矢嶋武弘・Takehiroの部屋

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日一日の命

『広瀬中佐』

2024年09月16日 13時59分17秒 | 映画・芸能・音楽

広瀬武夫中佐

NHKの超大作テレビドラマ『坂の上の雲』(司馬遼太郎さんの原作)をDVDで見ていたら、日露戦争の冒頭で、旅順港の閉塞作戦中に戦死した広瀬武夫中佐の話が出てきた。するとすぐに、あの『広瀬中佐』の歌を思い出した。
この歌は軍歌の中でも最も好きな歌である。 個人的な話で恐縮だが、昔、私が某テレビ局に入社した際、職場で新入社員の歓迎会が行われた。会もたけなわになった頃、管理職の上司が好きな歌があったら歌えと言う。
そこで、数人の新入社員がいろいろ歌っていったが、私の番になったので『広瀬中佐』を歌い出した。すると、楽しい場がなんとなく“白けた”雰囲気になったように感じた。それもそうだろう。今ごろ軍歌など歌う奴はそういない。
しかし、この歌が大好きな私はお構いなく歌い続けて終わった。上司のMさんはやや呆れた表情を見せていたが、なにも言わず次の新入社員を指名した。私はあの時の模様を今でもはっきりと覚えている。

広瀬中佐は生前、武官としてロシアに滞在したことがあり、ロシア語も堪能で多くの人と親交を結んだ。中でも軍人の娘でアリアズナという女性との美しい交友は有名である。 その広瀬が日露戦争で戦死したことは何か“運命”を感じさせるが、ロシア軍は彼の遺体を発見すると、戦時中にもかかわらず栄誉礼をもって丁重に葬ったという。(2023年1月11日)

広瀬中佐(歌詞付き)文部省唱歌 尋常小学4年 1912年(明治45年)


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