かんにんブクロ

絵本とイラスト付きで書いているブクロ…いやブログです(笑)

ソケイヘルニア(5)…

2009年03月27日 | Weblog
夢の中なのか、私の左側に女性の看護師、右側に男性の看護師がいて、私に何か話しかけて
いる。

気が付くと私はベットに寝ていた。でも、天井にはあの手術室独特の無影灯はない。
ベットの廻りはカーテンが閉められていた。どうもここは手術室ではなく、病室の様だ。
と言う事は手術は終わったのだろうか。恐る恐る鼠径部を見ると、手術した跡があった。
“手術は終わったのだ”私は眠っていて、手術が終わった事も、病室に移された事も何も覚
えていない。

今、何時だろうか?携帯電話を取り出そうと、起き上がろうとしたが、両足が全く動かなか
った。腕だけの力で、なんとかベットの下にあるバックの中から携帯を取り出した。
時間は午後4時過ぎていた。3時間近く眠っていたことになる。

しばらく横になっていると、看護師が来た。
「よく眠っていましたね。ご気分は悪くないですか?」何度か様子を見に来たらしい。
「両足が全く動かないです」
「そろそろ麻酔がきれる頃なので、大丈夫ですよ」
「3時間近く眠っていたのですか?」
「そうです、でも手術が終わったあと、“終わりましたよ”と声をかけたら、うなずいてい
ましたよ」
…私に何か話しかけたあの場面は、夢ではなかったのだ。
「お小水したくなったら、ナースコールを押して下さいね。尿が出ないと退院できないです
から…」
看護師が帰ってしばらくすると、尿意を催し、両足も動く様になった。

トイレで排尿を済ませてカガミを見たら、手術を終え、手術着を着た凛々しい?私の姿があ
った。(いよいよ手術が始まる時の私は“助けてくれ~~“と怖がっていたけど…)

病室に戻ると、看護師が点滴をはずしたり、手術着をぬがしてくれた。
私は午後5時には退院するつもりだったので、看護師が病室を出ていくと、すぐ服に着替え、
帰る支度をした。
ベットで休んでいると医師と看護師が来た。
「傷を診せてください」と言われて“ハッ”と思った。医師の診察後、問題がなければ帰宅
できるのに、もう全部着替えてすでに帰る体勢になっていたからだ。

「傷もキレイです。出血もなく問題ありませんね。18日の午前11時に緊急外来を受診して
下さい」
医師の言葉に、私は胸をなでおろした。
看護師がニコニコしながら医師に話しかけた。
「3時間近く眠っていて、全然覚えていないんですって“手術終わりましたよ”と声をかけ
たらうなずいていたのに…」
「麻酔にかかりやすいんですね」医師が笑いながら言った。

医師と看護師が帰ると、私は靴をはき、バッグを持って病室を出た。
すると廊下で看護師にばったり会った。
「ちょうど5時ですね。日帰り手術で入院しても、5時に退院する人は、あまりいないんで
すよ。もう少し休んで様子をみてからとか、痛みが心配で、1泊していくんですよ」
私は、別に痛みはないので“そうですか“と答えるだけだった。
「階段の上り下りはダメですよ。気をつけて帰ってくださいね」
最後まで、とても親切にしてくれた看護師さんだった。
私は「ありがとうございました」と挨拶してエレベーターに乗った。
その後、大変な事が起こるとは知らずに…(つづく)

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ソケイヘルニア(4)…

2009年03月09日 | Weblog
1月16日手術の日。
場所が場所だけに、私は風呂場で、鼠径部をていねいに洗った。
さあ!行くぞ!!という気持ちで病院へ向かった。
手術がなんだ!ビクビクするな!!腹は決まった!

朝9時病院に着いた。4人部屋の病室に案内されてから、パジャマに着替えた。
手術室の看護師より、手術の説明があった。「眠っているうちに、手術をしますか?」と聞
くので、そうして下さいと頼んだ。その後、薬剤師が手術後の薬を渡し説明してくれた。
あとは、ベッドに横になってリラックスムード。

11時、点滴が始まった。その後パンツだけになって、パジャマから手術着に着替えた。
1時の手術までは、かなり時間がある。さあ、何でもこい!という気持ちだった。

1時頃、女性の看護師2人が迎えに来て言った「トイレに行って来てください」
トイレで排尿を済ませて、カガミを見たら、手術着を着た勇敢な?私の姿があった。
2人の看護師の後ろについて、手術室まで歩いて行った。
いよいよだな。でも、手術の恐さはまったくなかった。
手術室へ入る前でビニールのボウシをかぶせられた。ここまでも平常だった。

ところが…
手術室のドアが開けられた瞬間、今までの冷静さが、いきなりなくなってしまった。
思っていたより広い部屋の真ん中に手術台がポツンとあり、マスクをしてる医師が2人いた。
テレビのドラマかなんかで見た事のある場面そのものだった。

手術台に上がると、麻酔をかけられ、背中に注射がうたれた。パンツは脱がされ、両手は縛
られて身動きできない状態になった。いよいよ手術が始まる。私は“まな板の鯉”になった。
手術部位の除毛や血栓防止用の包帯を足に巻き始めたのがわかった。
私は“早く麻酔がきいて眠らせてくれ”と祈るばかりだった。
看護師の一人が私の耳もとで「yamacさん、がんばってくださいね」と声をかけてくれた。
医師が「大丈夫、大丈夫、落ち着いて」とか言ってるが、こっちはそれどころではない。
「助けてくれ~~!」(つづく)

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