民主党の選挙対応への批判として「風頼み」という常套句がある。大手新聞でもよく使われる便利なフレーズだが、正直に言ってこの批判は少々、民主党に酷だと思う。何故なら、世論調査などに登場する「民主党支持層」なる存在自体が幻想だからだ。それは、あくまで「次の選挙では民主党に投票してもいいかな」と思って○を付けた人であって、「うちは親子三代、○×党」というような通常の政党支持層とは全く異なるのだ。
考えれ . . . 本文を読む
イラクで人質3人が解放された。無事であることも確認されたようだ。今回の事件では、人質家族らに対して批判や中傷が相次いだと報じられた。3人の行動と目的について、朝日と毎日が賞賛する一方、読売と産経は軽率との批判を強くにじませる論調を打ち出した。
国民世論も二つに分かれたが、総じて「自己責任」と突き放す意見が多く聞かれたような気がする。「人命は地球より重い」として乗っ取り犯の要求に応じたダッカ事件 . . . 本文を読む
ファルージャでの一時停戦が決まったが、イラク情勢はバグダッドが陥落した1年前に比べても、どんどん悪化しているようだ。一部には「暴力の連鎖」という言葉を用いて、「米軍がイラクから撤退しない限り混乱は収拾しない」という論調が根強く見受けられる。
確かに米軍のモスク攻撃や、子供にも死傷者が出ていることから、一般住民の間に米軍への「憎しみ」が渦巻いていることは事実だろう。しかし、よく見ると、現在の混乱は . . . 本文を読む
イラクで邦人3人が拘束された事件で、小泉純一郎首相が自衛隊を撤退させない考えを表明した。拘束が報じられてから、政府の責任、首相の責任を問う声が出ている。武装グループは3日間を期限としているとのことで、民主党はじめ野党の対応も注目されるところだ。
★「人命」でつまずいた橋本政権
かねてから「テロには屈さない」と強調していることから、首相の判断は決まりきったものと思われがちだが、おそらく「撤退」の . . . 本文を読む