野生生物を調査研究する会活動記録

特定非営利活動法人 野生生物を調査研究する会の会員による活動記録です。

サザンカとメジロ

2018-12-12 | フィールドガイド--野鳥--
サザンカとメジロ
サザンカとたきびは「たきび」の童謡でも有名
たきびなど都会ではみることもなく死語となっている。
童謡「たきび」 は日本の児童文学者で歌人の巽 聖歌による。
サザンカは2番の
「さざんか さざんか 咲いた道
 たき火だ たき火だ おちばたき
 あたろうか あたろうよ
 しもやけ お手々が もうかゆい」とある。
この歌、中野区上高田の落ち葉炊きの風景を歌ったもので、昭和16年ごろのたきびの風景をきりとったもの。
小氷期といわれる次期、温暖化といわれるこのごろとは比較できないほど寒いなかで、おちばを処分するたき火にあたたりたい子どもの気持ちがよくわかる。
戦時下ではたきびは禁止、歌も放送されることもなかったとか。
しかし、昭和24年にラジオで流され、小学校の音楽の教科書にのるまでに、
でも、消防署からクレームがつくなど試練が続くが平成18年に文化庁が選定した「親子で歌いつごう日本の歌百選」の一つに選ばれている。
この歌に出てくるサザンカは受粉が、主に鳥によって行われる「鳥媒花」。
花の構造が小鳥にもとまりやすい構造になっている。その花粉を運ぶ鳥だが メジロ、ヒヨドリなどがあげられる。
サザンカが咲き始める12月、ヒヨドリとともにメジロが集まってくる。

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