野生生物を調査研究する会活動記録

特定非営利活動法人 野生生物を調査研究する会の会員による活動記録です。

アゲハチョウのなかまの卵

2023-07-13 | フィールドガイド-昆虫編--

アゲハチョウのなかまの卵

 

アゲハチョウは普通4月の上旬から見かけることができますが、卵は4月の中旬から下旬ぐらいからミカンやサンショウの新芽に1個ずつ産み付けられます。

ミカンかサンショウの木を植えておくと、必ずアゲハチョウが卵を産みにやってきます。 

 

チョウは飛びながら植物の色や形、においをたよりに植物に近づき、幼虫が食べることのできる植物がどうかを見分けます。

調べ方は飛びながら前脚で葉をさわります。前脚で味をみるのです。その植物が幼虫の食べ物になることがわかってはじめて卵を産みます。

 

アゲハチョウの仲間の卵は、ほとんどの種類がまん丸い球形です。

ジャコウアゲハだけはタマネギのような形の赤い卵を産みます。

写真①はユズに産まれたアゲハの卵、②はウマノスズクサに産まれたジャコウアゲハの卵、③はニンジンに産まれたキアゲハの卵です。

種類によってはミカン以外にも産卵します。

 

終令幼虫は葉をたくさん食べ、食草の枝や、付近の建物などに糸を吐いて、その糸で体を支えて蛹になります。 

幼虫の体は、蛹の間にチョウの形につくり変えられ、2週間ぐらいでチョウになります。また、アゲハの仲間は蛹で冬越しをします。

(「改訂版生きている猪名川」より 抜粋)


ミイデラゴミムシとケラ

2023-07-12 | フィールドガイド-昆虫編--

ミイデラゴミムシとケラ

 

梅雨の合間に里地の畑でジャガイモ掘り。

掘り取った地面にはいまわっているのがゴミ虫。へっぴりむしだ。

 

正式にはミイデラゴミムシといい、田んぼや畑などでよく見られる甲虫だ。

別名「ヘッピリムシ(放屁虫)」とか「ヘコキムシ」ともいわれる。

ヘコキムシの名の通り、刺激を受けると大きな音とともに、臭いガスを発射する。

 

ヘコキムシのガスはオナラのように肛門からでるのと違って、腹にある専用の穴からでる。

 

というのも、ガスの素は、ヒドロキシンと過酸化水素。別々の貯蔵袋にためており、刺激を受けると反応室におくられ、刺激臭のあるベンゾキノンができる。 爆発音とともに100℃もの高温で発射されるしくになっている。

ベンゾキノンは工業的には皮膚炎や眼の障害の原因になることがあるので,取り扱いには注意が必要な物質になっているのであるが、昆虫が自分の体の中で作り出すのは驚きだ。

 

「ミイデラ」の和名「三井寺」、大津にあるお寺の字があてられているが、名前の由来はよくわからないと「生きている武庫川」には説明していた。

 

語源が書いてあるホームページがあった。

 

公益社団法人農林水産・食品産業技術振興協会のホームページJATAFF(Japan Association for Techno-innovation in Agriculture, Forestry and Fisheries)によると

滋賀県立琵琶湖博物館の八尋克郎氏が三井寺にあった『放屁合戦』という絵巻物を紹介している。

「放屁の模様を合戦風に巧みに見立てた、 軽妙・洒脱・風流な絵なり。とくに古来より悪魔退散魔除けとして知られる」

そして、「八尋氏との話で、「ミイデラ」の名前の由来はおそらくこの絵巻だろう」と述べている。

(参考文献:八尋克郎(2004)ミイデラゴミムシの語源、地表性甲虫談話会会報、第1号)

三井寺で行われた放屁合戦のはなしからヘコキムシの名前がミイデラゴミムシになったという次第。

一番納得できる話かもしれません。

 

