ユーロ2012グループA最終節が16日に行われ、チェコとギリシャが決勝トーナメント進出を果たした。
2試合を終えて、4チームすべてに決勝トーナメント進出の可能性が残る大混戦となったグループAは最終節も最後までもつれる結果となる。引き分け以上、あるいは敗れた場合でも決勝トーナメント進出の可能性を残す首位のロシアは、勝利が絶対条件のギリシャと対戦。序盤からロシアが圧倒的に主導権を握る展開となるが、なかなか得点を奪うことができない。すると前半ロスタイム、ロシアのクリアミスを拾ったギョルゴス・カラグニスがゴール。ワンチャンスをものにしたギリシャが1-0で前半を折り返す。
一方、ともに勝利で自力での決勝トーナメント進出が決まるチェコ対ポーランドの一戦は、ホームの大声援を受けるポーランドが優位に試合を進めるが、0-0で前半終了。この時点では、勝ち点4でロシア、チェコ、ギリシャが並び、得失点差で上回るロシアとギリシャが決勝トーナメント進出へ優位な状況となった。
このままではグループリーグ敗退が決定してしまうチェコとポーランド。後半から攻勢に出たのはチェコだった。そして迎えた72分、カウンターから最後はペトル・イラチェクがゴール。待望の先制点を奪い、決勝トーナメント進出へ大きく前進する。逆転したいポーランドだったが、結局ゴールネットを揺らすことができず試合終了。チェコが1-0で勝利し、ポーランドはグループリーグ敗退が決定した。
ギリシャ対ロシアは、後半もロシアが主導権を握るが、ギリシャの1点リードは変わらず。ロシアは20本以上のシュートを放つものの、最後までゴールを奪うことができない。結局このまま試合終了となり、1-0でギリシャが大会初勝利をマークした。
この結果、勝ち点6のチェコが首位で決勝トーナメント進出。ギリシャとロシアが勝ち点4で並んだが、直接対決でギリシャが勝利したため、ギリシャが2位でグループリーグ突破を決めている。
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