未来社会を夢見る山下ゆみのブログ

アラ還真っ只中の暮らしと関心ごとを綴っています。最近の日本、おかしなことが多すぎる!と行動に。

3月議会の常任委員会

2018-03-09 02:26:25 | 泉佐野市議会
来年度から保育所と幼稚園が廃止され認定こども園になるという議案が、今日の厚生文教委員会に付託されています。それに伴う幼稚園教諭の「給与削減」議案を含む16議案が昨日の総務産業委員会で審議され、傍聴しました。

幼稚園教諭という職制が廃止され、幼稚園の先生は「保育教諭」と呼ばれることに。名前が変わるだけではありません。これまで幼稚園は教育委員会所管の施設で、そこで働く教職員は小中学校の先生方と同じく府の給与表を用いていたのですが、認定こども園化で市長部局の管轄となることから、市の一般行政職の給与表を用いることにするというのです。そのことで、給与が保育士さんたちに合わせられ、大幅な賃金カットとなります。

同じ仕事を続けるのに、給与カット!?勝手に制度を変えておいておかしくないですか? しかも、教職員組合との協議は決裂して、合意は得られていないというのです。

昨日の委員会で、共産党の高道一郎議員がそのことを指摘すると、千代松市長は、「何が問題なのか。上程している事実について議会が承認するかどうかだ」と開き直りました。市職員労働組合との争議で「不当労働行為」を断罪されたことを、まったく反省していません!

今回のことで、幼稚園の先生が1名辞められて中学校の先生になられるという他に、8名もの保育士さんが早期退職されるということもわかりました。そもそも保育士の給与が低すぎるという問題がありますね。



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委員会の同室傍聴が可能に!

2017-11-21 13:02:55 | 泉佐野市議会
かねてより市民のみなさんから要望があった「委員会の同室傍聴」が、12月議会からできるようになりました。



本日午前、議会改革検討会が新しい委員会室で開催され、試験的に中継が行われました。
これまで全員協議会室で行われていた各種委員会は、今後広い部屋に移転して整備された「委員会室」で。傍聴席は部屋の最後部に、一般傍聴者6席の他、報道関係者席も用意されています。
隣室での傍聴は音声のみでしたので、聞き取り辛く、発言者が誰か、またその内容もわかりにくいと、同室傍聴の要望がずっとあり、会派として実現を求めてきました。今回長年の懸案が一定改善され、大変うれしく思います。





また、委員会室に入りきれなかった傍聴者の方は、隣室での傍聴となりますが、モニター画面が設置されましたので、これまでより審議の様子がよくおわかりいただけると思います。



本会議同様、委員会へもぜひ傍聴にお越しください。
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市立西脇病院の視察

2017-10-04 15:34:52 | 泉佐野市議会
泉佐野市議会りんくう総合医療センター対策委員会で、兵庫県西脇市の市立西脇病院を視察させていただきました。
2003年には50人を超えていた医師が、2007年に39日まで減少、小児科医が1人となったことに危機感を覚えた地域のお母さん方が「西脇病院小児科を守る会」を立ち上げて、小児科の入院再開と医師増員を求める署名に取り組まれました。同時に地元医師会の協力を得て、病院の現状、コンビニ受診の問題点を勉強。医師の重労働の実態を知ることで、正しい病院のかかり方を学び、地域住民の「宝=市民病院」を守ろうと奮闘され、人口を超える署名を提出。そんな会の活動があるなら、と新小児科医が着任!
商業連合会も地域振興券に病院への支援金を組み込むなど、医師と市民の取り組みで、病院の危機を救い、現在も「小児医療を守る会」や「地域医療を支える市民の会」が活動されています。

りんくう総合医療センターをよりよい病院にするためにも、住民パワーは欠かせないと痛感しました。

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請願がひとつ、委員会で採択に!

2017-09-08 06:38:17 | 泉佐野市議会
 きのうは厚生文教委員会が開催され、委員として出席しました。
 
 大阪府の福祉医療費助成制度の改定にともなう条例制定には、新たな負担増が大きいこと、市民の命、健康を守る責務を果たしてほしいとの思いから反対しました。

 「いじめ防止対策推進法」による「泉佐野市いじめ防止基本方針」が6月に示され、それに関連して、「いじめ問題対策連絡協議会」と「いじめ防止対策審議会」を設置するための条例制定の議案が出ています。これらには、実効ある運用を求めて賛成しました。

