キマダラセセリ 2018-06-30 | フィールドガイド-昆虫編-- キマダラセセリ(セセリチョウ科) 蛾と間違われやすいチョウの仲間 セセリチョウ科です。 翅の裏面の地色は黄褐色で、暗褐色の斑紋があります。 食草はススキ・ササ類などのイネ科 成虫の出現時期 6-7月,8-9月 この撮影は6月30日 武庫川 中流部
コガネムシ 2018-06-28 | フィールドガイド-昆虫編-- コガネムシMimela splendens) 甲虫目コガネムシ科の昆虫。 コガネムシの成虫は、サクラ、クヌギなどの葉を食べます。 栗やブドウ、果樹などの樹液を吸ったり、バラの花や芽を食べるところがこまりものです。 よく似た甲虫にカナブンやハナムグリがいますが、見分け方を書きました。 見分け方 コガネムシ:頭部と羽の付け根の形が楕円形 カナブン :頭部と羽の付け根の形が二等辺三角形 ハナムグリ:頭部と羽の付け根の形が二等辺三角形で、羽に白い点状の模様がある コガネムシは農家にとっては害虫扱いです。 カナブンは樹液を吸い、ハナムグリはその名の通り花粉を食べる。 食べ物が違うので、樹木の場所で見ればカナブンだろう 花の中に頭をつっこんでいるならハナムグリかなと予想は立つはずです。 コガネムシの話題 1.コガネムシは金持ちだ の歌のコガネムシはほんとは○○だった 2.コガネムシの色(円偏光の話) など 結構 話題の多い虫なので 調べてみるのも面白い
マメコガネ 2018-06-28 | フィールドガイド-昆虫編-- マメコガネPopillia japonica Newman japonicaとついていることから日本原産のコガネムシです いま、これがアメリカにわたって困りものになっているとか。 日本でも農業者にとっては様々な植物を食害する困りものです。 名前の由来はマメ科の植物を好んで摂食するコガネムシなのでマメコガネ、成虫は体長10~13mmの小型のコガネムシだからと思っていました 近寄ると足をぴんとあげ、威嚇しているのでしょうか。 写真は川原で見つけたものです。 やなぎ(ネコヤナギ)の葉を丸坊主にしていました。 マメコガネの英名は「Japanese Beetle (日本のコガネムシ)」 マメコガネはアメリカでは果樹などの非常に重要な害虫となっており、駆除するため研究が進んでいます。 日本からアメリカに侵入したのは1910年から1920年頃のようで、果樹などの樹木や植え込みなどの害虫として 被害をもたらしています。 駆除の方法はフェロモントラップを使います。 ジョージアとサウスカロライナで5月中旬から6月上旬に ノースカロライナ州とテネシー州で6月上旬〜6月中旬 ケンタッキー州、デラウェア州、ワシントンDC、バージニア州、ウェストバージニア州では、6月中旬から7月上旬にかけて、 イリノイ州、インディアナ州、オハイオ州、ペンシルバニア州、ニュージャージー州の7月初めから7月中旬 ニューヨーク、コネチカット、ニューハンプシャー、ロードアイランド、バーモント州、メイン州で7月中旬 に現れるのでトラップを仕掛けて取り除くそうです。 農薬を使わないのは農薬に強い昆虫だからでしょうか、アメリカ人も農薬はできるだけ使いたくないのかもしれません。