ミイデラゴミムシの幼虫はケラの卵塊を食べて成長する。ケラがいるところにはミイデラゴミムシがいることになる。

このジャガイモ畑は土を掘り起こすとケラをみつけることができるのはそのせいだったのだ。

ケラは「♪ぼくらはみんな 生きている」(手のひらを太陽に)の歌にでてくる昆虫だ。

ケラは雑食性で、地面にもぐるのが得意で、ミミズや小昆虫、雑草の根などを食べている。

「手のひらを太陽に」に出てくるので、名前は有名は昆虫だが、多くの人が見たことが少ないので、昆虫館などで飼育して展示されている。


キリギリスいろいろ

2023-07-10 | フィールドガイド-昆虫編--

キリギリスいろいろ

 

小学校2年の音楽の教科書に「虫の声」の歌を学習する。

この歌は1912(明治45)年の唱歌集「尋常小学唱歌」第三学年用に掲載された文部省唱歌です。

いまも教科書に載っているですが「こおろぎ」のところが明治は「きりぎりす」でした。

 

「あれ、松虫が鳴いている〜♪

ちんちろ ちんちろ ちんちろりん

あれ鈴虫も 鳴き出した

りんりんりんりん りいんりん

秋の夜長を 鳴き通す

ああおもしろい 虫のこえ

 

きりきりきりきり こおろぎや(きりぎりす)

がちゃがちゃ がちゃがちゃ くつわ虫

あとから馬おい おいついて

ちょんちょんちょんちょん すいっちょん

秋の夜長を 鳴き通す

 

ああおもしろい 虫のこえ」

 

実はこの歌の2番の歌詞がキリギリスからコオロギに変更になったのです。

明治の教科書には「きりきりきりきり きりぎりす」となっていたのが、昭和のはじめころに

キリギリスからコオロギになったようです。

 

キリギリスは「きりきり」とは鳴きません。さらに、キリギリスは夏の虫のため、秋の虫としてはコオロギのほうが適切ということで、途中から変更されたのですが、

 

コオロギの古名は「キリギリス」だったんですね。

 

しかし、今の子どもたちはこの歌に出てくる秋の鳴く虫をどれだけ見たことがある、聞いたことがあるか気になるところです。

 

10月18日から七十二候は「蟋蟀在戸(きりぎりすとにあり)」。キリギリスが戸口で鳴く時期とされています。

このキリギリス、コオロギのことです。

また、百人一首に

「きりぎりす 鳴くや霜夜(しもよ)の さむしろに

衣(ころも)かたしき ひとりかも寝む」

<意味>霜夜ですので、霜がおりるころなのでさむいのにキリギリスではなく、これはコオロギ。

コオロギが鳴いている、こんな霜の降る寒い夜に、むしろの上に衣の片袖を自分で敷いて、独り(さびしく)寝るのだろうか。

 

今のキリギリス、昔は「ギース・チョン」という鳴き声が機織りの音に似ているところから、「機織り虫」「機織り女(め)」と呼ばれていたそうです。

 

いまはこのキリギリス「ニシキリギリス」と「ヒガシキリギリス」に分類されることになった。

日本に分布しているのは 4 種とされている(日本直翅類学会,2006)。

ハネナガキリギリス (北海道)

ヒガシキリギリス(本州(青森県以南~岡山),淡路島)

ニシキリギリス(本州(西部),九州(北部))

オキナワキリギリス(沖縄諸島,宮古列島)

 

ニシキリギリスとヒガシキリギリスの形態のちがい(日本直翅類学会,2006 より)

ニシキリギリス

体長(翅端まで)♂ 29 ~ 37mm,♀ 30 ~ 39.5mm 体色は通常黄緑色で前翅上部が明褐色.まれにやや黄褐色味を帯びる.前翅側面には黒斑をもたないか,あっても 1 列程度.前翅は通常,腹端より長く,側面の幅はほぼ平行.腹部腹側は黄色味を帯びる.♂の生殖下板先端はV字型に窪む.♀の生殖下板先端の窪みはないか,あってもわずか.