 補正予算案には、福祉センター移転により入浴サービスがなくなるため、新・社会福祉センターと鶴原共同浴場を結ぶシャトルバスを11月から運行することや、路線バス・南海電車を利用して通学している小学生対象のスクールバス運行を試験的に実施することなどが盛り込まれています。そして大きな事業として、第二・中央・北中・大木の4つの小学校にプールを建設するというものです。佐野中学校・新池中学校・佐野台小学校に続き、これまでなかった学校プールが次々にできることは、泉佐野の教育環境改善におおいに寄与するものです。これは評価できますが、福祉センターの移転前提のものが含まれていることなど、また、昨日の総務産業委員会に付託された中に反対する事業が多いことから、補正予算案自体には反対しました。

 議案審査の後、午後から2本の請願についての審査となりました。
 うちひとつの「交流による精神障がい理解の促進に関する請願」が、全員賛成で採択することに決まりました。請願者を代表して意見陳述された3名の方も、大変喜んでくださいました。今後の市の事業を後押しする条件となるよう、働きかけていきたいと思います。 
もうひとつの「福祉センター跡地等を公共福祉用地として活用することを求める請願」は、私と寺本議員だけが賛成で不採択になりました。予想はできましたが、多くの市民の声を議会に反映できないこと、残念です。
 
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こども議会

2017-09-03 18:51:59 | 泉佐野市議会
 8月30日に小学生、31日に中学生を対象に「みらい 泉佐野こども議会」が開催されました。
 かつては教育委員会主催で、小中学生の質問に担当の部長さんなどが答弁される「子ども議会」が開催されていた時期もありましたが、今回は市議会の主催で、市議会議員が答弁するという形式で行いました。
 と言っても議員の立場で答えられる内容は、市当局のそれとはおのずと異なります。「質問」・「答弁」ということばを用いているものの、内容的には「意見交換会」という位置づけで行いました。

 小学校は時間の関係で13校中7校、中学校は5校すべてから、それぞれ2名の代表が、「遊び場」、「土曜授業」、「プール」、「まちの美化」、「イベント」など、日頃疑問に思っていること、困っていることなどについて鋭い質問をしてくれました。
 
 小学生から多かったのが「ボール遊びのできる公園がほしい」というもの。議員からは「学校の運動場で遊んだら?」と提案されるも、それでは間に合わない現実がありました。「校区外に子どもだけで行ってはいけない」というルールの下、子どもたちがのびのびと安心して遊べる公園が如何に近くにないか、という現実を突きつけられました。

 中学生からは、「土曜授業の効果がわからない」「夏休みが短くなったのに、宿題は同じ量なのはなぜ?」「部活や分割授業を増やしてほしい。そのためには、先生の人数を増やしてほしい」と、学力、学校生活に関する厳しい意見が多く出されました。「夏休みは朝9時から晩9時まで塾。宿題をする時間がない。」という反論には、過酷な競争教育の無法地帯に子どもたちを追い込んでいる現代社会の病巣を見た思いがしました。
 こんな世の中、絶対おかしいよね。君たちにそんな辛い思いをさせているのは、すべて大人の責任です。「子どもの権利条約」や「児童憲章」が泣いてるよ。教育とは学力をつけてもらうことだけではない。人間としての丸ごとの成長・発達を保障するものでないといけないのに。「副教科はなぜあるのですか?」という質問が飛び出した背景には、受験戦争に勝ち抜かせることが教育の一大使命だと勘違いしている政治家がつくってきた、日本の教育の貧困さが如実に表れています。

 とにもかくにも、小中学生のみなさんにおおいに学ばされ、反省させられた「こども議会」でした。

 私は大木小学校の児童のお二人からの「課題のある子とない子について」、「土曜授業について」という質問に答えさせていただきました。
 支援を必要とする友達があまりにわがままだと一緒に遊べないですね。学校で等しく教育を受ける権利は、どちらにも保障されなければなりません。そのためには、もっとたくさんの先生がいてくれるなど、環境整備の必要性を訴え、それを求めていくと答えました。
 土曜授業が導入された経過で、先生の意見が取り入れられなかったことはおおいに問題!として、具体的にお聞きしていた問題点を紹介しました。「土曜授業は必要」という立場で答えた議員もおられますが、私は「反対」の立場で、「なくしてほしい」という児童と意見交換しました。
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3月議会が閉会

2017-03-24 10:53:25 | 泉佐野市議会
先ほど、泉佐野市議会3月定例会が、すべての案件を可決して閉会しました。
来年度予算も、一般会計、国保はじめ6つの特別会計、水道事業会計のすべてが可決・成立しました。私たち日本共産党議員団は、一般会計と国保、介護保険、高齢者医療、公共用地先行取得の4つの特別会計、水道事業会計に反対しました。

予算に組まれた事業で市民の利益にかなわないものを指摘して、また、市民のみなさんからお聞きしている各種要望を突きつけて、反対討論を行いました。問題はたくさんあって、私も頭を整理して報告のニュースづくりに取り組まなければなりません。

