映画モリの居る場所を観てきました
朝9時40分からの一番上映です
夫婦で2200円の割引料金で 笑
熊谷守一は岐阜県中津川市付知で生まれています
彼の年譜です
http://www.morikazu-museum-tsukechi.jp/biography/
我が家も今は社会人になってしまった子供達が幼稚園の頃
付知に有った熊谷守一記念館に行きました。現在は熊谷守一つけち(付知)記念館として作品が残されています。
たっぷり筆に含ませた絵の具一筆で迫力ある丸を描き真ん中に点を1つ
当時幼稚園であった息子が発した言葉
僕にだって描けるよ 子供の世界にはそれだけにしか映らなかったようです。
映画の冒頭に伸餅の上に柄の抜けた包丁が置いてある
作品を見に来ていた年老いた客人の独りが、これは何歳の子供が描いた絵ですか??
また、
映画の中でも建設会社の職員が自分の息子が書いた1枚の作品を守一に見せる面
が有りました。
息子の絵はうまいのか天才なのか・・。
守一は「下手も絵の内」
こんなところにも彼の絵に対する人生観を垣間見た気がします
自宅敷地からずっと外に出たことが無い彼の日課は、庭に住む虫などに自分も目線を同じにして眺める事
庭の中を行列で忙しく走り抜ける蟻は最初にどちらの足を出して進むのか
「左の2番目の足からだそうです」が心無にして眺め暮らす彼の生活がリアルに描き出されていました。