アンコウ物語

徒然なるままに

散歩

2021-07-09 20:46:03 | 健康

梅雨空が続くこの頃。芝刈りなど、日頃の作業も思うに任せず、日々、何をするでもない時を過ごす。コロナ禍での運動不足が気になり、散歩の回数を増やした。軽トラで近くの漁港に行きそこに駐車して、徐に歩き出す。毎回1時間。港ではほぼ人影がなく、その為感染症なども気にせず、海風を受けて港町を歩く。30分も歩くと少し汗ばんで来る。その時の体調により、少し歩くとやめたくなる時もあり、20分も歩くと逆に元気になり歩行速度が早くなる事もある。

同じ場所を歩くのは退屈なので、毎回、散歩する道を変える。どの道を歩いても、人と会うことは滅多にない。小さな港町のそんなに広くない道路の両側には家が建ち並んでいるが、そこを歩いていてもそこから人の声が聞こえることもあまりない。ほぼ静寂の佇まい。散歩ルートの中の一つである神社への道はかなりの坂道で、強固な意志を持たずしてそこには到達しない。途中から引き返したい誘惑を捨てて体力を振り絞って神社に至る。ここからの港の眺めが素晴らしい。帰りの下り坂は何故か清々しい。先程の上り坂の苦労を忘れる。1時間ほどの散歩では体力に期待するほどの変化は起こらないが、何もせず家にいるよりは良いことに違いない。


ブシャール結節その後の経過

2015-03-09 21:34:29 | 健康

 昨年11月末に整形外科医で右手中指の診断をして貰い、ブシャール結節であると
診断されたことはこのブログの
20141129日の記事で投稿した。その後結局、
医者から処方された薬「セレコックス錠
100mg」は服用しなかった。気休めかも
知れないと思ったが、代わりに湿布薬「モーラステープ
20mg]を中指に巻きつける
ことにして
3ヶ月が過ぎた。最近は中指の腫れは昨年11月に比べるとかなり少なく
なった。一見して分らなくなる程度まで回復した。

整形外科医の診断では、消炎・鎮痛剤「セレコックス錠100mg」を3ヶ月以上服用する
よう指示されたが、今のところ薬を飲まずに症状はかなり改善された。あの恐ろしい
副作用を考えるとこの薬を飲まなくて良かったと思っている。薬服用に伴う副作用では
過去に何度も苦い経験がある。尿酸値低下薬を新薬に変更した途端に
1ヶ月間下痢に
悩まされた。薬の量を
20mgから10mgに変更して貰い下痢が止まった。前立腺の薬で
胃潰瘍を発症した。最近腎臓機能の低下が診断されたが、腎臓内科医から、これは
長年服用してきた尿酸値低下薬が原因である可能性を指摘された。

癌治療に使われる抗癌剤はその副作用が広く知られているが、病気の治療のための
薬の服用は必要であり薬害はある程度容認せざるを得ない。しかし、多くの医者が
不必要な投薬を患者に
指示しているような気がしてならない。過去5年間で尿酸値
低下治療の為、
4人の医者に診断を受けたが、投薬についての4人の考え方は
それぞれ大きく異なった。医者により判断が異なるのはある程度止むを得ないが、
願わくば適切な診断をする医者にかかりたいと思っている。

 


ブシャール結節

2014-11-29 23:06:28 | 健康

 3ヶ月ほど前から右手中指の第二関節に軽い痛みがあったが日常生活に特に
不便なことはなかったのでその儘放置していた。
3週間前からこの部分の痛みが
少し無くなったが、今度は腫れて来た。4日前には右手の甲の部分も少し腫れて
きたので、やっと医者に行く気になり2日前に近所の整形外科を訪れた。この
病院は初診だったので診察申込書に名前、住所、症状などを書いて受付に
提出した。それから
1時間半後に看護婦に名前を呼ばれ診察室に入り医者の
診察を受けた。

医者の診断結果は「ブシャール結節」と言う病気だった。これは指の第二関節が
変形してその部分が太くなる症状が出る病気とのこと。以前診察した患者は
第二関節が骨化して指が曲がらなくなったが、これまで酷くなった患者は今の
ところ一人だけで、多くは指が太くなる程度に留まる症状とのこと。
2ヶ月に一人
程度の割合でこの症状の患者が来るそうである。ブシャール結節は若い人には
少なく
50歳以上の年齢から出てくるらしい。これに似た病気で「ヘバーデン結節」が
あり、これは指の第一関節の部分に瘤が出来る症状で、この病気は圧倒的に女性が
多いそうである。この二つの病気の原因は未だに不明と言われた。