議員発議の意見書は、私たちの提出した「子ども医療費助成に対する減額調整措置の早期撤廃を求める意見書」が、なんとか賛成多数で採択されました!案文はいろいろ参考にして作ったオリジナルです。反対する理由がわかりませんが(公明党さんは反対討論されましたが、筋がどこにあるのか謎でした。)、とにかく採択されてよかったです(o^^o)
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予算委員会最終日

2017-03-15 06:29:20 | 泉佐野市議会
平成29年度予算を審査する予算特別委員会も、残すところ今日1日となりました。今日は、一般会計の歳入全般から、特別会計、事業会計(水道事業)と進んで終了の予定です。

週明けに市役所に来ましたら、正面玄関前の舗装が新しくなっていました。特殊なタイルらしいです。環境への配慮が様々なところで進むと良いですね。

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3月議会初日終了

2017-03-03 17:04:46 | 泉佐野市議会
今日から始まりました3月議会。「施政に関する基本方針」の市長演説の後、それに対する質問が続きます。
高道議員の会派代表質問が、本日3番めで行われました。
病院の経営難、こどもの貧困対策としての給食費助成やこども食堂のあり方、社会福祉センターの移転関連事業についての質問に、担当部局の方から答弁がありました。
詳しくは、来月発行予定の市政報告に記載しますが、間もなくインターネットで録画の視聴もできるはずです。

子どもの貧困対策についての質問が他の議員さんからも多く、それらへの答弁の中で、就学援助の基準は今年度から1.2に引き上げられたものが、来年度さらに1.4になることがわかりました!
引き上げを要望し続けていた頃は、いくら言っても「財政が厳しいので無理」とのことでしたが、
どんどん改善されてよかったです。同時に、制服代をはじめとする入学準備にかかる費用の前倒し支給を、ぜひとも実現させたいです(^_^)
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3月議会

2017-03-01 14:47:11 | 泉佐野市議会
明後日から泉佐野市議会3月定例会が始まります。まず、市長から「施政にに関する基本方針」について演説があり、続いて各会派の代表質問、個人会派の質問と続きます。

この議会では私は予算特別委員会に出席しますので、会派代表質問は高道議員が行います。すべての議員の質問項目は、市のホームページの新着情報か、市議会のページから見られます。関心のあるテーマの時には傍聴にお越しいただくか、インターネットの中継をご覧ください。

「施政に関する基本方針」に対する質問
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市民の願い込めた請願2本、委員会で不採択に

2016-12-07 06:50:32 | 泉佐野市議会
 昨日の厚生文教委員会には、2本の請願が付託されました。

 ひとつは、「介護保険新総合事業「現行相当サービス」報酬を出来高払い制とせず、これまでどおりの包括報酬制とすることを求める請願」です。要支援1・2の方の訪問介護・通所介護が保険給付から外れて自治体の実施する「総合事業」に移行するにあたって、その介護報酬(事業者に支払われるサービス提供への報酬)の計算方法を変更することなく、月額包括制を維持してほしいというものです。回数ごとの報酬になれば、利用者にとっては金額的には負担軽減となりますが、事前のアンケートで平均16.1%の減収になるとの結果が出ており、54%の事業所が「これでは経営していけない」と答えています。事業の縮小や撤退が起これば、サービスを利用したくても受け皿がなくなることになります。利用者の立場からも事業所の安定的な経営を守る必要性があることを指摘し、議員のみなさんの賛同を求めましたが、残念ながら賛成少数(私と寺本議員のみ)で不採択となってしまいました。

 もうひとつは、「福祉センターの移転中止を求める請願」です。保健センターが市役所内に移転するにともなって、福祉センターがその跡に移転する計画になっていますが、利便性や機能性など総合的にみてまったく道理がなく、この間街頭署名活動などで約1500筆の署名が集まりました。元民生委員さんで、現在は長生会の活動などで福祉センターを利用されている方が、具体的な事実を列挙しながら、道理あるすばらしい意見陳述をされました。私の想いも網羅されており、付け加える必要を感じない内容でした。ほかの議員さんも意見は何も発言されなかったのに、賛成が1件目と同じく私と寺本議員のみで、黙って反対の議員多数で不採択となりました。
 この福祉センターの移転については、公共施設の耐震化の優先順位から見ても、午前の議案の審議内容、答弁からますます疑問がふくらみ、「移転ありき」の市の姿勢が明らかです。その事実を前に、市民の当然の請願に背を向けた議会のあり方が問われなければなりません。
 本会議でさらにその点を追及したいと思います。

 
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