時間が空けば本屋さんに寄っては積読本を増やしておりますが、
先日も仕事の合間?に寄ってみたら買わなきゃならないのが有って...
と言うことで、11月の一冊目はコレ。
新装版「殺戮にいたる病」
実はコレ、ずーっと前に読んでたんだけど内容も殆ど忘れていて、
何だか良く分からなかった印象しかなく、
今なら理解出来るかもってことで買ってみました。
永遠の愛をつかみたいと男は願った――東京の繁華街で次々と猟奇的殺人を重ねる
サイコ・キラーが出現した。犯人の名前は、蒲生稔!くり返される凌辱の果ての惨殺。
冒頭から身も凍るラストシーンまで恐るべき殺人者の行動と魂の軌跡をたどり、
とらえようのない時代の悪夢と闇を鮮烈無比に抉る衝撃のホラー
(「BOOK」データベースより)
あらすじはこんな感じの猟奇殺人ものなんですが、
物語は猟奇殺人犯である「蒲生稔」が逮捕されるエピローグから始まります。
そして蒲生稔の家族「蒲生雅子」、犯人を追う被害者の知人の「樋口」という
三人の視点で物語が進行していきます。
既にこのエピローグが作者の仕掛けた罠になっている訳なんですが、
後は読んでのお楽しみと言うことで...
さすが叙述トリックの傑作です。
ちなみに、毎日ニュースで報道されてるあの事件とオーバーラップしました。
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