ヒガシキリギリス

体長(翅端まで)♂ 25.5 ~ 36mm,♀ 24.5 ~ 37mm 緑色型と褐色型がある.翅長や翅形には変異が多いが,前翅側面に通常黒斑がある.翅長はニシキリギリスより短く,腹端と同じくらいかやや短い.前翅は側面中央部の幅がやや広く,先は尖る.まれに長翅型があらわれるが,発音器が大きいことでニシキリギリスと識別できる.腹部背側には 2 本の細い淡色帯と,その外側に黒条があり,中央は茶褐色.黒条には変異があり,濃いものは腹節ごとに逆三角型になる.腹部腹側の色は,腹部側面と同じ色で,黄色味を帯びない.発音器は,オキナワキリギリス,ニシキリギリスより丸みを帯びやや大きい.♂の生殖下板先端の窪みは浅く,中央部だけ深く切れ込む傾向がある.♀の生殖下板先端はやや窪む

兵庫県はどうもその境目になるようだ。


ハンミョウ釣りって?

2023-07-06 | フィールドガイド-昆虫編--

ハンミョウ

大阪府池田市にある五月山

中腹の登山道にハンミョウの幼虫がよく見られる場所があります。

地面に小さな丸い穴がいくつも開いています。

幼虫のいる穴です。

ハンミョウ釣りで幼虫を観察することに。

「ハンミョウ釣り」とは、巣穴に小枝や草を挿しこむと、中にいる幼虫がそれがえさでないので外に押し出そうと差し込まれたものをくわえたところを勢いよく引っぱって幼虫をつる、子どものころにやった遊びです。

今回は、輪ゴムでハンミョウの幼虫をつり出すことできるということでやってみました。

なんと本当に釣れました!!穴に輪ゴムを差し込み、幼虫が引く動くを見せるとさっと吊り上げると・・・出てきました。

でも結構タイミングが難しくつれたのはこの一匹だけ、後で穴に返してやりました。

 

釣れたのはナミハンミョウの幼虫

幼虫は1年から2年、長いときは4年もの期間を土中で過ごします。

肉食で、巣穴の入口で獲物を待っています。

幼虫の腹部の背中側には前方を向いたトゲがあります。

穴の中でしっかり餌をとらえるためについています。

成虫は夏をさかりに、河原や山道で、足もとを飛び立っている様子に出会えます。

数メートル先に降り立ち、近づくとまたこれを繰り返すので「ミチオシエ(道教え)」と呼ばれます。

 


ただいま北上中 タイワンウチワヤンマ

2023-06-28 | フィールドガイド-昆虫編--

ただいま北上中 タイワンウチワヤンマ 

 

環境省が「いきものみっけ2017」の調査で、【カテゴリー2】で「北上するいきもの(もともとの分布域から北に分布を広げているいきもの)」として、 クマゼミとツマグロヒョウモンを対象種にして実施しました。

実はこれ以外でも、北上する生き物のひとつにタイワンウチワヤンマがいます。

 

タイワンウチワヤンマは、ネパール、インド、ミヤンマー、ラオス、ベトナムなどの東南アジア地域から、中国東部,台湾から日本にいたる地域に分布しています。

日本では詳しくみると、1930年代までは、九州南部(南西諸島を含む)と四国南部でしか確認されていない種でした。

画像は「生きている加古川」の本から、兵庫県加古川流域でみつけたタイワンウチワヤンマです。

阪神間でも見つかっています。2000年ごろには加古川流域から阪神間にかけて見られるようになってきたようです。

2020年代以降は東京都や神奈川県でも発見されるようになりました。日本での北限があがっていることがわかります。

 

成虫は4月から11月に見られます。成虫になるまでのヤゴの期間は1年から2年で水の中ですごします。温暖化の影響で冬期の気温上昇が、ヤゴの越冬を北の方でも生きていけるようになったと考えられます。

