熊笹地帯です。もう道がわからん!

35

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

熊が岳山頂です。見晴らしはよくありません。残雪がありました。

39

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

熊が岳から踏み跡を頼りに、少し下ると近鉄電車の無線反射板があります。

40

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

更に下ると「大峠」です。ここを右折して林道に出ます。

43

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

やがて林道に出たら、ひたすら下ると のどかな針道の集落です。

46

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

暫く下ると不動の滝の音が聞こえてきました。ここでバス道に出てバス停があります。

53

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

バス道を観音寺入り口まで歩き、約30分で元の駐車場です。ちなみに登り始めた 観音寺駐車場へは バス道を 「不動の滝」から「百市」、「下居」と2つ目のバス停ですが下り道なので20分弱で歩けました。南音羽の集落にはかわいい手作り案山子が並んでいました。

58

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

結局車に辿り着いたのは、16時半でした。歩き始めてから、7時間。休憩時間が30分と、音羽山で迷ったのが2時間。正味4時間半の歩行でした。

それにしても、もう少し案内書が親切だったら 詳しく書いてくれていたでしょうけど、実に不親切な本でした。

  実業乃日本社 出版 「関西 日帰り山歩き ベスト100」という本です。

他の項目も気をつけましょう。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

山歩きのトップページはこちらです。 http://yochanh.sakura.ne.jp/yamatabi/index.html

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ウエブのトップページへはここから戻れます。 http://yochanh.sakura.ne.jp/

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

世界遺産「高野町石道」を歩く 2009年1月27日

2009-02-01 18:40:46 | 山歩き

世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」のうち、参詣道は「熊野古道」「大峯奥駆道」そして「高野町石道」(こうやちょういしみち)の三つの道です。先日このうちの「高野町石道」を歩きました。南海電鉄の駅で配布しているパンフレットを下につけます。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

その1 九度山駅から慈尊院(町石道の出発点180町石があります)を通り六本杉を経て二つ鳥居まで (赤字で記入したのが公衆トイレです)

1_2

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

その2 ゴルフ場横の神田地蔵堂(ここにトイレ在り)から矢立交差点を経て大門、そして終点の壇上伽藍根本大塔(ゴールの1町石在り)まで

2

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

南海電鉄九度山駅から歩き出します。ここから世界遺産「高野町石道」出発点の慈尊院まで、1.5キロ約30分国道を歩きます。

43

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

慈尊院です。ここに弘法大師空海のご母堂が祀られています。町石道は母親の眠る寺院から、偉大なる息子が建設し、そして今も眠る山上の霊場までの参詣道です。

49

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

おっぱいの形をした乳方(ちちがた)が奉納されていました。安産祈願だそうです。

3

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

慈尊院境内の多宝塔です。もともと町石道の一町毎に立つ目印の道しるべはこの多宝塔をかたどった木製の塔だったそうです。

50

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

鎌倉時代、約700年前から沢山の人が寄進して今の形の石造の町石となったと慈尊院のご住職が説明してくださいました。これは境内の180町石で町石道の出発点です。壇上伽藍までの距離が180町(約20キロ)あることを示しています。最終地点の壇上伽藍には「1町石」が建っています。

180

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

歩き始めて暫くは柿畑の中をどんどん登ります。かなり急な坂ですが見晴らしがいいので快適に高度を稼げます。

9

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

暫く登ると眼下に橋本市街と正面に金剛山が見えます。金剛山はうっすらと雪を被っていました。

25

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

もう少し登ると今度は同じ世界遺産の大峯奥駆道が見えてきました。行者還岳と弥山です。西日本最高峰の八経ヶ岳は弥山のすぐ向こうに隠れていると思われます。

5

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

町石道の道標は要所要所に整備されていて、迷う事はありません。道をいったん山の上に出たら、道は起伏の少ないハイキングコースです。

60

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

歩き始めて1時間ちょっとで六本杉です。136町付近。(ちなみにここから町石道と分かれて丹生都比売神社へ寄り道しトイレに寄った後、別道を通れば町石道の二つ鳥居に合流できると案内書には書いてあります。20分余計にかかる勘定です)

145

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

合流地点の二つ鳥居です。弘法大師の建立と説明がありました。ちなみに町石道のハーフコースはここから少し引き返した「古峠」から上古沢の駅まで約1時間20分の距離だそうです。

5_2

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

二つ鳥居を過ぎると、突然ゴルフ場のティーグラウンドに出ます。カート道を暫く行くと神田地蔵堂があり、トイレがあります。

(しかし世界遺産の巡礼道が突然ゴルフ場のカート道になるなんて、あきれるばかりです。しかも歩行者に向かって「ゴルフボールに気をつけろ」なんて立て札は良識を疑います。和歌山県もちゃんと仕事をしてほしいものです。)

9

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

暫く進むと初めて国道に出ます。55町付近の矢立交差点です。道路を横切るのはこの先にもう一箇所あり、合計2箇所です。車に注意。この写真は矢立公衆トイレです。

02

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

最後の急坂を登ると、この上が霊場高野山の入り口、大門(だいもん)です。あとゴールまでわずか7町です。

4

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

高野山入り口の、重要文化財「大門」です。左右の仁王さんが迎えてくれます。(大門の境内にも公衆トイレがあります。)

46

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

高野山の街並みです。街中にも町石が建てられています。

2_2

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

町石道ゴールの壇上伽藍に到着しました。目標の1町石は手前の目立たない柵の中にひっそりと立っていて、分からなかったので、通りかかったお坊さんに教えて頂きました。

7

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

壇上伽藍根本大塔です。時刻は16時30分。正味6時間の歩行でした。

63

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

一町石はひっそりと目立たない柵の中にありました。良く探せば、道路から見えていますが、うっかり通り過ぎてしまいました。

62

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

※ あとがき

バスで壇上伽藍から、ケーブルカーの駅「高野山駅」へ行こうとしたのですが、16時台、17時台、18時台はなくて、19時55分まで3時間以上待たなくてはなりません。タクシーは1150円で駅まで行ってくれますが、冬場は17時で営業終了です。私が17時少し前にタクシー会社事務所に行くと「冬場は17時を回ると道路が凍結するので、もう走りません。」と断られたのですが、なんとかお願いして乗せていただきました。高野山のタクシー会社は「スタッドレスタイヤ」というものを、知らないのかしら。よくあれで商売になってるなあ。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

※あとがきのあとがき

後日知り合いに聞いたところ、高野山の街をもう少し進んで「金剛峰寺」まで行けば、駅行きのバスはもっと便数があるとのことです。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

山歩きのトップページはこちらです。 http://yochanh.sakura.ne.jp/yamatabi/index.html

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ウエブのトップページへはここから戻れます。 http://yochanh.sakura.ne.jp/

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする