研究生活の覚書

研究していて、論文にするには届かないながらも放置するには惜しい話を書いていきます。

次世代の育成と教員の関係

2021-06-20 15:16:24 | Weblog
いわゆる「一流大学」の場合、教員が発した気まぐれな一言でも学生が勝手に栄養に変えてしまうので、当然、弟子が育つ。
だから、名の通った大学(優秀な意味で)で弟子が育たなかった場合は、端的に指導教員の責任。

逆に、名の通った大学(優秀な意味で)で弟子が育った場合は、基本的にはその大学院生の優秀さ。

ただ、名の通った大学(優秀な意味で)に、優れた教員が赴任した場合、これはえげつないことになる。
独禁法を適用した方が良いくらいに、そこからのみ人材が供給されることになる。

あと、しみじみ思ったのが教員採用人事について。
東京や京阪神の旧帝大の場合、まあ実際に皆さん優秀で僕などとはリーグが違うんだけど、
もちろん、人間のやることだから、「失敗」もある。

でも東京や京阪神の場合、仮に失敗人事でも体力・人材が凄いからいくらでおリカバリーできる。
地方旧帝大の場合、人事で失敗したら、もうリカバリーができなくなる。