山川草一郎ブログ

保守系無党派・山川草一郎の時事評論です。主に日本外交論、二大政党制論、メディア論などを扱ってます。

臨時ニュースをお伝えします

2004年09月23日 | 日本の外交
中国軍、沿岸部に集結=CBS  【ワシントン23日山川草一郎】米CBSテレビが23日、国防総省高官の話として報じたところによると、中国人民解放軍の複数の部隊が、福建省沿岸地域に集結している模様だ。部隊の所属や装備など詳細は明らかになっていない。  一方、ジョセフ・ナイ国務長官は同日、本紙の取材に対し、ケリー大統領が中国政府上層部に直接電話し、事実確認を求めたが不通状態が続いていることを明らかにし . . . 本文を読む

日米中トライアングル

2004年09月17日 | 日本の外交
自民党の加藤紘一元幹事長がかつて「日米中の正三角形」を唱えていた。宮沢喜一元首相ら自民党保守本流(宏池会系)の人々に根強い考え方だ。日米中3国が「正三角形」になれるかどうか疑問もあるが、日本が国家として、太平洋両岸の2大国の間でバランスを取りながら、国益の最大化を目指すというのなら、それはそれで一つの外交路線として評価できると思う。 事実、冷戦の開始から終結までの約半世紀、自民党政権はソ連や中国 . . . 本文を読む

手段としての「日米同盟」

2004年09月13日 | 日本の外交
イラク戦争以来、日本の外交・安全保障路線をめぐって、保守派の論壇が「親米保守」と「独立保守」の両派に分裂している。日米同盟を重視し「米国との関係強化こそ冷戦終結後の日本の国益」と説く親米保守派に対して、独立保守派は「身勝手な米国からは距離を置き、自主国防を確立して日本独自の外交を展開すべきだ」と反論する。 管見の限りでは、元駐タイ大使の岡崎久彦氏や拓殖大教授の森本敏氏らが前者に、東京都知事の石原 . . . 本文を読む

「天皇の喪失」と公務員の堕落

2004年09月06日 | 社会時評
公務員の不祥事がメディアを賑わすようになって久しい。90年代の大蔵不祥事に始まり、外務省機密費流用事件、相次ぐ検察・警察の不正経理事件・・・。政治家の専売特許だったスキャンダルは、今や高級官僚たちの代名詞となりつつあるようだ。いや、高級官僚だけではない。警察官や公立学校教員の破廉恥な犯罪も後を絶たないし、最近では社会保険庁職員による年金流用や個人情報の覗き見などが問題になった。こうした傾向の背景に . . . 本文を読む