消炎、鎮痛と関節の変形を防止する為、薬を処方すると言われ、最初に2週間
この薬を服用し、特に副作用などの異常がなければその後
3ヶ月以上服用する
ようにと指示された。診察が終わって処方箋を受取り病院を出た。家に帰ってから、
処方箋を見たら、「セレコックス錠
100mg」と薬の名前が書かれていた。インター
ネットでこの薬を調べてみたら、この薬の主成分は「セレコキシブ」で、消炎、
鎮痛に用いられ、通常、関節リウマチ、変形性関節症、腰痛症、肩関節周囲炎、
腱鞘炎などの治療に使われると表示されていた。

一方、副作用は、消化性潰瘍、消化管穿孔、吐血、下血、肝障害、腎障害、心機能不全、
腹痛、口内炎、下痢、発疹、心筋梗塞、脳卒中、など恐ろしい症状が表示されていたので、
この薬を服用することを躊躇している。通常、薬の副作用は一般的に多くの範囲が示されて
いるが、鎮痛剤や消炎剤は特に胃腸などに悪影響を与えると言われている。この為、
これらの薬を服用するときは胃腸薬を同時に飲むことが勧められている。この様な副作用を
考えると、この薬の服用は躊躇われるため、代わりに湿布薬で治療しようと思っている。
指が変形してしまう心配は消えないが。


血液検査の新基準値

2014-05-23 21:30:07 | 健康

2013年12月27日にこのブログ「アンコウ物語」で「血液検査の基準値」と云うタイトルで
記事を載せた。この投稿では、血液検査機関によって基準値が異なり患者が混乱すると
指摘した。

日本人間ドック学会と健康保険組合連合会はこのほど、血圧や血糖値、コレステロール値、
肥満度などについて、健康診断や人間ドックで「異常なし」と判定する血液検査の新たな
基準範囲を策定すると発表した。日本人間ドック学会などが新たに策定する基準の範囲は、
「健康な人」の検査値であり、高血圧学会や糖尿病学会など専門学会の診断基準の値とは
異なるのが特徴となる、としている。この説明は良く理解できない。日本人間ドック学会と
健康保険組合連合会の基準値と高血圧学会や糖尿病学会の基準値が異なるとはどういう
事なのか。

日本人間ドック学会と健康保険組合連合会の基準値の場合、今までと異なり、大幅に基準値が
緩和された。これにより多くの患者の投薬が不要となる。血圧の場合、今まで収縮期血圧が
130mmHg以上の人達は医者から降圧剤を処方されたが、これからは薬を飲む必要が
ある人が大幅に減少する。
この新基準では今まで病人だった人が健康な人になり多くの
人たちが救われる。

それでは今まで新基準値以下の結果だった人達が服用していた薬はなんだったのか。これに
よる薬害や費用はどうなるのか。健康保険組合連合会もこの新基準値を採用していると
云う事は医療費削減が目的と勘繰られても仕方がない。この新基準により患者が増加し
死亡率が増えたらどうするのか。一方日本医師会はこの新基準を認めないと主張している。
ダブルスタンダードでは混乱するばかりである。

 

 


血液検査の基準値

2013-12-27 13:34:57 | 健康

 

血液検査の基準値

 

  検査項目       単位

 A 病院

  B医院

 町健康診断

  C医院

 D医院

 総cholesterol       mg/dl

 130~219

  150~219

     -

  150~219

    -

 HDL cholesterol    mg/dl

  40~99

   46~86

   40 以上

    40~80

   40~75

 LDL cholesterol    mg/dl

   50~139

    -

 119 以下

    -

   0~139

 中性脂肪           mg/dl

  30~149

   50~149

  149 以下

    50~149

  45~150

 γ-GTP             IU/I

   15~90

    70以下

     -

    16~73

    0~60

 クレアチニン       mg/dl

  0.7~1.2

 0.61~1.04  

  0.45~1.14

 0.65~1.09

  0.3~0.9

 尿酸                mg/dl

  3.0~6.9

  3.7~7.6

   7.0 以下

     0~7.0

  2.3~5.7

 血圧 収縮期       mmHg

     -

    -

   129 以下

      -

    -

     拡張期        mmHg

     -

    -

    84 以下

     -

    -

 PSA (前立腺)      ng/ml

     -

    -

   4.0 以下

     -

    -

 

上記は血液検査の各項目の基準値の一部を示した数字です。各病院や医院はそれぞれ検査機関に
採血した血液を送って検査しており、その結果が患者に届けられます。この表の数字は2002年から
2013年の間に東京都、千葉県、福島県で受けた各医療機関での血液検査の際に受取った検査表に
記載されておりました。各検査機関による基準値は何故か異なります。

