やおぶろ vol.2

スキー大好き、やおりのブログ。

夏の思い出/平和祈願編。

2006-08-25 | notes(雑録)
念願の、平和記念公園への訪問がかないました。

夕立ちが二度、三度と降っては止む不安定な空模様でしたが、この日しかないという、滞在中唯一の休息日(22日)に、傘を片手に向かいました。

路面電車が走る賑やかな大通りを少し入ったところに、突然その全容を見せた
原爆ドーム。
見た瞬間、全身に鳥肌が立ちました。

崩れ落ちたままのレンガ、ねじ曲がった鉄骨。
夕立ちを降らせた暗く湿った雲が、この建物に強いインパクトを加えていて、
圧倒され、動揺しました。
そして、

そうか、この川に、人は水を求めて飛び込んだのか。


そんなことを思いながらドームの前を流れる元安川を渡り、
原爆の子の像を見上げ、
全国から寄せられた千羽鶴を見、
原爆死没者慰霊碑に手をあわせ、
平和記念資料館へ…。

ゆっくりと時間をかけて館内を巡ることができました。

戦争の悲惨さ、核の恐怖、平和への思い。
被爆者も高齢化し、語り継ぐことが難しくなっているという現実。
あまりに平和で豊かな時代に育ち、ヒロシマが心に響かない世代の増加。

いろいろな感情が自分の中に流れ込んでくる気がしました。


行くことができてよかった。



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2 コメント

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この衝撃は、 (やおり)
2006-08-29 00:30:47
受けておくべきなんだろう日本人として…。

そう深く感じた日でした。

この年齢になるまで行く機会がなかったのが残念に思えたほどだった。

でも、中学校や高校の修学旅行などで「行かされている」という気持ちが少しでもあるようでは、こういった感覚にはならなかったのかも…。

そうも思えて、この年齢になっての初訪問は少し遅すぎた感もありますが、行くことができてよかったと思えた次第です。



「平和」の二字に、責任の重さを思いました。
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Unknown (とり子)
2006-08-27 20:44:24
くっしーの文章から、

私も同様の衝撃を受けそうな気がした。

広島行った事ないけど、

教科書でしか見たことないけど、

ナマで見たら、いろいろ考えさせられるものがあるのでしょうね。
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