え~?、まだ「胃幽門狭窄症」終わってないの?
…スミマセン終わってませんでした。
●4月8日
胃の変形を調べる為、胃のレントゲン検査があった。
●4月23日
胃の薬がなくなってきたし、レントゲン検査の結果を知る為、病院へ行った。
「こんにちは~」私は元気よく診察室へ入って行った。
主治医は、机の上にあるモニターを見ていた。
私の方を振り向くと「先日はお疲れ様でした」と言った。
先日は?何の事…あっそうか、胃のレントゲン検査の事か…。
モニターには、なにやら“まんまるく膨らんだ胃らしき画像”が写っていた。
“あれ~?胃の形してないなぁ…”主治医が説明しなくても大体わかった。
「yamacさん、胃は変形したままですね~」
別の角度から見た胃の形も見せてくれた。あきらかに、普通の胃の形をしていない。
胃の出口が上の方にある。
主治医は、今回も私に解り易い様に、図を描いて説明してくれた。
「治るんですか?」
「治りません。でも、これ以上悪くならない様にしましょう。胃の調子はどうですか?」
私が胸やけが少しあるくらいですと言うと、
「薬はガスターDだけにします。胃の調子が良かったら、薬は飲まなくていいです」
「これで卒業です。次は9月に来て下さい」
「え~?今年の9月ですか?」
「そうです。9月で1年になりますから…」
胃は曲がったままだが、約7ケ月間の通院も今日でやっと終わった。
そして、入院中主治医が言った言葉を思い出した。
「さんざん痛めてきた胃は、そう簡単には治りませんよ」
その通りだった。
今では何でも食べられる様になった。
体重も退院した時より10kg増えて、顔も丸くなってきた。ハッピーエンドだ。(完)