血液検査結果には基準値を超えている項目にチェックマークがつき、医師の診断を指示されます。
総コレステロールは
検査機関による差異はあまりありませんが、LDLコレステロールは119から
139mg/dlまでありその差は17%もあります。
尿酸はこの表では最高と最低の差は33%、γ‐GTPは
28%もあり、検査機関によって大きく異なります。どうして基準値は
同じ数字ではないのか。

「基準値とは健常人の95%が含まれる下限値と上限値の範囲の値であり、この値をはずれたものが、
即疾患の有無を
示すものではありません。また測定した施設によって基準値は若干異なります。」
と表示している大学付属病院もあります。


しかし、町の定期健康診断検査結果にチェックマークが付いた人は、病気を心配して医者に行きます。
例えば尿酸の
基準値が6.9mg/dlの検査機関で7.4mg/dlの結果が出た人は痛風が心配になり
医者に行きますが、基準値が
7.6mg/dlの場合は基準値内となりチェックマークも付かず医者には
行きません。

基準値とはやや異なる話ですが、
以前、毎月診断して貰っているクリニックで血圧測定をしたとき、一度
だけ145/85の結果が出ました。医者からすぐ
血圧低下薬を服用する様指示されましたが、1回だけの
数値で薬を飲むことは納得出来ず断ったことがあります。
通常は120~130/60~70でこのクリニックの
医者には毎月測定して貰っていたので平常の血圧をよく知っている
にも拘らず投薬を勧めて来ます。

日本の降圧剤の市場は2010年で9、144億円、2018年の需要は1兆400億円と予測されております。
血圧(収縮期)の基準値を10mmHg下げただけで製薬会社の血圧低下薬の売り上げが数百億円
増加したと言う話も
あります。基準値の増減だけで医療費が大きく変わります。どの数字が正しいのか。
一度、
基準値の違いについて医師に尋ねたことがありますが、「何故かよく分からない」と言われました。
基準値はあくまで参考値として
考えればいいのでしょうが、患者側での判断はかなり困難です。

 


医は算術

2013-09-11 22:11:17 | 健康

先日、舌癌の闘病生活を送っている家内の親戚から渡された、
俊成正樹氏の著書「改定版 AWGは魔術か、医術か?」
(五月書房)を読みました。「AWG」とは、Arbitrary Waveform
Generatorで、癌やその他の難病のための治療装置です。 

この装置は素粒子の波動束を発生させ、人体の深部を「波動」の
エネルギーで満たし、がんなどの治療を行うそうです。チェルノ
ブイリ原発事故被害者の子供達を治療する為に量産されたとも
言われています。末期肝臓がん、肺がん、胃がん、大腸がん、
乳がん、重度筋無力症、白血病や水虫などの治療に顕著な効果が
報告されております。AWGの照射の結果は、「痛みなし、手術なし、
注射なし、投薬なし」の優れた実用効果をしめしているそうです。

この本の中に医療の現状を伝える記述がありました。以下に
紹介します。

― Quote ―

もとより私は「AWG」器具のセールスマンではない。医師でもない。
一介の物書きである。76歳の老いたる物書きが、「AWG」の暗部と
奇跡を通し、現代医学を見ている。勤務医たちの突き当たっている
「病名あって治療法なし」の荒涼に、暗い気分になることが多い。
この患者でどう「売上げ」を伸ばすか? 医師一人ひとりの月別
「売上げ」を追求する病院経営者の下、各医師は検査・投薬・手術の
診療報酬点数かせぎに励む。その実績如何が、勤務医の昇進に
直結する。「医は仁術」はとうの昔にすたれ、「医は算術」。完全に
蓄財の手段と化している。

年配の外科部長から若い内科医に、お礼の一封が来る。「よくぞ若い
乳がん患者を発見、手術を勧めて呉れた。ありがとう」の一封である。 
娘の乳房一つ切れば一千万円超の病院収入になる。外科もうるおう。
すべては、内科医の診察から始まる。診察→マンモグラフィ検査→
入院切除→標本採取→放射線治療→抗がん剤→死亡。一封が取り持つ、
うるおいの流れ作業である。勤務医の多くが、患者が治るとは思って
いない。うるおうから、ベルトコンベアーを回している。

- Unquote -

以前のブログで「検査・治療の正当性の検証」と「大腸内視鏡検査結果」を
書きましたが、この本の著者も同じことを述べています。医者と言えども
人間であり、限りなく利益の追求を行うことは当然かもしれません。しかし、
患者は全面的に医者を信頼し、必要な検査・治療を最良な方法で適切に
行って呉れるものと信じています。不必要な検査・手術・投薬を希望する者は
一人もおりません。患者と医者の間の考え方にこんなにギャップがあること
など知りませんでした。


