長男、次男が出る合唱祭。私たちのころは合唱コンクールって名前でしたが、とても記憶に残っている行事の一つです。
変声期の男の子の声が苦しそうでちょっとしゃがれちゃって・・・・さすがに学年が進むごとに声が安定してきます。
男の子たちの声が勝利のポイントって感じです。
さてそんなのどかな行事なのに昨日は本当に大変でした。涙はきっと2リットルくらい流したでしょうか(イメージですが)
昨日の朝次男がなぜか学校に行きたがらない所から始まり、行ったと思ったらおじいちゃんちに早退していくことになっていて、まずビックリ。
次男を捕獲して学校に行ったと思ったら長男は1時間目を放棄して教頭先生に探されていた・・といった具合です。
私の育て方がそんなに悪かったのか・・。落ち込む私。
学校から帰ってきた長男が落ち込みを加速させるように「明日の合唱祭は行かない!」と大変荒れた様子で言い放ちます。
「なんで?!行きなさいよ」「嫌だ行かない」「どうしてそんなこと言うの?!」の繰り返し。
それを聞いたおばあちゃんは「ああ!情けないネェ」といい、聞いた私もイラっと追加です。
とりあえず私と二人で話したところ合唱祭の席のことで怒っているようでした。(そうならそういえばいいのに・・)練習の時にふざけたりしていたので、席がはじになったようです。
しかも両隣が不登校の生徒さんでほぼ確実に空席になる様子。
ってことは長男的には隔離されたみたいな席になってるということです。…ということで長男の1時間目放棄になり、それ以降の荒れた行動につながっていったらしいです。
もちろん長男の行動も団体行動を乱すようなことが続いたのが原因なのは重々承知なのですが、でも隔離したような席に「はい、そうですか」・・などと座ることは無いですよね。そこで反省した態度をとれるようならそもそもいろんなことに反抗してないわけですから。
そんな頃先生から電話があり長男の午後の荒れた行動を報告したいとのことでした。
私は長男に代わってなぜそんな行動に出たのかを切々と話しました。涙はもちろん出まくり・・。
隣が空いているのでそっちに移動すれば・・と言おうと思っていたとのことですがだったら最初からその席はおかしいでしょ・・ってことで、うちの子が原因を作ったのはわかっていてもモンスターな親だと思われても、私がかばってやらなくては彼は行き場をなくしてしまう・・学校に居場所がなくなってしまい、結果不登校に近づいてしまう・・・。
そう多分不登校は大問題の先にあるのではなくてこんな些細なことの先にあるのだとその時私は思っていました。
そして不登校の生徒が一つのクラスに2人もいることもそう思わせているのだと思います。(学校全部では何人になるのか?)
涙を駄々漏れさせながら必死に話す私のそばに長男はぴったりとくっついて聞いていました。涙と鼻水をふくティッシュを持ってきてくれたりして、ちょっと優しかったです。
途中ほぼ号泣している私に次男は今日の自分のしたことを抱きついて謝ってきました。末娘は電話で手一杯の私の代わりにお皿を洗ってくれていました。
そんなこんなで更に涙は駄々漏れです。
最後に明日行くか行かないかは本人に決めさせますと言って電話は終わりました。
「で明日は俺は行くの?行かないの?」と聞いてくる長男。
「席のことはY君(長男と仲良し)の隣も(不登校の生徒さんで)空いているのでそこに移動していいってことだったけど(って最初からそういうつもりだとかいってたけど)どうするの?自分で決めなさい」
「ただ明日行かないとこれから学校に行きにくくなるし、中学2年の合唱祭は2度とないよ。あの時出れば良かったって言っても二度とないんだよ。よく考えてね」
暫くして明日行くよ・・と長男が言いました。
…ということで今日の合唱祭は無事に長男の歌声も聞けた・・というわけです。
毎回毎回イベントごとの度に何かあって本当に大変ですが、長男がちょっと困ったチャンになってからの方が親子で真剣に話す事が多くなったような気がします。
小学生の時には漠然としていて親に言えなかったようなことや問題が話し合わないと避けて通れなくなったし、冷めていた私とは違う目線で物を見ているということもよくわかりました。
また学校という器の限界もいろんなほかの生徒さんの話も聞いたりして感じるようになりました。(私ははみ出す気のなかった子供だったので自分の時はあまり感じていなかったのです)
・・・とはいえ泣きすぎて昨日は本当に疲れました。
ここを抜けた時にきっと大人になるんだなぁ・・と思うことも有るようになりました。
もう少し頑張っていこうか・・なぁ~。