山川草一郎ブログ

保守系無党派・山川草一郎の時事評論です。主に日本外交論、二大政党制論、メディア論などを扱ってます。

ライブドア騒動と朝鮮支配

2005年04月28日 | 日本の外交
きのう(27日)放送のCS朝日ニュースターの番組に東海大の小倉紀蔵助教授が出演し、日韓関係についてユニークな視点で解説していた。小倉さんのことは、この番組で初めて知ったが、電通マン時代に韓国文化に興味を持ち、ついに専門家にまでなってしまったという"変わり者"らしい。 その小倉さんが、日韓対立の歴史を「ライブドアのニッポン放送買収騒動」になぞらえて説明していた。「韓国人にすれば朝鮮支配が目的ならま . . . 本文を読む

既存メディアの現状を考える(3)メディアスクラム

2005年04月19日 | メディア論
事件や事故の被害者にマスコミの取材が殺到し、深刻な二次被害を引き起こすことがある。メディアスクラムと呼ばれる現象だ。既存メディアに対する不信感の根底に流れるのは、そうした「怖いマスコミ」のイメージであろう。 メディア側の人間がいくら「権力の監視役」を強調しても、そのペンの矛先が自分たちに向いていると信じ込んでしまった市民の嫌悪感は簡単には拭えない。敵の侵攻から国民を守るはずの軍隊が、国民を犠牲に . . . 本文を読む

「常任」であることの優越感

2005年04月18日 | 日本の外交
中国での「反日デモ」が止まらない。訪中した町村信孝外相は中国側に抗議したが、先方の外相は謝罪を拒否したという。自発的なものだろうが、官製だろうが、デモそのものを非難するつもりはない。しかし、外国公館の警備を放棄するような中国公安当局の行為は、決して国際社会の理解を得られないだろう。 一部の暴力行為に対して、いったん「遺憾」表明しながら、のちに一転「全責任は日本側にある」と非を認めなくなった中国政 . . . 本文を読む

義和団事変と反日デモ

2005年04月14日 | 日本の外交
北京の日本大使館を取り囲む民衆。罵声を浴びせながらの投石で、窓ガラスが割られる。先週末に中国で起きた「反日デモ」と呼ばれる暴動をみていて、歴史の授業で習った「義和団事変」を思い出した。インターネットで義和団事変について調べたところ、その類似性に驚いた。 義和団は、清朝中期に山東省に生まれた宗教的秘密結社。19世紀末以降の門戸開放で外国人宣教師が入国したことに反発し、「扶清滅洋」(清国をたすけ、西 . . . 本文を読む