じゃっくり

日常をひたすら記すブログ

祖父を介護する

2005年12月04日 | 介護
僕の祖父は糖尿病を患い、足腰が悪く、介護が必要な身体になってしまった。役場に申請し、要介護認定を受けると、「要介護2」という結果が返ってきた。介護が必要なし、要支援、要介護1の次なので四番目に軽い。一番重いのが要介護5なので、四番目に重い。

普段は独歩で歩くか、杖を使って歩いている。要介護者なのに、以前として車を使っているのはどうだろう。たまに軽い事故を起こすが、それでもなお乗ってどこかに買い物にでかけてしまう。

糖尿病なのに甘いものが大好きで(というか、糖尿病だからこそ、か)、冷蔵庫を開けるとアイスがいろいろ詰まっていたりする。どうも甘いものをやめることは考えていないらしい。

一番悪くなるのは夜だ。酔っ払って足元がおぼつかなくなり、トイレにいくまでに転倒してしまう。もしくは下肢に力が入らず、ある地点で止まってしまう。どうしようもなくなった祖父は深夜にもかかわらず、「おーい!」とけたたましい声をあげて誰かを呼ぶ。そのくらいの声がだせるなら歩けるだろうと思うが、やっぱりだめで、その度に祖母や僕が起きて介護をしているのだ。

糖尿病は頻尿なので、度々トイレに向かっている祖父をみかける。夜間も多く、ばったり出くわしたときはぎょぎょっとしてしまう。ベッド横にあるポータブルトイレは意味をなしていない。プライドからか、使っていないのだ。

僕は介護職員。どういう人を介護するのが一番苦労しますか? と聞かれると「プライドの高い人」と答える。元教師や元管理職の人が当てはまる。そして、現にそういう利用者が多い。お金の面で優遇されているから、それはある意味で仕方がない。

祖父も長年、農業で指導者としてやってきた。プライドが高い。これからさらにもっと介助が必要になってくるかもしれない。ちょっとは気を許してくれればこちらも楽なのにな。

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