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憂生’s/白蛇

あれやこれやと・・・

アーネスト・ヘミングウェイの若かりし頃の恋を映像にした、「ラブ&ウオー」を見た。

2022-09-07 19:26:20 | 憂生日記 その1

場面がよく変わる作品だったけど転換のタイミングが良い。

何よりもカメラワークがよく、監督の計算付くに舌を巻かされ、目にも映像 は秀逸だった。

珍しく最後まで観てしまったついでに監督の名前を探した。・・・アッテンボロー。

彼のほかの作品に何があるかは知らないが、名前はよくきく。

大御所であるのも知っている。に、してもきれいなカメラワーク。

上手な場面転換と恋の心理を駆け引きに映像美は盛り上がる。

こんなことを思わされていたときふと監督の名前を見損ねた一作の映画を思い出した。

やけに、アッテンボローの技術に重なる。

それもひょっとして彼の作品だったのだろうか?

地中海の小島でバカンスを楽しむ何人かの男女。
1人だけちょいとふけた男が居るんだけど、この男が彼女と恋に落ちる。

ところが、彼女はじぶんが余命いくばくも無い事にきがつく。

それでも、結婚しようと決めた二人に仲間たちは結婚式をプレゼントする。

真っ白いブーケを被る花嫁が島の小道を歩き教会を目差す。

風がベールをなびかせ薄いベールの向こうに小道ですれ違う子供たちの羨望の瞳がすけてうつる。

青い海と空に映えベールは風に舞い上がり、友人が彼女を先導してゆく。

ギリシャ神話の風景が頭の中で重なるかの映像はスローモーションで彼女の歩を捉え、

其の美しいトリミングに目が離せなかった。

残念な事に誰の何と云う作品か判らない。

でも、ひょっとしてアッテンボロー?ストーリー自体は特に強い押しもない。

でも、映像が作り出す光景がこんなにも作品を輝かせるのかと驚かされる巧みさがある。

憂生の

でさえ、こんな監督の手にかかったらどんなにか美しい光景が描き出され、

男女の細やかな心理も映像で表現され、ストーリーだけではとうてい輝ききれないものまで付加するんだろうなあ。



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