北欧デンマークおばさんの独りごちブロ

「住み慣れた地域で最期まで」をテーマにデンマーク高齢者福祉を研究し、世界のこと・日本のことを独りごちっています。

おめでとう!有隣荘in 宝塚

2008-10-02 | 地域
先週の金曜日に、宝塚市のI先生から、メールが届きました。

かねてから考えていた
「在宅療養支援ハウス 中州・有隣荘」ができました。
是非、いらしてください。 というもの。

「住み慣れたこの町で、ずっと住み続けたい」という気持に
こたえたい!と、宝塚市で在宅医療に力を注いでおられる先生です。

以前から、セミナーで参加者としてよく、偶然にお会いする
先生でした。
うんうん、とても不思議な仲。

ご自身の構想を、このように現実のものとして、
誕生させるのは、並々ならぬ努力や周囲の理解・支援が必要です。

やった!と、わがことのように、うれしくて、
早速出かけていきました。

逆瀬川から少し入った住宅街に、「有隣荘」はありました。

台所がアイランド式になっていて
  ---参加しやすそうだ!
みんなで大きなテーブルが囲めるようになって
  ---ひとりひとり、きっとお気に入り席ができるだろう!
1階には、この他に和室があり
  ---昼寝したら、気持よさそう!
2階には3部屋があり1部屋を事務室として使っておられました
  ---ショートにもってこい!

論語に「徳不孤、必有隣」という言葉があるそうです。

「独居であっても年を重ねても、病気や障害を患っていても、
あなたは孤独ではない」という、私たちの気持を込めた、とのこと。

通所介護事業所としてスタートしますが、要介護認定を受けていなくても、
気軽に立ち寄れる地域の「溜まり場」にしていきたいという
良心的戦略があります。

手前味噌で申し訳ありませんが、
デンばあの「デンマークの高齢者福祉と地域居住」という本を読んで
「中洲にデンマーク・モデルを!」というのが、きっかけになっているようで、
うれしいような、恥ずかしいような。

I先生は、地域ではよく知られたお医者さんです。

老いていく過程で、骨折や脳卒中のために入院することがあっても、
きちんと自宅に帰ってこれるような支援のネットワークづくりは、
先生が言われるように、本人、家族、かかりつけ医、ケアマネ、
PT・OT、訪問看護師、ヘルパーなどが、できるだけ
顔を合わせて会うことが重要だと思います。
「有隣荘」は、地域のみんなの財産!のような形で発展してほしい!!

I先生のいまい内科クリニックHPには、「できごと徒然」というのあって、
先生が参加されたセミナーのことなどが書かれており、「この本おもしろい」
も面白いです。是非、訪問なさってください!

http://www.kunpfukai.com/imai_naika/

「有隣荘」のブログもあります。
http://yuurin-kunpfukai.blogspot.com/

お近くの方は是非、訪問してくださいね。