9月18日午後、私は突然激しい腹痛に襲われた。
とにかく痛いのだ。我慢できない痛さなのだ。今まで経験した事のない痛さだった。
大男が、私の胃をわしづかみにして、雑巾みたいに絞っている様な痛さだった。
救急車で病院に運ばれた。
病院に着くと、すぐ痛み止めの注射が打たれた。
その後、医師が私の腹部を押したりした後、レントゲンを撮った。
医師は“胃幽門狭窄症”という文字を書いて私に見せて言った。
「食べた物が腸にいかず、胃が膨れ上がっている状態です。鼻から管を入れて胃の中のものを全部取りのぞきます」
即入院となった。(つづく)