 

日本には、このタイワンウチワヤンマとよく似た、ウチワヤンマがいます。

お尻の先のウチワの形で見分けることができます。


ニイニイゼミの初鳴き

2023-06-24 | フィールドガイド-昆虫編--

ニイニイゼミの声を聴いた

6/23日 兵庫県宝塚市を流れる逆瀬川沿いを通ったときニイニイゼミの声を聴いた。

2日前に通った時には聞かなかったはず。初鳴きということになる。

 

セミの初鳴き,鳴きおさめの日― みんなで調べよう 2015 ―近藤 伸一 1(きべりはむし,38 (2): 6-16)

の報告から

 

この報告は2013年から2015年までのこどもとむしの会,兵庫昆虫同好会,兵庫県森林インストラクター会,昆虫愛好家の皆様方から 12 種のセミについて初鳴き,鳴きおさめ,鳴き声の確認情報をまとめたものである。

 

ニイニイゼミのところを見ると

2015年ニイニイゼミ・初確認 6/15 福島県,6/19 阪神,6/23 但馬・播磨,6/26 西播磨,6/29 丹波

と記録があるので、今日聞いた鳴き声は格別早いものではないことがわかった。

 

感覚的に 阪神間ではニイニイゼミが鳴きはじめるとこの声を消すようにクマゼミが鳴き始め、おなじころにヒグラシ、少し遅れてアブラゼミとおもっていたが、

兵庫県内ではハルゼミ→エゾハルゼミ→ニイニイゼミ→ヒグラシ→クマゼミ→アブラゼミ→ミンミンゼミ→ツクツクボウシ→エゾゼミ→チッチゼミとなるようだ。

 

セミの抜け殻で一番特徴的なのがニイニイゼミ、泥だらけでまるまるとした形はほかのセミの抜け殻とすぐに区別がつきます。

北海道から沖縄本島まで全国でみられます。(佐賀県だけがない)

鳴き方は「チー…ジー…」「チッチッチッ…」。湿った環境が好きなので、木の幹の真ん中あたりでよくないている。胴体も前翅も木の皮のようなまだら模様。枯れた枝に産卵する。

 

ニイニイゼミが鳴きはじめるといよいよ梅雨も最後、本格的な夏がはじまる。


クロイトトンボ

2023-06-20 | フィールドガイド-昆虫編--

クロイトトンボ(イトトンボ科)

 

ため池で5月よりよく見られる小さなトンボ、イトトンボです。主に水生植物が多い開けた池や沼、川の止水域などで見られます。

オスはしっぽの先が2節青くなっているのが特徴です。

 

10 月くらいまで見られます。

雄は水面に浮かぶ葉の上などに止まって縄張りをつくります。

産卵は多くの場合、オスとメスが連結したまま、池の水面に出た水草などに静止して行います。

ときには、完全に水中にもぐって潜水産卵するようすもみられます。すごい勢いんで水の中に連結して潜っていく姿はおどろきです。

 

クロイトトンボのヤゴは、尾鰓の先寄りに3個の連続する褐色斑があるのが特徴です。

産卵を水面付近の植物組織内に行うので、ヤゴも水生の植物の水中部分にしがみついた状態で見つけることができます。

幼虫は通年見つけることができるヤゴです。


初夏のアカトンボ?! ショウジョウトンボ(トンボ科)

2023-06-19 | フィールドガイド-昆虫編--

ショウジョウトンボ(トンボ科)

5月6月の初夏を感じるのがこの赤とんぼ。真っ赤なトンボです。ため池や学校のプールなどにも飛んできます。

 

オスは成熟すると全身が真っ赤になります。メスや、未成熟のオスはオレンジ色をしています。

赤トンボなのですが、秋に見かけるアカトンボ(アキアカネなどアカネ属の総称)とは別物です。

 

