次男自画像だそう・・・。彼が描いた絵はけっこう好きです。
次男H君は二人目の余裕からか、娘が産まれるまで私に溺愛されて育ちました。今でも夫から見ると甘いんだそうです。
そんな彼はお勉強はあまり好きでない、元気な昭和の小学生のような男の子です。慎重で繊細な長男と対照的な少年ですが、ある意味繊細な部分もあります。
そんな彼が学校で将来の夢を聞かれたそうです。
「~君はねぇ・・弁護士とか言ってた・・」と続ける次男に「Hちゃんはなんて言ったの?」とせかす私。・・・と同時に小学生で弁護士って立派な子なんだなぁ・・・と感心もしてました。
早く次男の夢を聞きたい私にはお構いなしに、そのあと数人の夢を話し続けます。
ケーキ屋さんだの花屋さんだの女の子ってさ~みたいな事もはさみながらいい加減じれてきた頃、やっと次男がなんと言ったかにたどり着きました。
「僕はねぇ虫博士って言った」
これは前から言っている将来の夢です。まだ変ってないんだなぁ・・とかそういえば虫博士になりたいって短冊に書いたとき虫の字が間違ってたよなぁ・・なんて回想にふけっていた私に次男は続けます。
「世界中を旅をして新種の虫を見つけて名前をつけます・・・って言ったよ」
それを聞いた私はなんだかすっかりうれしくなってしまって、さっきの弁護士と言った少年をほんの少し羨ましい・・と思った気持ちは吹っ飛んでしまいました。
彼はフィールドワークに強くて根気良く虫を探したりするのが本当に上手いんです。
更に彼は「歴史に名前を残したいじゃんね」というのです。
歴史に名前かぁ・・・私が小学生の頃、有名になりたいなんて思ったことはあっても歴史とは思いもしませんでした。
君は勉強しない頭でそんなステキなことを考えていたのか・・と思いながら、私は「頑張れば出来るよ」と答えました。
彼が夢をかなえる為にはいくつもの現実の壁がありますが、まだ無限大の可能性が待っている子供に親として何をしたらいいんだろう・・と親も悩みます。
とはいえ、子供らしい夢を持っている次男が誇らしくもありました。
でも次男H。もう少し勉強を頑張ってくれると心配が減るんですがねぇ・・・・。