かんにんブクロ

絵本とイラスト付きで書いているブクロ…いやブログです(笑)

胃幽門狭窄症(8)…

2009年04月23日 | Weblog

え~?、まだ「胃幽門狭窄症」終わってないの?
…スミマセン終わってませんでした。

●4月8日
胃の変形を調べる為、胃のレントゲン検査があった。

●4月23日
胃の薬がなくなってきたし、レントゲン検査の結果を知る為、病院へ行った。
「こんにちは~」私は元気よく診察室へ入って行った。
主治医は、机の上にあるモニターを見ていた。
私の方を振り向くと「先日はお疲れ様でした」と言った。
先日は?何の事…あっそうか、胃のレントゲン検査の事か…。
モニターには、なにやら“まんまるく膨らんだ胃らしき画像”が写っていた。
“あれ~?胃の形してないなぁ…”主治医が説明しなくても大体わかった。

「yamacさん、胃は変形したままですね~」
別の角度から見た胃の形も見せてくれた。あきらかに、普通の胃の形をしていない。
胃の出口が上の方にある。




主治医は、今回も私に解り易い様に、図を描いて説明してくれた。
「治るんですか?」
「治りません。でも、これ以上悪くならない様にしましょう。胃の調子はどうですか?」
私が胸やけが少しあるくらいですと言うと、
「薬はガスターDだけにします。胃の調子が良かったら、薬は飲まなくていいです」
「これで卒業です。次は9月に来て下さい」
「え~?今年の9月ですか?」
「そうです。9月で1年になりますから…」

胃は曲がったままだが、約7ケ月間の通院も今日でやっと終わった。
そして、入院中主治医が言った言葉を思い出した。
「さんざん痛めてきた胃は、そう簡単には治りませんよ」
その通りだった。

今では何でも食べられる様になった。
体重も退院した時より10kg増えて、顔も丸くなってきた。ハッピーエンドだ。(完)


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ソケイヘルニア(6)…

2009年04月11日 | Weblog
病院を出ると、傷口をかばいながらゆっくり歩いて家に帰った。
鼠径部を4cmほど切って、まだ数時間きりたっていないので、多少の痛さはしかたない。

帰宅しても重い物を持ったりせず、椅子にすわったり、部屋の中を歩いたりするのは痛みも
少なく、何も問題はなかった。
ところが、床に横になる時と起き上がる時は、傷口がすごく痛かった。
夕食から普通に食べていいのだが、飲酒は、手術前3日間と術後3日間は控えるように言われ
ていたので、酒は飲まなかった。

●1月17日(術後1日目)
朝、起き上がる時「イテテテテテテッ~!」と大変な痛さだった。
とにかく痛くて起き上がれないのだ。でも、痛いのを我慢して、なんとか起き上がった。
傷口を見るとだいぶ腫れていた。パット付きシートに少量の出血があった。
起き上がったのはいいが、床に腰を下ろそうとすると又痛くて座るのに一苦労。
横になったら最後、起き上がるのがあまりにも辛いので一日中寝ていた。
こんなに痛いのがわかっていたら、もう少し様子を見てから退院すればよかった。

●1月18日(術後2日目)
午前11時前、病院へ行った。
看護師が私の名前を何度も呼んだが、こっちは診療室までスタスタ歩けないのだ。
ベッドに上がるにも、顔をしかめながらスローモーションの様にやっとこさ上がる始末。
看護師がパット付きシートをはがし、新しいのに変えてくれた。
「起き上がる時、すごく痛いんですが…」
「腹に力を入れないで、両腕の力で起き上がる様にして下さい」
医師はそう言うと、私の傷口の廻りを指で押したりしたので、「イテテテテテテッ~!」と
思わず声を出してしまった。“そんなところを押したたら痛いでしょ!”と言いたかった。
医師は別にあわてもせず言った。
「少し腫れてますが、数日たてば腫れもなくなります。術後数日は多少痛みはあるんです。
痛みが続くようでしたら、痛み止めの薬を余分に出しますから飲んで下さい」
私は、腕の力だけで起き上がりベッドから下りた。
“こっちの痛さわかってんのかなぁ…”

私は小股でゆっくり歩きながら家に帰った。

…………………………………………………………………………………


その後、数日痛みがあったが、数週間後にはまったく痛みはなくなった。
今では手術した箇所もわからなくなった。(完)



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