WONDER CAFE

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不思議な言語トリック・ミステリー

2016年11月19日 | 

  ちょっと古い本ですが好きなミステリーを紹介します。
  筒井康隆さんの「ロートレック荘事件」(1990年・新潮社)。

  長編ミステリーというのは苦手でほとんど手を出さないジャンルですが、
  筒井さんの作品ということで初めて読んだ長編ミステリーです(^_^;;

  ロートレックの絵画やポスターが飾られた洋館(ロートレック荘)で起きた
  殺人事件の真相とは・・・・?
  読んでみると実に筒井さんらしい作品でした。
  カバーに「前人未到の言語トリック」とあるように、他の作品では
  考えられないような「文章のマジック」で読む者を惑わせます。

  面白いと思われるミステリーはドラマや映画などですぐに映像化しますが、
  言語あるいは文章でトリックを作っているこの作品では映像化は不可能。
  なるほど、そう来たか・・・。
  と改めて筒井さんの発想力に感心するミステリー作品です。

  挿絵のように何点か掲載されたロートレックの絵画やポスターが
  美術書のようでもあり、一度に二度楽しめる本でもあります・・・(>▽<;;;
  
  
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