アンコウ物語

徒然なるままに

中国のデモによる破壊行動

2012-09-19 22:48:27 | 海外


尖閣諸島国有化に対する中国のデモは鎮静化の方向に向かっています。多くの日系企業が
多大なる被害を被りましたが、このようなことが何度も繰り返されては中国市場の魅力や将来性も
大いなる疑問となります。以前の勤務先の同僚が上海で日本レストランを営んでおりますが、デモが
始まってから看板を取り外して休業を続けています。今回はこれまでにない恐怖を抱いているそうです。

良く知られている中国の格言に「水を飲むものは井戸を掘った人のことを忘れてはいけない」と云う事が
あります。松下幸之助は中国に乞われて松下電器の工場を中国に作り技術移転を行い今の中国の
発展の礎となりました。他にも同様な企業進出があり日本企業を含めた外国企業は中国の経済成長に
大きく貢献しています。このような企業に危害を加えることなどもっての他です。

今回のデモの参加者は「90后(ジョウリンホウ)」といわれる1990年代生まれの若年層が中心です。
彼等は歴史教育について学校で次のように指導されております。

  • 日本帝国主義を心より恨み、国土の喪失を悲しみ、憂国憂民の感情を心に持たなければならない。
  • 日本帝国主義の中国侵略の罪状に対して強い恨みを抱くように仕向けるべきである。
  • 南京大虐殺については残虐性と野蛮性を暴露せよ。教師は日本軍の残虐行為の部分を生徒に
    真剣に読ませて、日本帝国主義への深い恨みと激しい怒りを生徒の胸に刻ませよう。南京大虐殺の
    時間的経過と人数を生徒に覚えさせよ。

この歪んだ教育は前江沢民国家主席の政権になって益々強化されました。このような思想教育をされた国民が
辺境な場所に存在する、今までもこれからも見る機会が無い小さな島の趨勢に過剰に反応することになります。

今回のデモによる言語道断の破壊行為はあまねく世界中の人々に知れわたることとなり、中国人民の資質の
程度が再認識され、今後、政治的にも経済的にも中国自身が多大なる影響を被ることになるでしょう。
海外企業の撤退、海外からの投資の減少など、当然ながら多くの企業家は中国進出を躊躇するでしょう。
宗教、人種や歴史に対する偏向教育は何れ国を滅ぼすことになります。このような事が繰り返されれば
中国の台頭も短命に終わるのでは
ないかと思います。中には立派な中国人がいるのに残念ですね。