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憂生’s/白蛇

あれやこれやと・・・

幸せってのはあとから、勝手についてくるもんだ

2022-09-11 21:01:35 | 憂生日記 その1

これも、古い記事。

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昨日のTVニュースを見ながら、
おふくろがぽそりと呟いた。

「あっちの偉いさん?は簡単に離婚しよる・・」
なんじゃ?
ニュースはイギリスのチャールズ皇太子のことだったが、

彼女との仲がトラぶっているという部分で連想が働き
ダイアナはもとより、
あちらこちらの偉いさんの離婚劇を思い浮かべたらしい。

まあ、こちとら、丁度、お登勢を書き終えたところだったので
多少、引っかかる所はある。

「こっちの偉いさん/天皇を言う/は、過去、歴史を手繰ってみても、離婚なぞしては居るまい/多分・・・」
「そうだと思う。向こうの偉いさんは個人主義というか・・・簡単に考えているというか・・・」

何気ないお袋の言葉であったが
まさに・・・その通りとしか言いようが無い。

日本。特に天皇・・。
民を思い、日々平穏に暮らす民の姿に胸をなでおろす。
万葉集にあったっけ?
ふもとを眺めてみれば、白い煙が各家々から
湧き上がってきている。
とか、いう意味の歌。
日々、無事に過ごせて、今日もいつものように
竈から食事の仕度をする煙が立ちあがる。
ソレを見て、良かったという。

たいした御心としか言いようが無いのであるが、
かくのごとく、人を思う天皇の血?は
己の存在を持ってして
己一人のものとは思わない遺伝子を形成し
人々の心の支え。
あるべき姿としての・・お手本・倫理そのものに成り代わってきている。

天皇として生きるは
恐らく、無私であるにちがいないと、想像する。

人としてあるべき姿。
だけでなく、人民の心のよりどころという
値をもつと、
あちらの偉いサマのように
簡単に離婚など出来ない。

「いやになった」
などと、心のよりどころたる天皇が
さっさと離婚してしまう?
嫌になったら、辛かったら、はい、止め!!なんて?
そんな簡単な気持ちで結婚したのか?

そんな曖昧な覚悟や生き方の人間に人民が心を
ゆだねられるだろうか?
ああ、ああいう風に生きねばならないと
心の支えにするだろうか?

逆を言えば、天皇として生きるも
天皇家に嫁し越すも
凛とした生き方を実践して行くしかないという事になる。

と、なると、
結婚ひとつとて、
一生添い遂げると考えて
よほどに覚悟に覚悟を決める。

簡単に離婚するのは、
簡単に結婚するからだといいたくなるのであるが
もっと、大きなあちらの偉いさんとの違いは
『人を思う気持ち』
と、いう事であろう。
人をおもえばこそ、自分がどうあるべきか。
これを統制しきっているのが
わが国の天皇の意識であろう。

あちらの偉いさんは
『自分を大切にする』が先で
ー人を思うーがその存在の土台になっているとは
思えない。

コンナ事をぶつぶつと考えたのも、
お登勢の中、徳治の台詞が憂生をもう一度
うがっているせいだろう。

長くなったので
最期に徳治の台詞を添付して終ります。

「情けは人のためならず・・っていうだろ?
人に情けをかけておけば、
いずれ、それが、自分に返ってくるってな。
人を思う気持ちが深ければ、深いほど、
深い情けが返ってくる・・。
自分の幸せはその情けが帰って来た姿だ。
自分の幸せの大きさは、自分の思いの深さだと思うんだ。
深く暖かい思いを持てば持つほど
幸せも大きく暖かいものになる。
俺は・・・先に幸せってものを手に入れたいって思ってたけど、
自分さえ情け深い人間になれれば
幸せってのはあとから、勝手についてくるもんだ。』


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