明日も天気は良さそう。
今日より少し温かくなるとのことなので、恒例の年末マダコに出かけようと思います。
おととしのこの写真と同じくらいのタコなら申し分ありませんが、最近は夏のタコを攻め過ぎ。
ちっちゃいのまで根こそぎ釣りまくっている傾向が強いので、暮れの良型のタコが数少なくなってます。
今年はよほどパスしようかと思いましたが、ポツポツ1kg半くらいの型が姿を見せているようですから、暮れの風物詩を味わうつもりで出かけることにします。
100gくらいのイイダコサイズまで釣っている本場の明石じゃ、すっかりマタコが枯渇しているとのこと。職漁にも影響が出ているので、釣りに制限を加える案が浮上しているようです。
東京湾ではいちおう300g以下は放流して欲しいと言ってますが、タハラッチが大好きな吸盤焼きは1kg半サイズ以上。江戸前の吸盤焼きが食べられなくなるなんて、そんな情けない羽目に陥らないよう願ってやみません。
まともな型を釣らせてくださいネ。
例年と違って今年のクチナシは花の咲き方がいまいち。栗キントン造りに欠かせない実の収穫を半ばあきらめていたところ、なんと、少しでしたが実がついているじゃありませんか。
昨年は11月29日に収穫。そのとき隣の紅葉の木は真っ赤に紅葉していてみごとでしたが、今年はすっかり枯れています。近くのミツマタもすでに落葉していてみすぼらしい限り。異常気象の影響なんでしょうが、季節感が乏しくなるのは寂しいですね。
でも甘党のタハラッチにとって、クチナシの実が収穫できたことはラッキー。今年もうまいキントンが作れそうです。
昨日のスミイカ釣り、船中第1号は600gの良型でしたが後が続かず、終盤に訪れた時合いでも乗せきれず、0だった二人にも抜かれて情けない結果になってしまいました。
でもさすが良型だけに食べでがありますね。
まず、甲と墨袋を取り外しました。
目玉とカラストンビを取り外します。でかい口は湯引きしてスライスにしましょうか。
今回の料理の目玉はエンペラ付きの皮の湯引き。これを刻んで紅葉おろしでいただきます。スミイカ名人のSさん直伝の料理で、すでにこの春一度、体験済み。トラフグの皮の刺し身にも匹敵するほどの魅力に包まれています。
右が皮とエンペラ、左が頭とゲソで真ん中がカラストンビを取り除いた口です。いずれも湯通ししてあります。
600gだけあって身の厚さはさすが。しっとりしてじつに旨そうです。とりあえずヘリだけいただき、身の厚い中心部は柵取りして冷凍保存。正月用に供します。
エンペラと皮の湯引き。スミイカの硬い皮も湯引きをすれば、コリっとした歯触りがトラフグの皮の刺し身を思わせます。釣り師ならではの絶品料理ですね。