その2
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剣山本宮に到着。山の上は涼しい。ここらあたりで標高1930mくらいか。
神社に参拝した後 この横の階段で山頂へ。
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本宮脇の階段を上ると 本宮の「御神体岩」に出る。
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山頂付近は広い笹原だ。「平家が馬場」と呼ばれる広場で
平家の武者が平家の再興を願いここで馬術の練習に励んだとか。
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ここが三角点山頂で、標高1955m。
リフトを降りた後の道が整備されていて小さな子供や家族連れでも来れる。
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西の方に高い山が見える。伊予の石鎚山か。
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尾根続きの次郎笈(じろうきゅう)だ。標高1930m。
太郎笈と呼ばれる「剣山」に対して呼ばれる山名で往復1時間程度だ。
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尾根道をたくさんの人が歩いているのが見える。視界がよく楽しそうだ。
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黒い雲が流れてきて突然雷が鳴り出したので、すぐに下山する。
大剣岩に到着。この岩の下が大剣(おおつるぎ)神社だ。
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大剣神社で御神体の「大剣岩」に参拝する。
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下山道の森の中を歩く。植林が無いので気持ちがいい。
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もう色づいている葉が落ちていた。
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テント場に来れば、もうリフトの西島駅は近い。
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この日山頂付近で見た その他の花
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銀梅草(ぎんばいそう) ユキノシタ科紫陽花目の植物。
紫陽花の仲間なので花も葉も紫陽花に似ている。
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岩弟切(いわおとぎり)
秘密にしていた薬草の名前を 他人に漏らしたので兄が弟を切り殺した
という支那の話からとった オトギリ草の高地タイプだ。
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九蓋草(くがいそう) 山道のあちこちで咲き乱れていた。
鳥取大山の弥山山頂植物案内看板では「南国九蓋草」と書いてあった。
葉が何段にも付くからこの名が付いたそうだ。九段草とも言うらしい。
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山塔花(やまとうばな) 塔花の高山タイプ。
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沢白菊(さわしろぎく)
沢など湿地に生えるらしいが 山頂の笹の中に生えていた。
咲き始めは白だが、次第にピンクになるという。花びらの先が
少しピンクがかっている。
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深山谷蕎麦(みやまたにそば)
谷蕎麦より更に高地に育つ。葉の付け根から3~5ミリの小さな花が
咲くので、離れてみると葉にゴミが付いているように見える。
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雄宝香(おたからこう)
キク科の植物で、宝香とは防虫剤の材料の竜脳香のことで匂いが
似ているらしい。また同じような花で雌宝香と区別する為雄宝香と付いた。
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深山鳥兜(みやまとりかぶと)
山鳥兜の高山タイプだが、区別は難しいらしいので生息地域で区別
しているらしい。この花は標高1900m付近に咲いていた。
根はもちろん猛毒だ。
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四国風露(しこくふうろ)
今が盛りで、山道のいたるところに咲き乱れていた。
「風露(ふうろ)」 なんという風流な名前だろう。低山の里山の花には
下種な名前の奴が多い。しかし高山植物には下品な奴らは登らないので
優雅な名前が多いのかもしれない。
「ちなみに知性も教養も感じられない下種な名前とは犬の陰嚢(ふぐりー犬の〇んタマ)、継子の尻拭い(茎に棘がたくさんあり継子のお尻拭きにこれを使えばさぞ痛くて泣き喚くだろう)、屁糞蔓(へくそかずらー屁と糞を混ぜたような臭い匂いがするらしい)、姥百合(うばゆりー花「見頃」が終わる頃に葉「歯」も落ちるーと女性に大変失礼な名付けだ)などなど」
この風露は地域により少しずつ形と名前が異なる。北海道では「十勝風露」、
「千島風露」、甲斐では「甲斐風露」、「郡内風露」、「高嶺郡内風露」また
白山では「白山風露」。西日本では「四国風露」と呼ばれることが多い
ようである。
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蕎麦菜(そばな)
釣鐘人参とよく似ている。釣鐘人参と違うところは 単体で咲き、花の先が
広がる。これに対し釣鐘人参は輪生し 花の先端も同じ太さだ。
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深山秋のキリンソウ
秋の麒麟草の高山タイプで背が低い。山頂の笹の間に生えていた。
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鷺草(さぎそう) 白鷺が羽根を広げた形をしている。
これは自生の花ではなく、標高1400mの登山リフト見の越駅前のうどん屋
の御主人が植えたもの。きれいに咲いていた。
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蓮華升麻(れんげしょうま) これはほとんど花の終わりの状態で
これもうどん屋の御主人が植えたもの。キンポウゲ科の植物。
黄蓮華升麻は この花の黄色バージョンの名前だが、黄蓮華升麻は
ユキノシタ科の植物で、似ていない。
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※御参考まで
登山リフト営業時間と料金 http://www.shikoku.gr.jp/index.php?cID=15689
剣山頂上ヒュッテ http://tsurugisan-hutte.com/
見の越の公共のお宿 ラフォーレつるぎさん http://www.laforet-t.com/index.html
以前私が泊まった時は1泊2食付7500円で 安くてきれいな宿でした。
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山歩きのトップページはこちらです。 http://yochanh.sakura.ne.jp/yamatabi/index.htmlーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ウエブのトップページへはここから戻れます。 http://yochanh.sakura.ne.jp/ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
今回も、洋ちゃん有難う。
山に登れば快適でしょうが、残暑も
猛暑の日本列島。体調に気を付けてね。
それにしても鹿が増えすぎて、日本中の山が環境破壊されていくのは、困ったものです。環境省がつまらん鹿の保護政策をして、結果的に自ら環境破壊をしているといううわさもあります。大台ケ原のうっそうとした原生林も鹿のせいで、あっという間に丸裸になった場所(正木が原)もあります。絶滅危惧種で国の天然記念物「大山蓮華」も世界遺産大峰奥駈道の八経ヶ岳と明星ヶ岳の付近にしか自生していませんが、鹿の攻撃を受けて、風前の灯です。いちおう防護ネットで囲われていますが。
さて剣山は実際に歩くのは標高差200メートル、距離にして1キロ足らずで、誰でも歩いて登れます。
ただし高速「美馬インター」で降りてからが長く、狭い山道を1時間半ほど辛抱強く登ります。それでも大型観光バスが走るのですから、凄い道です。公共の宿「ラフォーレ剣山」は一度泊まりましたが、きれいで安くお勧めです。