大腸内視鏡検査結果

2013-09-01 16:44:50 | 健康

大腸内視鏡検査を行うことになった妹を病院まで送って行きました。
病院から事前に、検査結果により入院する場合もあるので6万円を
用意するように、当日は10時から下剤を服用し13時から
内視鏡
検査を行う、特に問題がなければ3時には全て終了する、
と説明が
ありました。9時40分に妹を病院に降ろし、3時に迎えに
来ると言って
帰宅しました。


3時丁度に病院に行き妹を乗せ家まで送って行きました。検査結果は
大腸に1ミリ程のポリープがあるが全く異常なし、とのことでした。妹は
近くにあったカルテを何気なく見たら、病名は逆流性食道炎と書かれて
いたそうです。しかし、医者からも看護婦からもそのことは何も言われず
検査結果は異常なしとだけ言われたそうです。

以前の胃の内視鏡検査では、胃下部に軽度の潰瘍が
あると言われ薬を
渡されました。逆流性食道炎であれば胃の上部に
疾患があるので、この
診断はかなり出鱈目で
、何故カルテに書かれている病名を患者に告げない
のか理解に苦しみます。カルテに書かれた病名を患者に言わないことなど
あり得ない話です。又、通常、大腸の内視鏡検査は、まず便検査を行い、
その結果潜血反応が認められた場合に内視鏡検査を行う事が常識です。
いきなり内視鏡検査を行うことなど考えられません。


穿った考え方をすれば、不必要な検査を行い、適当な病名を診断書に
記載してそれを保険請求する、詐欺のような行為が行われているのでは
無いかということです。ただただ驚くばかりです。


検査・治療の正当性の検証

2013-08-22 12:33:17 | 健康

昨日、近くに住んでいる妹から電話があり、体調不良で気分が悪く嘔吐したので
病院に連れて行って欲しいと連絡がありました。病院に送ってから2時間後、治療が
終わったと連絡があり病院まで迎えに行きました。病院での処置内容を訊いたら、
頭部のCTスキャンによる検査、胃のレントゲン検査を行い、特に異常は無かったが、
嘔吐した為それを防止する為の点滴を受けたとのこと。

今は気分も良くなり正常に戻ったと元気な様子で話してくれました。しかし、今日の
検査では体調不良の原因が分からないので、明日、胃の内視鏡検査と腹部
超音波検査を行うことになったと云われました。本人は体調不良で嘔吐したが
今は正常に戻ったので、恐らく軽度の熱中症ではないかと思っていたので、病院が
何故こんなに多くの検査を行うのか不思議だと感じていました。

今日、再度妹は病院に行き、胃の内視鏡検査と腹部超音波検査を行いました。
結果は胃に軽度の潰瘍があると診断され、朝だけ服用する二種類の胃薬を処方
されました。しかし検査はこれに留まらず、今月末に大腸の内視鏡検査を行うよう
勧められ予約をして来たそうです。

気分が悪く嘔吐しただけの症状で点滴ですっかり回復したにも拘わらず、頭部の
CTスキャンによる検査、胃のX線検査、胃の内視鏡検査、腹部超音波検査、大腸
内視鏡検査を行うことに大変驚きました。患者は医者に対して余り自分の意見は
言えない弱い立場です。自分で疑問があっても医者の指示を受け入れてしまいます。

病気になった場合、どの治療がいいのかは素人には判断出来ません。治療費も
健康保険が大半を払ってくれるため、実際にいくらかかっているのかの実感が持て
ないまま、患者は治療というサービスを濫用する可能性があります。一方で、この様な
検査漬けは患者のためではなく病院側の経済性原理に基づいて行われていることは
明白です。

又、健保組合などの保険者は医療機関からの支払請求が症例に対して妥当な治療か
どうかの判断はせず、法律上の過誤がない限り、決められた保険点数に応じて
支払います。この仕組みでは、当然のことながら検査、治療、投薬が多いほど病院は
利益が出ます。医療費は今後とも留まることなく増大して行くこと間違いなしです。
病院の検査・治療が正しく行われたのかを検証する機関を設置すべきと考えますが、
如何なものでしょうか?

