タケ・タケ・エヴリバディ!

当ブログは「竹と生きる・竹を生かす」をメインテーマに、管理人の田舎暮らしの様子をお届けします。

竹林のシャガ

2024年04月26日 | 竹と生きる

相変わらず、ボクは毎日タケノコと格闘する日々です。いよいよタケノコちゃんたちは、竹林周辺の陽当たりのよいエリアから、竹林内部のエリアにも顔を出し始めました。ここから本格的なシーズンが始まります。なんたって、タケノコはあっと言う間に大きく成長して竹になっちゃいますからね。放っておくとまたたく間に竹の本数が激増しちゃいます。

なので、このところボクの生活は、毎日タケノコを掘って近所や親戚、知り合いにタケノコを配ってまわる日々です。いよいよ今週末からは、「タケノコ掘りツアー」にやってくる知人家族の予約が、わが家のカレンダーに書き込まれ始めました。GWに長男一家も帰省するし、これから忙しいぞ!

毎日竹林に足を運ぶボクですが、竹林の中で咲く可憐な花に心を癒やされています。毎年必ず花を咲かせるその姿を、ボクは65年間の人生の中でほとんど毎年見ています。「あぁ…今年も咲いてくれたか、1年ぶりだね」そんな思いで、今年もこの花を見つけました。

これがその花、「シャガ」です。シャガ(Iris japonica)は日本各地の低地や人里近くの湿った森林に普通に見られる、常緑多年草。葉はやや厚く強い光沢があって垂れます。春に茎を斜めに伸ばして、その先に白地に青い斑点が入る花を多数咲かせます。長い地下茎を伸ばし、その先に芽をつくってふえるので、大きな群落をつくるのが普通です。アヤメ科アヤメ属の多年草です。もう少しアップで見てみましょうか?

白と紫とオレンジ。この組み合わせがなんとも可憐ですよね。いろいろ調べてみると、この「シャガ」の根には毒があるみたいです。まぁ食べることはないと思うけど、一応知識として知っておかなくちゃね。この「シャガ」、とて可憐でキレイなので「切り花にして花瓶に生けたいな」って思いますが、でも無理なんですよ。やってみるとわかりますが、あっと言う間にしおれてしまいます。

「シャガ」の花に心を癒やされながら竹林の周りに視線を移せば、そこにはたくさんの食材があります。「タラの芽」は終わりましたが、今は「ウド」が盛りです。これらをチャチャチャと収穫して、今日も食材ゲットだぜ!

はい。これが今朝の収穫です。わが家は女房との2人家族ですので、もうこれで十分すぎます。ちなみにウドの下に見えているのはタケノコです。実はわが家のルールで、台所に皮付きのタケノコやウドをそのまま持ち込むことは禁止されています。タケノコは竹林で包丁で2つに割り、皮を剥いでからでないと家には持ち込めません。ウドも余計な葉っぱや茎を竹林近くで包丁で切り落とし、下処理したものが台所に運ばれます。もちろんこれは「タケノコの皮やウドの葉など大量のゴミが出る」という理由からです。外で処理したそれらは、竹林の中に投げつけて終わりです(自然に返すってことですよね)。

今の季節、太いタケノコ(いわゆる「立派なタケノコ」)はタケノコが欲しい人たちに配るわけですが、竹林の周りには細っこい貧弱なタケノコもその倍以上出現します。それらも放置しておくとすべて竹になっちゃいますから、こちらがわが家でいただくタケノコになります。不思議なもので、この貧弱なタケノコも意外に美味しいんですよ。

もちろん、生えてくるタケノコに消費が追いつくはずもなく、これから「タケノコの収穫」と同時に「大きくなりすぎたタケノコを蹴り倒す」というのが、ボクの毎日の作業になっていきます。

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