トンボは全体に縄張り意識が強く、パトロール飛行をおこないます。雄同士が縄張りを巡って追いかけ合う様子も観察できます。尾を高く上げて止まってるすがたをみますが、威嚇の様子です。

 

 

「猩々(しょうじょう)トンボ」の名の由来は、成熟したオスの真っ赤な体色を真っ赤な能装束を飾っ

た架空の動物、「猩々(しょうじょう)」に見立ててついたものです。

 

ショウジョウトンボのヤゴは全体的にするっとしたヤゴです。春から秋にかけてよくみられ、毛が多いのがシオカラトンボのヤゴですがショウジョウトンボのヤゴは毛がありません。側面のトゲが短くて小さく、背中にトゲもありません。

 


奈良公園の宝石 ルリセンチコガネ(オオセンチコガネ)

2023-06-14 | フィールドガイド-昆虫編--

オオセンチコガネ (センチコガネ科)

 

 この時期、里山では、オオセンチコガネをよく見かけます。

「生きている大和川」の調査の際、奈良公園でシカの取材とともにおこなったのが、オオセンチコガネです。

奈良公園のオオセンチコガネは「ルリセンチコガネ」とよばれ、瑠璃色をしています。

奈良県若草山にて

 

瑠璃色をしてるのは、紀伊半島に分布するオオセンチコガネです。ほかに北海道と屋久島の一部でも瑠璃色をしています。

私たちの活動する里山では、オオセンチコガネは緑色をしています。近畿の中央部は緑色をしています。

そのほかの地域では赤色から緑かかった色をしています。

 オオセンチコガネは動物のふんなどをえさにする「ふん虫」フンコロガシです。

ファーブルに出てくるフンコロガシは逆立ちをして後ろ足で糞玉を転がす姿を紹介していますが、日本の種類は前足でふんをちぎって運びます。ですので、正確には糞を転がしませんので「ふん虫」とよぶのが正確なところです。

 

分布は、北海道から九州まで広く分布しています。(海外では東シベリア、朝鮮半島にいます)

ちなみに「センチ」の名前の意味ですが「cm」ではなく「せっちん、トイレの古語」をさし、がなまったけっかセンチになったもの

奈良公園がシカの糞でうまらないのは、このきれいなルリセンチコガネのおかげです。

英語ではオオセンチコガネのことを「a jewel in a dunghill(糞の山の中に宝石)」といいますが、奈良公園のオオセンチコガネをみるとまさにそのとおりですね。


ウラギンシジミ

2018-12-16 | フィールドガイド-昆虫編--
冬になると昆虫はどう過ごしているのでしょうか
成虫ですごす昆虫は冷たい空気に身をさらして冬越し昆虫もいますし
土や木、 落ち葉などの中に入ったり、成虫の姿ではなく卵や幼虫、さなぎであったりする昆虫もいます。
ウラギンシジミは成虫で冬を過ごすチョウです。
山の葉がなくなった冬でも小春日和の天気の日に出会うことがあります。

「ウラギンシジミ」
花の蜜よりは動物の糞や果汁などが好きな、シジミチョウの仲間のなかま。
はねの裏側は見事な銀白色をしている。
羽の濃いオレンジ色が目立つのは、オスのウラギンシジミです。メスは、羽の色のほとんどがうすい黒または白っぽいこげ茶色。
幼虫はクズやフジの花を食べるので、冬は成虫ですごし、クズやフジが芽吹くころに卵を産みます。
冬枯れのなかで銀色はめだつ色。
鳥などの外敵に見つかってたべられてしまうかと思われますが、
ウラギンシジミが冬を越す場所はキヅタやトウネズミモチのような常緑の植物の葉の裏。
まわりの葉が光を反射するなかにまぎれて目立たないように銀白色をしているのです。
 
冬越えをする昆虫たちにとっても乾燥も大敵。
ウラギンシジミの場合、葉裏についた水滴で乾燥を防いでいる。