 

 

 


食物健康講座Ⅲ

2013-06-08 14:30:05 | 健康

本日、3回目の市民大学講座を聴講しました。今回の講座は
「商品開発に当たっての機能性付与について・新商品の開発
過程・・・動物・ヒトの実験から見えてくるもの」で、担当は茨城
キリスト教大学准教授の梶田泰孝さん。ヒトの細胞の構造、
食品の機能性、食品摂取によるヒトへの機能性の付与、健康
食品摂取の考え方、廃棄物の利用、等の内容の講義です。
以下の事項が大変興味ある内容でした。

・    健康食品として納豆が注目されている。納豆に含まれる
     ナットウキナーゼが血液をさらさらにすることは証明されて
      いる。しかし、ナットウキナーゼは蛋白質で、胃や腸で分解
     されナットウキナーゼとして血液に入っては行かないので
     納豆を食べたからと言って血液がサラサラになるかどうかは
     疑問。これはコラーゲンも同じで、コラーゲンサプリメントを
   摂っても、
必要なところにコラーゲンが形成されることはない。

・    ブルーベリー、ブラックベリー、ラズベリー、ムラサキイモなどに
   含まれているアントシアニンは俗に視力の回復、動脈硬化や
   老化の予防効果があると言われている。しかし、ヒトでの有効性・
   安全性については、信頼出来るデータが十分ではない。飲食に
   よって健康が増進することを保証するものではない。

・    コーヒーに含まれるクロロゲン酸は体脂肪量の減少に効果が
   あると報告されている。この実験は高濃度コーヒーを使って
   行った結果で、クロロゲン酸が効果を発揮するに必要な高濃度の
   コーヒーを飲めば別な影響が出ることもある。

・    廃棄物の再利用である卵の殻を利用した卵殻カルシュウム
   栄養素の強化・サプリメントの材料として使用されている。実験では、
   卵殻カルシュウムは牡蠣の貝などを利用した貝殻カルシュウム、
   牛骨粉より骨密度の改善に効果があった。

・    子供が親から与えられたビタミンの過剰摂取で脳圧が上昇した例が
   ある。ビタミンA、D、E(油溶性)は過剰摂取は避けなければならないが、
   ビタミンC(水溶性)は過剰摂取しても一定量以上は体外に排出される
   ので問題ない。

・    植物繊維が小腸に入ると、小腸は異物として認識する。これに対処する
   ため小腸は免疫機能を高める。この結果便秘等の改善に役立つ。

・    食事と共にデキストリンを摂取すれば、小腸吸収が(邪魔されて)穏やかと
     なり、長時間かけて吸収が行われる。よって血糖上昇は穏やかとなる。

他にも食品摂取について参考になる事項が沢山ありました。サプリメント
摂取による効果は一過性で一時的には効くが、直ぐ体外に排出されるので、
基本は普段の食事から栄養素を摂ることが望ましいと梶田さんは指摘しています。
多くの食品、サプリメントは、まだ確かな機能性・効果が確証されているとは
言えず、これらの内容を良く確かめた上で摂取することが重要であるとの
結論でした。


薬の話

2012-01-04 21:34:21 | 健康

  

 この年代になると身体に様々な支障が出てくることは避けられません。
  昨年11月に定例検査で尿酸値の状況を看るため、血液検査を行いました。
  昨年一年間の尿酸の数値は大きな変動があり、3月3.9mg/dl,5月7.1mg/dl,
  7月8.4mg/dl、11月は6.7mg/dlとなりました。やっと、7mg/dl以下の基準
  範囲に戻りました。これは原発事故による避難のため居住地を4箇所替えた
  ために、その都度、診察を受けたそれぞれの医者の判断の違いにも関係して
  いるものと思われます。医者も長期間に亘り患者を診ていないとなかなか判断に
  迷うこともあるのしょう。

  尿酸値低下薬を服用し始めて8年間はほぼ同じ薬を同じ量飲んでおりましたが、
  その結果尿酸値は安定し、4.0~5.0mg/dlの範囲で落ち着いておりました。
  複数の避難地での医者達はこの結果を診て、今まで服用していた薬の量を減らし
  種類を変えましたが、それが、前述のような尿酸値の変化となりました。短期間の
  間に薬の服用の違いによってこんなに尿酸の数値が変動するとは思いもより
  ませんでした。

  尿酸値は正常値となりましたが、11月の血液検査の結果の中でコレステロールが
  高いことが判明しました。特にLDL値が152mg/dlで基準範囲の上限値
  139mg/dlを超えました。これは今までの記録更新です。主治医から、恐らく
  運動不足がその原因だろうと言われました。3月12日からの避難以来殆ど
  運動はしておらずやはり運動不足の影響はあるものだと思い知りました。薬は
  今回服用せず暫く様子を見ることになりました。

  斯様な次第で、昨年12月初旬から毎日1時間以上の歩行を続けております。この
   程度の運動で如何なる効果があるのか不明ですが、次回の検査までには正常値
   まで戻したいと考えております。