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先日開催した栁澤酒造さんの酒の会。
本醸造の酒の会はなかなか無いのでとおっしゃってた栁澤さん。
飲んだ酒全てが本醸造だった訳ではありませんが、地元で愛飲されている桂川について真剣に語ってくださいました。
ネットで桂川を検索しても「もち米を使用した甘口の酒」と出てくるくらいですが、本当は地域に根ざした酒なんです。
地元に愛されている理由がしっかりとある地酒ってありそうで無いような気がします。
桂川は正に真の地酒。
知れば飲みたくなる、地元の人も県民も県外の人も。
栁澤さんが当店でお話ししてくださった事(2017.5.31)を自分なりにまとめてみました。
郷土の酒桂川
明治10年創業
地酒と言うものは郷土の文化と食生活などを基に長い歴史の中で味が出来上がって来たものですが、その文化も、生活スタイルや食の変化に伴い酒の味わいも均一化して来てしまい、昔ながらの味わいがなくなりつつあるようです。
桂川上州一は蔵のある粕川町(旧勢多郡粕川村)が養蚕が盛んで共稼ぎの家庭が多かった事もあり、奥さんが食事の支度をしてる間に肴が無くても旦那がコップ1~2杯で満足出来る酒として甘みのある味わいが好まれました。
粕川村は赤城山の山麓にありながら雪はほとんど振らず日照時間が長く、冬は養蚕が盛んで夏は麦や米を耕作する土地柄でした。
さっと飲める味わいが強い酒は手間がかからず満足度があり、疲れた体の栄養補給も兼ね明日の活力になった事でしょう。寒くなれば、やかんや手つき鍋に酒を注ぎそのまま火にかけて燗酒にする直火燗で飲まれました。
温度は55度くらい。熱いくらいが丁度良い加減です。
甘みはもち米を造りの最後に使う全国的に見ても珍しい製法。それにより個性的な甘みのある酒になっています。
郷土の文化を知った上で味わうとより一層美味しく感じると思います。
いかがでしょうか。
桂川上州一飲みたくなりませんか?
うちの親父も若い頃、行商の体力仕事だったからか飲んでたことを思い出しました。
大事な地酒が無くならないように、一家に一本常備しなくても良いからたまには飲みませんか。
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