両生類の仲間
多くのものが「水の中と陸の上J両方の環境で生活をすることから、この 仲間の動物を両生類といいます。
里山保全活動の場所の山の縁では田や畑が広がっています。
この時期、アカハライモリとカスミサンショウウオが卵をうみにやってきます。
里山さでの作業中に見つけました。山からの清水が山すそに流れ込み、小さな水路を作っている場所です。
まず、水の中にアカハライモリを見つけました。その見つけたすこし上流に大きな卵かいが4から5こ見つけました。
また、水の流れがほとんどない場所にはセトウチサンショウウオの卵塊がありました。
山の中にある小さな水たまりで見つけたことはあったのですが、里山の縁で見つけたのは今年がはじめてです。
アカハライモリ(有尾目イモリ科)
アカハライモリは繁殖期(卵を産む時期)になると水の中にいます。ふだんは陸上で生活をし、卵や子どもは 水中で生活をします。両方の環境がないと生きていけません。
下右はイモリの腹部の方の写真です。上がメス、下がオスです。イモリのオスは、肛門の部分が丸くふくらんだようになっている、しっぽが幅広く、短いなどで区別することができます。
国RD:準絶滅危惧;兵庫:要注目種
セトウチサンショウウオ(有尾目サンショウウオ科)
これまでカスミサンショウウオと呼ばれていたものが2019年に9種類にわけられ、加古川流域に生息するものはセトウチサンショウウオとされました。 本州(和歌山県•大阪府•兵雎県•岡山県)、四国(香川県•徳島県)に分布 します。
水山周辺の森林や竹林に生息し、普段は落葉•倒木•石などの下にひそみ、ミミズ、節足動物、軟体動物などを食べています。2月〜5月に、生息地付近の浅い池や水田の周りの溝などに産卵します。卵からかえった幼生は水中で生活し、初夏に成体になって陸に上がります。
国RD :絶滅危惧Ⅱ類 ;兵庫県RD : Bランク
(生きている加古川より引用)
つぎに、兵庫県の分布図を示しておきす。里山保全の活動場所の三田市はどちらもいることになっていますが、この時期同じ場所で見られるのは、素晴らしいことです。
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