ヤマヒデの沖縄便りⅣ 歩き続けて 歩き続ける 再び

「基地の島」沖縄を歩き続け34年、気ままに綴ります。自然観察大好き。琉球諸島を戦場に据える「島嶼防衛」は愚の骨頂。
 

【拡散願います】選挙が始まる中で考えたいこと(20211006)

2021年10月06日 | 考え直すために

 もうお昼だ。選挙の音で起きた。起こされた。2021年10月6日。晴れ。昨夜は「《生きたくなる読書》応援カード」の印刷をやっていた。お試し版だが、4種類×20部=80枚を先日と合わせて完了。「ヤマヒデ工芸」の初仕事。

 岸田政権が組閣されたら、支持率55㌫とか。この岸田政権は、安倍・麻生のおかかえ総理、首相-政権だ。何一つ変わっていない。もしも彼が、自民党を変えるとすれば、ウソやごまかしを改めることからしか始まらない。ご本人の広島選挙区の、河合某への選挙資金の問題は、安倍がらみのことであり、ここを解明するか否かは大きいぞ。きちっと明らかにしろ。

 国権の最高機関たる国会無視をどうあらためるのか。政治のイロハが問われている。憲法53条を無視してきた菅内閣。憲法違反を堂々としらばくれ、また学述会議の任命を拒否してきた自公政権。首相の権限を越えた内閣主導の独裁政治。

 コロナ禍が激しくなってもオリンピック・パラリンピックに固執した政治は、自公が国民不在だと教えてくれた。唯我独尊の政治をただせるのは、私たち一人一人が考え始めることからしか始まらない。時間は掛かるが、これしか道は拓けない。だから私は「《生きたくなる読書》応援カード」の製作を始めたのだ。

 無論、今回の選挙で変える兆しをつかみたい。つかまなければ、日本(沖縄も)は終わるだろう。しかし展望は決して明るくない。自公政治の失態を明確に批判する声は、まだまだ大きくなっていない。「泥船から」脱出しようという気概が弱い。76年前のこの国は、沖縄などに「自決」を強いた。自決をしいたが、権力者は未だに開き直っており、人々も対峙できていない。76年後の我々も、こんな泥船に乗ったままだ。

 何故気づかないのか。「自決」も「特攻」も向き合わされているベクトルは違うが、「国家が絶対」という鏡は全く変わらない。私たちはこの鏡を壊すことを始めなければならない。「国家を映し出す鏡」(無意識に元号で考えたり、「天皇陛下」と言ってしまう心性と絡みついている)を捨て去り、私たち自身を映し出す鏡をつくりださなければならない。

 無力感を捨てる努力を。確かに孤立していれば、無力にしか感じられない。方法もわからない。これは野党共闘の課題でもあるだろう。政策を掲げるのみならず、方法を示す。無力でないと説く。地域に集団的な形を作り出す。そうした中で小さな可能性が拓けてくるだろう。

 岸田と言えば広島選挙区だ。しかし彼は安倍の自民党。核兵器禁止条約を批准する気などさらさらない。米国の属国論者だからだ。広島市民の悲しみを共有できないからだ。逆に言えば、こういう首相に対して、広島市民は、悲しみを超えた怒りを持てるのかが、問われている。ここにおいても国家を映し出す歪んだ鏡を壊さなければならない。同様なことは沖縄でもしかり。

 選挙とは、自分の一票だけではない。どうするのと、自分が、他人が考えを深める機会にしなければならないのだ。またいそがしくなるなぁ。私の仕事の第一は、軍隊を可視化することだというのに。これは、国家を映し出す鏡を壊す作業と連結していると、自覚し直している今日この頃。

 

 

て氏得てくれた。

 



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