北欧デンマークおばさんの独りごちブロ

「住み慣れた地域で最期まで」をテーマにデンマーク高齢者福祉を研究し、世界のこと・日本のことを独りごちっています。

デン人は、ドギーバッグらない?

2009-03-05 | デンマーク社会・生活
デンマークの最新の調査によると、レストランで食べ残した時、
「家に持って帰りたいので、包んでもらえますか?」と、
お願いする人は、非常に少ないとの結果が報告されました。

「頼まれれば、喜んでドギーバックしてあげるのに」と、
レストランのマネージャーたちは思っているようです。

ドギーバッグとは「犬の袋」。
外食して残した時に、エエカッコして
「犬にあげたいので、包んでもらえますか?」とお願いし、
 1)本当に犬にあげる人
 2)こっそり、食べる人
いろいろあるでしょうが、食べ残しテイクアウトです。

ただ、ひとつ例外があって、<Ferdinand の牛肉ハウス>では、
「お包みしましょうか?」と、お店側から尋ねているようで、
この店では、60%が「お願いします」と答えているのだとか。

デンマーク食糧研究所の研究者は、
「食べ残したら、家に持って帰るのがいい。
 捨てると資源の無駄遣いだ、という問題ではなく、
 無理して食べすぎて体重が増えるより、健康的なことである」
とのコメントを発表。

写真は、デンマークで人気あるレストラン・メニュー、
鰈(カレイ)のバター焼きです。

これが出てくると、たいていの日本人は、
 目を丸くする
 笑こける
 食欲をなくす
 注文したことを後悔する
 でも、がんばって食べる
 そのあと、さらに後悔する     などの行為を行います。

が、デンマーク人はぺろりと平らげます。

これをご覧になれば「無理して食べるより、残して家に持ち帰ったほうがいい」
というのが、よくご理解いただけると思います。

一部のグルメ・レストランを除いて、
デンマークのレストラン・メニューは非常に量が多い。
食べる量も、かなり多い。

若い世代では、食べる量もすくなっていますが、
しかし、、、、、
50歳代以上の方々は、お身体のボリュームたっぷりで、
食べる量も、ボリュームたっぷりです。

ドギー・バッグは、節約のためでもあり、
「腹八分目」の健康のためでもある。

こうなると、ドギー・バッグならぬ、ダイエット・バッグですね。
メタボのおじさんも、ダイエット中のおばさんも
堂々と、ダイエット・バッグりましょう!

「おほほほ、
 わたくし、ダイエット中ですので、、、」と、優雅にひと言添えて。

デンマークの名誉のために申します。
デンばあとしては、デンマークの料理の味覚は、
かなり繊細であり、こよなく愛しているのであります。
しかし、この鰈(カレイ)のバター焼きは、「ナイ タック(No thank you)」です。