なつかしのカオル企画第3弾・ツェルマット(2005年)
たつ兄、誕生日おめでとう。エンジョイ センターフォー♪
温暖化で伊とスイス国境変更へ アルプス氷河溶解で
【ローマ27日共同】 イタリアとスイスの国境の目印となっていたアルプス山脈マッターホルンの氷河の尾根が地球温暖化の影響で溶解し始めたため、イタリア国会は近く、事実上の国境の変更となる新たな目印設定のための法案審議を始める。イタリアの通信社ADNクロノスなどが26日までに伝えた。
法案は与野党とも支持しており、4月末には成立予定。既にスイス側も変更に合意している。イタリアは今後、アルプスで国境を接するフランスやオーストリアとも国境変更のための交渉を始める。
イタリアとスイスは1941年に結んだ協定で、マッターホルンの氷河の尾根を国境の目印とすることで合意。しかし、氷河が溶解し始めたため、今後、目印がなくなることを想定、地表の岩の尾根が新たな目印となるようにする。
これに伴い、国境線が移動する可能性があるが、イタリアでは国境変更には新たな法律が必要となる。
----------------------(北海道新聞)
記事のラストが、
「イタリアでは国境変更には新しい法律が必要」だという、どこそこ
海外トリビア的な終わり方なのがちょっと脱力。もっと地球温暖化の
深刻さについて警鐘を鳴らすような結びでなくてよいのか?
温暖化で、氷河が溶けて、国境線が変わっちゃう。
オドロキです。
氷河の上に国境が定められていたってのも意外といえば意外ですが、
これまでは氷河って「なくなるはずのないもの」だったろうから、
そこに国境のような重要な決めごとも、十分アリだったのでしょう。
けれど今や、氷河は世界各地でじゃんじゃん溶けています。
マッターホルンの麓、ツェルマットを滑ったのは2005年のこと。
3000m級の山で味わったあの酸素の薄さは、今も強烈なインパクト。
登山電車の線路沿いで雪崩に遭ったのもツェルマット。
沢に転げ落ちて肝を冷やしたのもツェルマット。
スキーエリアからも、部屋の窓からも、見上げればそこにマッターホルンが
そびえていました。
雄々しいその岩山を引き立てるなめらかな稜線、それがイタリアとスイスの
国境となる氷河だったと記憶しています。
そんなマッターホルンの標高は4,478m。
「マッターホルンはシシナッパ(4478)♪」と、カオルくんが
繰り返して言ってたっけ。(シシナッパってなんか意味あんの?)
それほどの標高にありながら氷河が溶けてしまうなんて、
地球温暖化、やっぱり深刻。
シャモニーの山岳ガイド、ジャン=リュックも、氷河の溶ける早さは
近年確実に加速していると話していました(06年)
トロワバレーの山岳ガイド、アランも、今では氷河エリアがどんどん
縮小しており、自分がこの山でガイドを始めたときと比べて、景色が
ずいぶん変わってしまったと言っていました(08年)
ストップ温暖化です。
チームマイナス6%です。
温暖化を少しでも食い止めるために、個人レベルでできることは何?
使わないコンセントはこまめに抜く?
エアコンの温度設定は控えめに?
余分なCO2を出さないようにゴミを分別?
エコバック持参でお買い物?
やっちゃいるけどあまりにも小さくて、
この程度のちまちました積み重ねに答えが出る頃には、
氷河は、地球から完全に失われてしまいそうです。
でもやろう。
やらないよりはやったほうがいいんだ。きっと。
氷河湖が決壊するんですって!
人間がやりたい放題してると天バツが下るんですよ。
でも、罪のない人が被害を受けるのは腑に落ちません。
エコ・エコと思いながら、ストーブをつけてる私。いけないですねぇ。
氷河湖決壊、それも恐ろしく深刻だ。
人間みんなが少しずつ積み重ねた「やりたい放題」の結果が
確実に現れているんですね……。
ストーブといえば、うちのは2日前に急逝しました。
朝晩まだ冷えるので使いたかったのですが、
強制的にエコライフです。