トリミング後のサムちゃん。夏も終わりだけど、サマーカットですっきり。
以下の文章は実話とおとぎ話が混在しております・・・。
さて我が家の王子はなんだか不良に憧れて優等生を毛嫌いしだしました。
別に優等生になれなんて言ったこともないけど、母としてはチョイ悪くらいでスポーツ少年ってのに憧れていました。
王子二人は足は速いし運動神経も(母に似ず)いいので結構部活でもいい線行ってたんですが、兄は俗にいう「不良」になりつつあり、だんだんと部活から足が遠のいていくようです。
やっぱり部活でもなんでも一生けん命やらないものにはそれに付随する喜びはついてこないわけで、既にスポーツはかったるいとかいう始末。
他にとりえも無いのにどうすんじゃって心配したり、歯がゆかったり、ひとりやきもきする私。
物語ではよくグータラで遊びほうけてる王子が王様から何かを探して持って帰ってこいとか、それがないと動物になってしまうとかって言われてしぶしぶ旅に出たりしますね。
ちょうど今このあたりなのかしらねぇ。
更に今日はサクサク学校にいったなぁと思ったら学校から「まだ来てません」の電話が。
探しに行くと近所の公園で先輩二人と遊具の中で談笑中ではありませんか・・・!!
追い立てるように学校に向かわせ、何とか登校しましたが、本人的にはちょっと遅刻していくつもりだったそうであまり罪悪感がありません。
仕事は手につかないし一日気分は悪いし、ここ半年で今までの何年かぶん一気に泣いたような気がします。
確かに勉強だけが人生じゃないし、不登校でも立派な大人になってる人もいます。今カリカリしてることが10年たったら笑い話なんてこともいっぱいあるでしょう。
でも人生は不透明で1年先いや半年先のこともわからないんですよね。
わざわざ警察に御厄介になるようなことや、学校という集団生活の場を困らせるようなことは今後の人生にプラスになるとは言い難いです。
そこを大した覚悟もなしにふらふらと踏み出そうとする子供を、少しだけ人生を余分に生きてる親としてはそっちじゃないんだよって手を引いてあげたいと願ってしまいます。
タイトル的には王子様の旅を助けてくれるアイテムや精霊や旅の友みたいな役割ですよね。
そうして旅の終わりには一回りも二回りも成長した立派な王として帰還するわけです。リアルだと成長しないで年齢だけ成人になってしまうことも多々あり・・。
王子、人生の旅は厳しくて険しくて、親のマントを脱いだら焼け焦げちゃうって、わかってないから何とかなるなんて軽く思ってしまうんだよね・・・。
今日夕方帰宅した長男と一時間ほど話しましたが、最初は何をいっても「メンドクサイ」しか言いません。
やっと後半になり少し前向きな発言が出ましたがそれもいつまで続くやら・・・って心配が残ります。
せっかくの青春時代を少しでも楽しいものにしてほしいし、その後の人生を少しでも有意義に送れるようになってほしい・・・そんな母の願いはどこまで彼の胸に届いたのでしょうか。
王子の旅は始まったばかりですが、終わりになるまで母のお助けアイテムはまだまだ必要になりそうです。
でも警察には通用しないので本当に気を付けてほしいです・・。