山笑う コナラとクヌギの花
春の山の草木が一斉に芽吹きはじめた。例年より1週間以上早い。
周辺の雑木林のコナラ、銀色の新芽から新しい葉を出したとおもったら、さっそく雄花をさかせています。
クヌギもコナラの葉に比べて大きい葉をひろげると、コナラよりおおきな雄花をたらしています。
コナラやクヌギは秋のドングリの時は注目される木々ですが、春はスルーされることが多いようです。
コナラの雄花は黄緑色をして垂れ下がって咲いています。雌花は、茶色っぽい色をしています。
コナラは伐採すると容易に萌芽するので、かつては薪炭材や水田の緑肥として重要な樹種でした。里山でも貴重な木でしたが、利用されずにどんどん大きくなっています。現在はシイタケ栽培のほだ木として利用される程度になっています。
クヌギも同じような状況です。
台場クヌギ
川西市の黒川は、炭の原材料を得るため、クヌギの根元から1〜2mの所で幹を伐採して、そこから発生する芽を新しい幹として成⻑させて台場クヌギとよばれる特殊な仕⽴て⽅で有名です。「猪名川上流域の⾥⼭(台場クヌギ林)」は、平成25年度に林業遺産に認定されています。
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