白山は、越前、加賀、美濃の国ざかいに位置し、昔から信仰の山として
あがめられてきました。その信仰の道も 「加賀禅定道」、「越前禅定道」
そして美濃白鳥からの「美濃禅定道」があり、今回私は紅葉のきれいな
「白山禅定道(旧越前禅定道)」を歩きました。
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※禅定道(ぜんじょうどう)とは、信仰の霊山の山頂(禅頂)に至る登山道を言うそうです。
その起点を馬場(ばんば)といい、加賀、越前、美濃の三馬場はそれぞれ白山神社となっています。
(今回歩いた南竜ヶ馬場は、美濃禅定道の途中で、しかも山頂直下にあるので、何故馬場というのか不明です。)
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青い点線が今回歩いた登り道です。「別当出会い」から「黒ボコ岩」までは
砂防新道と呼ばれる新しい道で、白山禅定道は下りに歩きました。
山小屋や山荘のある、室堂平から、山頂の御前ヶ峰を通り、大汝峰やたくさんの池をめぐる散策コースは約三時間半かかりました。
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「別当出会い」から歩き出してしばらくすると、「中飯場」に出ます。
足元を砂防工事用の道路が通っています。
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周りの景色を見ながら、ひたすら登ります。かなりの急坂です。
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やがて「甚乃助小屋」に着きます。
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「南竜分岐」迄くると、南竜山荘や南竜野営場が見えてきます。
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このジグザグを登れば、白山禅定道と「黒ボコ岩」で合流します。
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「黒ボコ岩」です。ここからは比較的緩やかな登りの高原地帯となります。
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「弥陀ヶ原」までくると、ようやく白山山頂の「御前ヶ峰」が見えてきました。
室堂平は、手前のピークに蹴られてまだ見えません。
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室堂平に着きました。山荘に荷物を預けて、山頂へ向かいました。
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山荘の裏のこの鳥居が、登山口です。
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約40分の登りで白山神社奥宮のある「御前ヶ峰(ごぜんがみね)」です。
標高は2702メートルです。
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室堂平の山小屋や山荘が小さく見えます。
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「御前ヶ峰」から見た、右「剣が峰」左「大汝峰(おおなんじみね)」で
右の池が「翠ヶ池」、左の池が「血の池」で、両方共凍っていました。
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「剣が峰」のアップです。遠くに南アルプスが見えています。
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凍りついた「翠ヶ池」の向うは「美濃の国」です。
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「大汝峰」山頂です。標高2684メートル。雲の向うは信州方向です。
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大汝峰から見た、右が歩いてきた「御前ヶ峰」、左が「剣が峰」です。
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池を巡るコースを歩いていると、大きな雪渓がありました。
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「血の池」も完全に凍っています。
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やがて、白山室堂平に夕日が落ちて、急激に気温が下がります。
今夜は山荘で泊まります。
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