◇交流戦 巨人10-1楽天(2012年6月16日 Kスタ宮城)
巨人の坂本が交流戦初制覇の祝砲を放った。2回1死一塁から左越え6号2ラン。リードを7点に広げ、試合を決定づけた。
「捉えた感触はよかったのですが、風があったのでどうかなと。優勝できてよかったです」
状況に応じ、つなぎにも徹する3番だ。初回1死一塁、フルカウントからランエンドヒット。二塁へ入ろうとした遊撃手の動きの逆をつき三遊間を抜ける左前打で、一、三塁と好機を広げた。この日もマルチ安打をマークし、交流戦の打率・319、17打点はともにチームトップだ。「監督が優勝を目指そうと言っていた通り勝てたのはよかった」。打線の核として交流戦優勝に貢献しただけに満足感はあった。
好調の要因は、調子の波の幅の少なさだ。「いつもは夏だったり、ガクッと落ちる時がある。今年はそうしたくない」。例年よりもウエートトレーニングに時間をかけるなど、先を見据えた調整が生きている。「自分の中でもしっかりできていた。リーグ戦がまた始まるのでしっかり頑張りたい」。チームを引っ張った交流戦が終わっても、坂本は打ち続ける。
※ 引用しました。