じゃっくり

日常をひたすら記すブログ

題5回ホームヘルパー講座

2005年10月21日 | 介護
*はじめに介護カテゴリを読んでくださると話の流れが掴みやすいです。

今日は最初の30分で就業ガイダンスということで、介護のお仕事についての講義があるはずでしたが、講師の方がいきなり「あの、隣の駐車場に車を止めている人、いますか? ちょっと移動してください。あそこは駐車禁止ですので」と言われると、ぞろぞろと受講生が席を立ち上がり、外にでていっちゃいました。みんな、駐車禁止かいな。残ったのは僕と芸人風の顔立ちの女性の2人(以後、はなちゃん)でした。

女性陣は返ってきたのに、自衛隊出のキムさんだけ帰ってきません。あまりに遅いので、先生は「じゃあはじめましょうか」という始末。あとからのこのこと帰ってきましたが、ガイダンスを半分は聴いていませんので、けっこう辛いと思います。

午前中は、排泄、失禁のケアということで、介護のお仕事の中でもなかなか難しいところに取り掛かりました。みなさんはポータブルトイレというのをご存知でしょうか。こんな感じのやつなんですけど、まあ、持ち運びができるトイレだと思ってもらったらいいです。オマルといってもいいですね。ベッドからそこに移乗する実習をしました。

まず、ポータブルをベッドの横、できれば足側にぴったりとくっつけ、起き上がり介助をし、立ち上がり介助、更衣介助、移乗介助の順番にしていきます。短い中にもこれだけの介助が混じっているわけです。けっこう重要なのが、移乗介助の最後、モデルの人を座らせる介助なのかもしれません。ポータブルの後ろに背もたれがありますが、当たり所が悪いと背中を痛めますし、介助者がバランスを崩すとポータブルの出っ張りに当たって痛い思いをさせてしまいます。ここは両足をしっかり開いて、中腰になってそっと移乗するのがいいでしょう(なんて専門的なことをいってますが、まだ介護の仕事をはじめて半年のぺーぺーですので信用しないでください)。

次が本題。ベッド上でのおむつ交換です。僕は割りと介護度が低い人(要介護1~2)がほとんどの所で働いているので、今回のようなケースはほとんど体験したことがありません。なので、じっと先生の言動に注目して見ていました。

腰が上がる利用者の場合とそうじゃない場合とで区別して介助をしました。2つの違いは利用者を横向けにするかしないかですよね。腰が上がる人は上を向いてもらい、おむつをはめこむとスムーズに終わります。だけど、腰が上がらない人はその都度横向きになってもらい、おむつをはめこみ、下着、ズボンを履かせないといけません。介助量はけっこう差があると思います。

おむつの交換は割りと手がかかりますが、これに失禁、失便が絡んでくるとさらに大変になります。僕の職場にもこのごろ介護度の重い人も入り込んでこられるようになってきたので、これらの介助をしています。特に失便の介助に時間を割きます。僕のところではウエスといって、使い捨ての雑巾のようなものを使い、まずそれをお湯で温め、便を拭き取り、身体を拭いています。

今回はまじめに書いてしまっているのに今気づきました

午後はレクリエーションの講義です。この分野は介護者の趣味や性格もでてきますよね。今回は肩たたき、じゃんけんゲーム、パズル、ハサミを使った工作などをしました。

その中で印象的だったのが、紙の花工作です。作った花を水の上に浮かべるとあることがおこります(だいたい予想がつきますね)。

①まず、紙を△に折ります。
②もう一度△に折ります。
③△の90度のところを基点に他2つの側を反対方向に折ります(説明が難しすぎる)
④上の2つのとんがったところを切るようにして、まるみをつけてハサミで切ります。
⑤開くと花の形になります。切り込みをさらに深く入れると吉。
⑥花びらを中に全部折ります。
⑦それを水の中に浮かべてください。すると・・・



こうなります。(蝶々も花の上におきました)

レクリエーションをすることで利用者との仲も深まるので、その利用者にあったことをするといいでしょう。

帰りがけ、マルコちゃんが「車をどこにおきました?」と声をかけてきたので、びびって、あいかわらず挙動不審に振舞ってしまい、「えっと、ああ……う~ん、そこの公衆便所の横の……なんつーか、あれです。広場みたいなところにおきました」といっておきました。今回の講義で僕が介護の職場で働いていることがばれたので、マルコちゃんもそのことについて触れてきましたが、「専門的な知識も知らないし、素人みたいなもんです」といっておきました。本当に素人なので、たしかマルコちゃんも「ああ」としっかり頷いていたと思います。ああ……。

最新の画像もっと見る