バービーな翠嵐生活

主婦目線の雑多な日記。趣味、コレクション、子育て、仕事など気軽に綴ります。

さようなら、S先生、M先生

2011-03-23 20:43:06 | 生活

懐かしい写真です。

 

子供たちも春休みに入り、ちょっと一息つけました。新学期のクラス替えはどうなのかしら?なんて思っていたとき、連絡網で担任の先生の転勤を聞きました。

次男は知っていたようで、長男のM先生も転勤が決まったようなことを言っていました。

どちらも長くいてくださった先生なのであと一年いてくれたらいいなぁ・・と願うような気持でしたが、やはり今回移動されると聞くと、子供よりも私のほうがショックを受けているかもしれません。

S先生は前にも書いた熱血先生で、毎日一枚では済まない学校のお便りで、子供たち一人ひとりのことを本当に細かく教えてくれました。

学年全体でチームを作って子供たちが調べたことを発表したり、同じくクラスの枠をこえて五年生全体でリーグ戦をやったバスケット大会、いろんな技がさく裂する、リズム縄跳び、ご褒美のパーティーなど先生は子供たちを盛り上げ、引き上げ、時には叱り、全力で頑張っていらっしゃいました。

次男もいっぱい叱られたり、褒められたりと先生が大好きで毎日学校が楽しそうでした。

本当に彼はいろんな自信をつけることができた一年だったと思います。次男がこの幸運に気が付くのはもっと大人になってからでしょうが・・・。

先生がどんなにクラスの子供たちを見てくれていたのかはクラス中所狭しと貼られた子供たちの写真の笑顔をみればわかります。

次はどこの学校の生徒たちを幸せにしてくれるのでしょうか。

M先生は長男の先生で、家庭でも4人の男の子のお父さんです。

実直で誠実な人がらは子供の心にもしっかりと伝わったようで、長男はどんなに怒られても(もちろん怒られることをしているんですが)先生のことを尊敬しているのがわかりました。

卒業式に子供たちに先生がおっしゃった言葉は「人と同じ努力は努力といわない」です。

黒板にはクラス全員の名前と、その下に長所と直すところがぎっしりときれいな字で書いてありました。(もちろん親たちはみんな写メしてました)

 

長男が毎日渡してくる音読ノートの一言コメントにも努力という言葉はよく見うけられました。

「音楽会当日うまく演奏することができてうれしかったです」・・と長男がコメントを書くと先生は「あなたは今までの練習でどのくらい必死に練習しましたか?その必死に練習し努力を重ねた分が今日の喜びになるのです」

子供よりも私が「なるほど・・・」と思いながら読みました。”よかったですね””がんばりましたね”と書くのは簡単ですが、この厳しい言葉の中に先生の大きな気持があります。

たいして頑張らなかったことに大きな喜びはありません。必死に頑張った結果に満足感や達成感はついてくるのです。
あと20年早く私がこの言葉に感動できる人間になっていたら人生違ったかもしれません。

重いとか、ダサいとか若いころなら言っていたような気もします。こんな大人にならないように長男にはちゃんと先生の言葉を伝えていきたいと思います。

子供よりも私のほうが両先生から学ぶことが多かった一年でした。

どちらの先生も一生懸命に子供と接し、親である私たちの目を覚まさせてくれたように思います。

数年後、先生が喜んでくれる立派な青年に育ってほしいものです。

 

離任式には子供達は花束とお手紙を渡すようです。

きっと私以外の親たちもいっぱい先生にお礼を言いたいと思いますが、そこは子供たちに場所をあけなくてはなりませんね。

 

この素敵な先生たちがほかの学校のお子さんにも幸せな時間を与えてくれることでしょう。

先生、本当にありがとうございました。

 



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