やおぶろ vol.2

スキー大好き、やおりのブログ。

シャモ旅記-5

2006-04-08 | Chamonix 2006
滑走初日/2006年3月12日(日)

朝 6:45、遠くから聞こえるジャボジャボという水音で目を覚ます。

何かと思えば、ツ○コの携帯だ。
1月のウィスラーと同様、彼女は国際電話OKの携帯をこうして持参
することで、会社から1週間の休暇を勝ち取っている。でも…、
清流をイメージしたこの“癒し”系アラーム、微妙に癒されにくい。
数分遅れて自分の携帯も鳴りだす。起きる時間だ。

昨晩は暗くて見えなかったが、カーテンを開けると目の前に見事な
山並が連なっていた。陽がのぼり始めており、ホテル背後の山々が
照らされて、眼前の山並に影を映している。美しい。

ここシャモニーは、名峰モンブランを中心とする山群と、針峰群に
囲まれた“V字谷”に広がる街なのだ。


部屋からの眺め。朝日が山影を映す。

スキー仕様の身支度をある程度済ませ、レストランへ降りて行く。
トーストとハムとチーズ、それにフルーツジュースとカフェオレを
いただく。VAAM(粉末)も摂取して脂肪燃焼を促す。

ホテル前には9:15に出ればよいという。ガイドさんとの待合せが
その時間なんだって。
部屋に戻ると、もんちがウェア着用スキーブーツ持参でやって来た。
肉離れ以降、久々に大きな山を滑るもんち。緊張してるみたいだ。
ツ○コと3人、この部屋から一緒に出ることにし、しばしくつろぐ。
思いたって日焼止めを重ね塗りするが、こう晴れていては雪焼けは
避けられそうにない。快晴だもん。

ちなみにこの時ハルさんは「交流を深めよ」というもんちからの
指令を受け、カオル・T林氏部屋を訪問。任務を遂行した模様だ。


ごろごろしても間が持たない。 9:00を待たずに部屋を出る。
キロク係として、ホテルの外観を撮影しておく。


一見小さくてマッチ箱ふうのエイグロン。プール付。

みんなも時間前行動でホテル前に出てきた。

ほどなく、
赤いウェアに身を包んだムッシュが、我らに向かってニコやかに
歩み寄ってきた。これがカオルくんの言っていたゲレンデガイド、
ジャンリュック? なんてダンディ~なのかしら♪

やおり「失礼ですがスキーガイドの方ですか? F社の日本人客と
    落ち合うためにここへいらしたのですか?」

ジャン「おはよう。そのとおりだよ。キミたちが僕のお客様だね。
    もう全員いるのかな?」

やおり「いえ。私たちのツアーガイドが、メンバーを一人連れて
    レンタルに行ってるところ。じきに戻ります」

などと話していたら、レンタルを終えたカオルくんとまっきぃが、
スネルスポーツの社長夫人・神田さんが運転する車で戻ってきた。

夫人とジャンの話が弾んでいる。
フランス語だが、ジェスチャーや単語の感じから、ジャンが
「こんなに女の子ばっかりのグループだと知っていたら、ちゃんと
ヒゲを剃ってくるべきだったなぁ♪」
と言っているらしいことがわかる。
ジャンは白髪混じりのおじさん(57歳)なのに、笑顔が少年のよう。

全員が集合し、あいさつを交わす。
今日はここから、ジャンと彼の所属するスキースクールの校長が
運転する車に分乗し、ゲレンデに向かう。
初日の今日は『ブレヴァン』というゲレンデに上がるそうだ。

街を抜け、走ることおよそ10分ほどでゲレンデベースに到着。
車を降りて板を受け取り、校長先生とはここでさよならだ。
ジャンが駐車場から戻るまで、ゴンドラ乗り場で待つ。

それにしても、道行くクルマがやたらスリップしてるなぁ。
昨夜遅くに雪が降ったし、今朝も冷えてるから、しかたないのか?
いやいや、それにしてもこれはひどい……
あれなんか、タイヤがチュルチュルチュルチュル空回りしてるし、
こっちのなんか、坂道が登れなくてお尻フリフリしちゃってるよ。

見かねたカオルくんがケツフリ号を押すのを手伝ってやる。
企画本番に突入してなおオコナイを積むとは立派だ。


シャモニーの朝、オコナイを積むカオル。


ハルさんかな、トモちゃんだったかしら。誰かが言ってたな。

「どのクルマも滑って当然だよ。夏タイヤだもん」

そうなの?
まじで?
タイヤ見ても、無免許のあたしには種類なんてわからないけど、
ここは雪山、スキーリゾート・シャモニー。
なのに夏タイヤって……。

フランス人って……。



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