山さんぽ花さんぽ

奥秩父や奥多摩周辺の山と花の風景を楽しんでいるデジカメ日記です

真名井北稜から川苔山から大丹波川

2013年04月28日 | さんぽ


2013年4月27日(土) 晴れ

林道の空地→真名井橋→新秩父線38号→真名井北稜→曲ヶ谷北峰→川苔山→踊平→獅子口→大丹波川→林道の空地

さて、今日からGWだ。連休前はあれこれ考えていたが、結局安近楽になってしまった。当初、川苔山は電車バスを利用する予定でいた。しかし、駐車場もあるということで、のんびり車で出掛ける。今回は真名井北稜のバリエーションルートを登り、大丹波川沿いに戻って来ようというものだ。若葉が芽生え、萌える山肌を仰ぎ、奥多摩の新緑を満喫できればいいと考えた。車はキャンプ場を過ぎて間もない空地へ駐車する。ここから車道を歩いて真名井橋まで下った。


<ツツジ>
真名井北稜への取り付きは至って簡単だ。真名井橋を渡って、突き当りを右折し、沢沿いに林道を数分進んで「新秩父線38号線に至る」を入れば良い。なだらかな巡視路が尾根に向かって伸びている。



<萌える新緑>
尾根に乗れば、明るい陽ざしがシャワーのように降り注ぐ。



<微笑む山肌>
お隣の赤杭尾根も淡い緑色に包まれ、春爛漫な陽気だ。展望は少ないが、明るい尾根道が山の解放感を与えてくれる。静寂な時とツツジの赤色が新緑に溶け込んでいた。



<ツツジ>



<ツツジ>



<伐採地>
しばらくすると南面が伐採された場所に出た。眺めれば赤杭尾根が垂れ下がっている様子が良くわかる。



<芽吹きはじめの季節へ>
辺りは新緑から季節が後戻りしたように変わった。この尾根は巡視路が延々と続いている。道標こそはないが、一般登山道といえるほどしっかりしていて迷うこともないだろう。忠実に尾根を進めばだが。



<ここにも初々しい春を感じる>



<奥に有間山が>



<明るい尾根>



<ツツジ>
色鮮やかなツツジに出合った。単独だと花が話し相手になってしまう。「うお~!」とか、「あった!」とか、「ありがと~う」とか、出合った瞬間の気持ちが言葉になる。



<尾根にはこんな場所も>



<数少ないアカヤシオだが>
西上州の山では先日の雪でだいぶやられてしまったようだが、ここもそうなのだろうか。アカヤシオの花が傷んでいるように見える。



<明るい雑木林>
この先、真名井沢ノ頭で赤杭尾根からの登山道と合流する。ハイカーが数名現れた。この先は一般登山道となり、すれ違いざまに挨拶を交わす事となる。「ちわ~」っと。



<蕎麦粒山、三ツドッケ>
曲ヶ谷北峰に着いた。見慣れた天目背稜の山並みがすぐそこだ。おそらく川苔山の山頂は、人、人でごった返しているだろう。覚悟して行ってみよう。



<川苔山の山頂>
風がこの日は強かった。尾根ではそれほど感じなかったが、一枚羽織ることにする。



<雲取山を眺めて>
やはり山頂はハイカーでいっぱいだ。座る場所もないほどである。もっとも単独のおじさんは隅で静かに食べるのが好きだが。



<風が強く、枝が揺れている>



<有間山、大持山>
踊平へ向かう途中、大持山と小持山から派生する高ワラビ尾根を眺めた。今日のコースは川苔山の山頂を除いて初めてとなるが、見慣れた山が見えるとやはりうれしい。



<アカヤシオ>



<のびやかな山道>



<ここのアカヤシオが一番咲ぷりがいいようだ>



<コバイケイソウ>
踊平から下山する。沢沿いに下るが、わさび田があったり、小屋跡があったり、人が入っていた場所のようだ。



<沢沿いの山道>



<ニリンソウ>
花が目に入った。見頃は過ぎてしまったようだが、いたるところで咲いている。



<大丹波川>
山道は川を縫うように走る。その度に橋が架けられ、清涼感たっぷりの場所だ。静かな夏のひと時にはいいかも。



<ニリンソウ>
まだまだ十分に花見ができる。それも群生で楽しめた。



<ニリンソウ>
一輪草と思ったが、花の大きさや葉っぱからして、二輪草のようだ。2個の花を持っているようには見えなかったが、観察力が鈍いのはしょうがない。



<淡い季節>
沢沿いの道から林道へ上がった。水の流れる音もなくなり、こんどは風の音が聞こえてくる。



<若葉>
真名井北稜は踏み跡が実にしっかりしていて、一般登山道となんら変わりはなかった。考えていた新緑の山歩きが出来て良かった。GWは遠出したくなるが、たっぷり時間を掛けて、渋滞知らずで近場の山を味わうのも悪くない。まだまだ奥多摩にも知らない場所がたくさんある。季節を楽しみながら訪れたい。

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