アンコウ物語

徒然なるままに

原子炉再爆発の放射能飛散防止策

2014-03-15 18:28:04 | 原発事故

原発事故発生から3年が経過したが、依然として収束が見えない福島第一原発。
放射能を撒き散らした原発事故の原因究明も終わっていない。現在も核分裂を
抑制し、冷やすために水をかけているだけで、冷却水は汚染水となり増え続けて
いる。アンダーコントロールとは程遠い不適切な管理で海洋汚染が益々進んでいる。

事故発生前は、圧力容器や格納容器など5重の安全壁で原発は守られていると
言われていたが、短時間の冷却水供給停止で4つの原子炉はあっと言う間に
全部崩壊し、まるでブリキで出来たような原子力建屋は水素爆発でいとも簡単に
吹き飛んで広範囲にわたる放射能汚染を引き起こした。3つの原子炉はいずれも
メルトダウンした。事故を起こした原発から20KM圏内は今に至るも誰も住めない。

これからも廃炉作業を進める上で使用済み核燃料棒プールや原子炉容器の事故
発生がないとは言えない。3・11と同様の事故が再度起こっても放射能の拡散が
全く無いように、4つの原子炉と使用済み核燃料棒プールをコンクリートや鉛等で
造られた分厚い壁の強固な構造物で完全に覆うことを直ちにやるべきだ。水素
爆発が起こっても原子炉建屋から1μSv/hも放射能漏れが無い建造物での防御や
仕組みを構築すべきである。この建造物の中で廃炉作業を実施することが望ましい。

外に放射能が漏れない頑丈に造られた建造物の中で、万が一、水素爆発が起こったら、
衝撃で圧力容器も格納容器も全て破壊されるかもしれない。この建造物内部は
放射能が充満するだろう。この場合作業員が内部に入ることは出来ないので、
チェルノブイリと同様の石棺として利用する。放射能漏れがないのでこの石棺の上に
サッカー場を作って利用することも出来る。コンクリートの寿命は100~200年と
言われているので、それ以上の年月でも劣化に耐えて使えるよう定期的にメンテナンスを
行なう。

原発外部への放射能の拡散を絶対に起こしてはならない。同じ過ちを二度起こしては
ならない。



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