北欧デンマークおばさんの独りごちブロ

「住み慣れた地域で最期まで」をテーマにデンマーク高齢者福祉を研究し、世界のこと・日本のことを独りごちっています。

アーネ・ヤコブセンのサマーハウス

2008-10-12 | デンマーク建築・まち
昨日のキュービックハウスは、
アーネヤコブセンのサマーハウスでした。

写真は居間内部で、エッグ・チェア、スワン・チェアが
あるね、あるね、ヤコブセン!

セブン・チェア(黒)もミケルセン!

タラップホルト(コリング市)のミニパンフが出てきて、
わかったのですが、
「アーネ・ヤコブセンのサマーハウス キューブ・フレックス」
というのだそうです。
このキューブを自由に組み合わせれば、
いろいろな住宅ができるという趣向です。
写真では、ひとつのキューブがリビングで、
手前のキューブがダイニングであることがわかりますね。
さらに手前にキッチンのキューブがあって、
LDKは3つでできていたと記憶しています。

玄関・バスが1キューブ、寝室が2キューブで、
合計6キューブ。

しかし、その1辺の長さは?
写真は、リビング一角にあるキッチンから撮ったものですが、
本当にこじんまりとしていることを感じていただけると
思います。

人間の身長と天井の高さから推察するに、2.5mか?
3mはなさそうです。
となると、40㎡足らずのサマーハウスということになります。

デンマークでは、サマーハウスが21.7万戸あります。
総世帯数が200世帯ほどですから、
10%以上がサマーハウスを持っていることになります。

1週間、2週間と借りることができるものもあり、
早くから予約して、利用する人も多いようです。
高齢者では、引退したあとはサマーハウスに住む人が
増えているという情報もあります。

アルネ・ヤコブセンのこのサマーハウスは、
その家族がシェラン島で数年使っていたものを、
トラップホルトに2005年に移築したとのこと。

道理で、よく使い込まれている風情でした。

引退後の住まいとしても、いいでアルネ・ヤコブセン。