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’07伊・仏建築紀行 -パリ編その2-

2007年01月23日 23時44分47秒 | 建築
 今回の欧州紀行において、一番楽しみにしていたル・コルビュジエの建築探訪は、このパリにおけるコルビュジエ最後の作品「ブラジル学生会館」から始まった。場所は国際大学都市の中である。当初はブラジル人建築家ルシオ・コスタの仕事であったものが、今ではコルビュジエの作品と言われている。共同作業のはずなのだが。

 敷地を歩いて行くと、先にスイス学生会館が見えてきたのだが、自分のグループはまずブラジル学生会館の方を見学した。外観はバルコニー部分のブラジルカラーが華やかで印象的である。スイス館と違い、見学用の部屋は無い。しかし、コルビュジエがデザインしたであろう、様々なディテールを見ることが出来、満足出来た。因みにエレベーターはシンドラー社製であった。(今回の旅では何度もシンドラー社のエレベーターに乗った。)

 学生に戻り、こんな学生会館からキャンパスに通うのも楽しいかもしれない。建物自体は古いのだが。

「ブラジル学生会館」
設計者:ル・コルビュジエ、ルシオ・コスタ 竣工:1959年 パリ市内


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4 コメント

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ブラジルカラー? (penkou)
2007-01-24 18:45:36
ブラジルカラーですか。赤と黄色とブルーですか?
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ブラジルカラーは (xwing)
2007-01-25 00:55:21
黄色と緑色です。確かに、他の色も使われてはいるのですが。
DOCOMOMO JAPAN2006への推薦建築に北海道厚生年金会館を!と考えていたのですが、どうも1971年から使用されているらしく、肝心の竣工年が微妙でして・・・急いで調べます。遅くなり申し訳ありません。
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シンドラー?! (わこ)
2007-01-25 23:03:42
シンドラーのエレベータ具合は大丈夫でしたか?
ご無事でいらしてよかったと思います。
パリのホテル内のエレベータも確か降りるとき
がちゃんと1回ジャンプして止まってしまうような
感じでしたが、ひょっとするとそうなのかも?!
はじめてコルビュジェ晩年建築を拝見いたしましたが
法政大学みたいな校舎ですね。
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法政大学! (xwingことmoro)
2007-01-25 23:31:39
おっと、私、法政大学の方がノーチェックでした。
シンドラー社のエレベーターはあちこちに在りました。多分シェアが大きいのでしょうね。シンドラーのリフト・・・
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